
「返すお金がない」と言われ続けているのに、相手は新宿の高級マンションに住んでいる――。貸したお金や未払い金の回収を考えている方にとって、債務者の説明と実際の生活水準に大きな差があるように見えれば、「本当に資産がないのか」「財産を隠しているのではないか」と疑問を感じることがあります。
さらに、SNSには高級レストランでの食事、高額なブランド品、高級車、旅行などの写真が並んでいる。それにもかかわらず、返済を求めると「収入がない」「財産はない」「生活するだけで精一杯」と説明されるケースもあります。
ただし、高級マンションに住んでいる、高級車に乗っている、SNSで派手な生活をしているという事情だけで、その人物が多額の資産を所有していると断定することはできません。マンションが賃貸である可能性、車が本人所有ではない可能性、会社名義・家族名義で利用している可能性なども考えられるためです。
債権回収や訴訟、強制執行などを検討している場合に重要なのは、「裕福そうだから財産があるはず」という推測ではなく、相手の勤務実態、事業実態、生活拠点、公開情報との整合性など、合法的に確認できる事実を整理することです。
この記事では、ファミリー調査事務所 新宿支店が、債務者の資産調査や生活実態確認を検討している方に向けて、調査で確認できること・できないこと、隠し財産を疑う前に確認したいポイント、調査の流れ、弁護士へ相談する際の情報整理について解説します。
この記事の内容
このような状況ではありませんか?
- お金を貸した相手が「返済するお金がない」と言っている
- 債務者が新宿の高級マンションで生活している
- 返済しないのにSNSでは高額な飲食や旅行を繰り返している
- 高級車に乗っているが本人名義なのか分からない
- 勤務先や事業内容について説明が曖昧になった
- 以前は会社経営をしていたが現在の収入源が分からない
- 財産を家族や会社など別名義にしているのではないかと疑っている
- 弁護士へ債権回収を相談する前に相手の現在の実態を整理したい
債務者の生活実態・資産調査|相談内容の概要
| 相談内容 | 返済を求めても「お金がない」と主張する債務者が、新宿の高級マンションで生活している |
|---|---|
| 主な疑問 | 説明と生活実態に違いがないか、現在どのような仕事・事業・生活をしているのか |
| 主な手がかり | 氏名、住所、勤務先情報、会社名、SNS、車両情報、過去の取引資料、連絡履歴など |
| 確認目的 | 債務者の生活拠点、勤務・事業実態、公開情報との整合性などを必要な範囲で確認 |
| 注意点 | 銀行口座残高など非公開情報を不正取得する調査は行わない |
| 調査エリア | 新宿区を中心に、居住地・勤務先・事業所・生活圏など必要な範囲 |
新宿の高級マンションで生活しているのに「財産はない」と言われた
金銭トラブルでは、返済期限を過ぎても支払いがなく、債務者へ連絡すると「会社がうまくいっていない」「仕事を辞めた」「貯金は全部なくなった」などと説明されることがあります。
本当に経済的に困窮している場合もあります。しかし、債権者が知っている生活状況と説明が一致しない場合には疑問が残ります。
たとえば、新宿区内の高級マンションへの出入りが続いている、高級車を日常的に利用している、SNSでは頻繁に飲食店や旅行先の写真を投稿している、仕事をしていないと言いながら平日は特定のオフィスへ出入りしている、といった状況です。
ここで注意したいのは、「高級な生活をしているように見えること」と「本人名義の差押え可能な財産が存在すること」は同じではないという点です。
そのため生活実態調査では、相手を「財産隠しをしている人物」と最初から決めつけるのではなく、本人の説明と実際に確認できる生活・勤務・事業状況にどのような違いがあるのかを整理します。

探偵の資産調査で銀行口座の残高を自由に確認できるわけではありません。
銀行口座の残高、証券口座の詳細、クレジットカード情報、税務情報などの非公開情報を不正な手段で取得することはできません。「銀行口座を全部調べる」「預金残高を秘密裏に確認する」などの調査を当然に行えるものではありません。調査では、正当な目的を確認したうえで、合法的に確認できる生活実態・勤務実態・事業実態・公開情報などを整理します。
債務者の隠し財産・資産を疑う6つのパターン
「お金がない」という説明との違いを確認したいケース
返済能力がないと説明している一方、新宿の高額なマンションを生活拠点としているケースです。ただし、所有物件とは限らないため、居住している事実と所有関係を混同しないことが重要です。
高額な車両を継続的に利用しているケースです。本人所有、法人所有、家族所有、リースなど複数の可能性があるため、車に乗っているという事実だけで本人資産とは断定できません。
仕事をしていないと説明しているのに、平日の決まった時間帯に特定の会社や事業所へ継続して出入りしている場合です。勤務実態を考える材料にはなりますが、出入りだけで雇用関係や収入額までは断定できません。
高級レストラン、ブランド品、旅行などの投稿が続いているケースです。SNSは手がかりになりますが、過去写真や第三者負担の可能性もあるため、投稿だけで資産額を判断しません。
本人が「収入はない」と話していても、会社経営や事業活動を続けている可能性があるケースです。法人情報だけでなく、実際に営業・活動しているかを確認することが判断材料になります。
以前は仕事や資産について話していたにもかかわらず、返済請求後に「何も持っていない」「会社も辞めた」と説明が変わったケースです。過去の発言と現在確認できる事実を時系列で整理します。
実際に行う調査・対応|債務者の生活実態と資産につながる情報を整理
債務者に関する調査では、目的が重要です。「相手の財産を全部知りたい」という漠然とした依頼ではなく、貸金返還や未払い金など正当な債権関係があり、今後の法的対応を検討するためにどの情報が必要なのかを確認します。
- 1.金銭トラブルと調査目的を確認
借用書、契約書、振込記録、返済約束のメッセージ、請求履歴などを確認し、調査目的を整理します。嫌がらせや私的制裁を目的とした調査は行いません。 - 2.債務者について分かっている情報を整理
氏名、住所、電話番号、勤務先、会社名、SNS、写真、使用車両、過去の事業情報など、相談者が適法に把握している情報を整理します。 - 3.公開情報と本人の説明を照合
公開されている法人情報やWeb情報などを確認し、本人から聞いている勤務・事業状況との整合性を整理します。公開情報だけでは分からない営業実態について確認が必要になる場合もあります。 - 4.必要に応じて生活実態を確認
正当な調査目的と必要性を確認したうえで、生活拠点、勤務先候補、事業所などについて必要な範囲で状況確認を行います。高級マンションへの出入りや特定事業所への継続的な出入りなど、確認できた事実を記録します。 - 5.勤務・事業実態につながる情報を確認
「無職」「事業を辞めた」という説明と異なる状況がないか、必要な範囲で確認します。ただし、特定の場所へ出入りしているだけで給与額や役職まで断定することはありません。 - 6.確認できた事実を報告書に整理
日時、場所、行動、公開情報との整合性などをまとめます。「確認できた事実」「合理的に検討できる事項」「調査では確認できない事項」を分け、弁護士等へ相談しやすい状態に整理します。
債務者の財産を自分で無理に調べないでください。
郵便物を無断で確認する、他人のアカウントへログインする、勤務先へ虚偽の説明をして個人情報を聞き出すなどの方法は避ける必要があります。また、高級マンションの敷地内など管理された私有地へ無断で侵入して確認することも適切ではありません。債権回収を目的とする場合ほど、後の法的手続きを見据えて適法な方法で情報を整理することが重要です。
生活実態・資産調査の結果を債権回収の判断材料にする
債務者の生活実態調査では、「高級マンションに住んでいるから資産家だった」という単純な結論を出すことが目的ではありません。
たとえば調査によって、現在も新宿区内のマンションを生活拠点としていること、一定の曜日・時間帯に特定の事業所へ継続的に出入りしていること、本人が説明していた状況と公開情報に違いがあることなどが確認される場合があります。
こうした情報は、相手の現在の生活や活動状況を整理する材料になります。一方で、マンションへの居住確認だけでは所有者を断定できず、会社への出入りだけでは収入額を確定できません。
また、調査した結果、SNSから想像していたほど生活が派手ではない、使用している高級品が本人の所有物であることを確認できないなど、当初の推測を裏付けられない場合もあります。その場合も、「確認できなかった」という結果を含めて冷静に次の対応を考えることが重要です。
貸金返還請求、判決取得後の強制執行、財産開示など具体的な法的手続きについては、弁護士等の専門家へ相談してください。探偵が債権者に代わって返済交渉や取り立てを行うことはできません。調査の役割は、必要な事実を合法的な範囲で整理し、次の判断につなげることです。
相手の信用面・事業実態について確認したい方へ
債務者が法人代表者や個人事業主で、会社の実態や事業継続状況についても確認したい場合は、信用調査という方法もあります。ファミリー調査事務所 新宿支店では、所在地や営業実態、代表者周辺、説明内容との整合性などを整理し、取引・金銭問題の判断材料を確認しています。
「財産はない」という説明に疑問がある方へ
高級マンション、高級車、SNSの派手な生活だけで、 相手に資産があると決めつけることはできません。 返済されていないお金があり、今後の法的対応を検討している場合は、 まず何を確認する必要があるのかを整理することが重要です。

債務者の生活実態・資産調査の料金
債務者の生活実態・資産調査は、何を確認する必要があるのかによって調査内容が大きく異なります。居住実態の確認だけなのか、勤務先候補や事業実態まで確認するのか、所在確認も必要なのかによって必要な期間・人員も変わります。
ファミリー調査事務所 新宿支店では、金銭トラブルの内容と現在分かっている情報を整理し、必要な調査範囲をご提案します。調査開始前にお見積りをご案内し、内容と費用をご確認いただいたうえで調査を開始します。
| 調査・対応内容 | 料金 |
|---|---|
| 債務者に関する既存情報の整理 | 案件内容によりお見積り |
| 居住・生活実態の確認 | 案件内容によりお見積り |
| 勤務実態につながる状況確認 | 案件内容によりお見積り |
| 事業・営業実態に関する確認 | 案件内容によりお見積り |
| 必要に応じた行動確認 | 案件内容によりお見積り |
| 調査報告書の作成 | 案件内容によりお見積り |
すでに住所や勤務先候補が分かっている場合と、相手が転居・転職して現在の所在から確認する必要がある場合では調査内容が異なります。「資産を全部調べたい」という形ではなく、今後の債権回収や専門家相談に何が必要なのかを明確にすることで、必要以上に調査範囲を広げないようにします。
担当調査員からのコメント
債務者の生活実態・資産調査についてよくある質問
A. 正当な債権関係など調査目的を確認し、法律の範囲内で可能な内容であればご相談いただけます。ただし、金融機関の非公開情報を不正に取得するような調査は行いません。
A. それだけでは判断できません。賃貸、家族名義、法人契約などさまざまな可能性があります。居住している事実と本人が所有する資産は分けて考える必要があります。
A. 探偵が銀行の非公開情報へ自由にアクセスすることはできません。預金残高などを不正な方法で取得する調査は行いません。法的な財産調査については弁護士等へご相談ください。
A. 不動産に関しては公開制度や法的手続きを通じて確認できる情報がありますが、何をどの方法で確認すべきかは目的によって異なります。まず債権関係と必要な情報を整理します。
A. できません。本人名義、会社名義、家族名義、リースなどの可能性があります。使用していることと所有していることを混同しないことが重要です。
A. 状況や調査目的によって、勤務実態につながる行動を確認できる可能性があります。ただし、会社への出入りだけで雇用関係や給与額まで断定することはできません。
A. 法人の所在地、営業状況、公開情報、代表者周辺などについて、目的に応じて信用調査を検討できます。Webサイトや登記情報だけでは分からない実態確認が必要になる場合があります。
A. 居住地や勤務先が分かっている場合と、所在確認から必要な場合では異なります。調査目的、情報量、確認範囲を整理したうえで期間をご案内します。
A. 生活実態、勤務実態、事業実態、所在確認など必要な調査範囲によって異なるため、案件内容によりお見積りとなります。調査開始前に内容と費用をご案内します。
A. はい。氏名、電話番号、過去の住所、勤務先、会社名、SNSなど、現在お持ちの情報から整理します。情報不足の場合は、どこまで調査可能かも含めてご説明します。
A. 調査では対象者に不用意に気づかれないよう慎重に進めます。ただし、調査環境や対象者の警戒状況によって難易度は異なります。ご相談内容についても秘密保持に配慮します。
A. いいえ。生活実態や勤務・事業状況が確認できても、債権回収を保証するものではありません。請求、訴訟、強制執行などについては弁護士等へ相談し、調査結果を判断材料の一つとして活用してください。
「お金がない」の一言だけで諦める前に
新宿の高級マンションで生活している、高級車を利用している、 仕事をしていないと言いながら特定の会社へ出入りしている―― このような状況でも、見た目だけで「隠し財産がある」と断定することはできません。 債権回収に必要な情報は何なのかを整理し、必要な場合だけ生活実態・信用面の調査を検討します。




新宿支店
金銭トラブルのご相談では、「お金がないと言われたが、とてもそうは見えない」という話を伺うことがあります。特に高級マンションや高級車などが目に入ると、財産を隠しているのではないかと考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、見た目の生活水準と本人が所有する資産は分けて考える必要があります。調査では、最初から「隠し財産がある」という結論を作るのではなく、居住状況、勤務実態、事業実態など、合法的に確認できる事実を積み重ねていきます。
また、債権回収を目的とする場合は、調査だけで解決する問題ではありません。すでに借用書や判決などをお持ちの場合は、先に弁護士へ相談した方が適切なケースもあります。調査が本当に必要なのかを含めて、現在の状況をお聞かせください。