
大学進学をきっかけに東京へ上京した息子。毎月仕送りを続け、「大学にはちゃんと行っている」と聞いていたのに、実際には授業へほとんど出ていないらしい。離れて暮らす大学生の息子について、このような事実を知れば、親として「昼間はどこで何をしているのか」「大学を辞めてしまったのではないか」と心配になることがあります。
18歳、19歳、20歳前後の大学生は成人している場合が多く、親元を離れて一人暮らしを始めることで生活の自由度も大きくなります。履修状況や授業への出席について、家族へ逐一報告しなくなること自体は珍しいことではありません。
一方で、大学へ行っていると話していたのに実際には長期間授業へ出ていない、昼夜逆転している、アルバイトや交友関係について話さなくなった、仕送りを増やしてほしいと言うようになったなど、複数の変化が重なっている場合は、現在の生活実態を確認したいと考えるご家族もいます。
ただし、授業へ出ていないという事実だけで、大学を退学した、遊び歩いている、危険な交友関係に関わっているなどと断定することはできません。履修方法の変化、アルバイト、体調、友人関係、学業上の悩みなど、背景にはさまざまな事情が考えられます。
この記事では、上京した大学生の息子が授業へ出ていないことを知ったご家族に向けて、本人を問い詰める前に確認したいこと、日中の生活実態や行動を確認する素行調査の考え方、調査後の対応についてファミリー調査事務所 新宿支店が解説します。
この記事の内容
上京した息子にこのような変化はありませんか?
- 大学へ行っていると言っていたのに授業へ出ていないことが分かった
- 大学の話をすると曖昧な返事をするようになった
- 単位や履修状況について家族へ話さなくなった
- 昼間に電話しても連絡が取れないことが増えた
- 以前より生活が昼夜逆転しているように感じる
- 仕送りとは別に頻繁にお金を求めるようになった
- アルバイト先や仕事内容について説明しなくなった
- 新しい友人や交際相手についてほとんど話さない
- 長期休暇になっても実家へ帰らなくなった
上京した大学生の息子が授業に出ていない|相談内容の概要
| 相談者 | 地方に住む50代の両親 |
|---|---|
| 対象者 | 東京都内で一人暮らしをする20歳前後の大学生の息子 |
| 相談のきっかけ | 大学へ通っていると聞いていたが、実際には授業への出席が大幅に減っていることを知った |
| 家族が心配すること | 平日の日中の行動、現在の生活状況、アルバイト、交友関係、大学へ行かなくなった背景 |
| 手元にある情報 | 息子の写真、東京の居住先、大学、本人から聞いている時間割、アルバイト、LINEなど |
| 調査目的 | 退学や問題行動と決めつけず、平日の日中をどのように過ごしているのか客観的に確認する |
| 想定地域 | 新宿区および大学・住居・アルバイト先など本人の生活圏 |
大学へ行っているはずの息子が授業に出ていないと分かった背景
以下は、成人した子どもの生活について寄せられる相談内容をもとに、個人が特定されないよう一般化したケースです。
相談者の息子は大学進学をきっかけに地方の実家を離れ、東京都内で一人暮らしを始めました。入学当初は大学生活について両親へ話し、授業やサークル、アルバイトについてもLINEで報告していたといいます。
両親は家賃や学費を負担し、毎月一定額の仕送りをしていました。息子からは「授業は忙しいけれど大丈夫」「単位も取れている」と聞いていたため、離れていても大学生活を送っているものと考えていました。
ところが、次第に大学の話をしなくなり、昼間に電話をしても出ない日が増えました。夜遅くになってから「大学だった」「バイトで忙しかった」と短い返信が来る程度になりました。
その後、家族が把握できる範囲の情報から、息子が授業へ十分に出席していない可能性が分かりました。本人へ確認すると「ちゃんと行っている」「心配しなくていい」と答えましたが、具体的な授業や大学生活については話を避けました。
両親は、大学を辞めているのではないか、アルバイトばかりしているのではないか、夜遊びで昼夜逆転しているのではないかなど、さまざまな可能性を考えるようになりました。
しかし、家族が確認できていた事実は「授業への出席状況に疑問がある」「大学について詳しく話さなくなった」という点でした。そこで、原因を決めつけるのではなく、まず平日の日中にどのような生活をしているのかを確認したいという相談につながりました。

大学へ直接押しかけたり、友人へ手当たり次第に連絡したりする前に状況を整理してください。
成人した大学生には本人のプライバシーがあります。親が学費を負担している場合でも、本人の生活すべてを無制限に確認してよいわけではありません。また、大学から保護者へ提供できる情報にも範囲があります。まず家族が正当に把握している情報と本人から聞いている説明を整理し、「大学へ行っていない理由を暴く」のではなく「現在どのような生活をしているのか確認したい」など目的を明確にすることが重要です。
大学生の息子が授業へ行かなくなる背景として考えられる6つのパターン
「授業に出ていない=遊んでいる」とは限りません
単位を落とした、進級が難しくなった、授業についていけないなど、学業上の問題を家族へ言い出せず、大学の話そのものを避けている可能性があります。
上京後に始めたアルバイトの勤務時間が増え、授業より仕事を優先するようになっているケースです。勤務先で新しい人間関係ができ、生活の中心が大学から仕事へ移ることも考えられます。
深夜まで友人と過ごす、夜間のアルバイトをする、ゲームやインターネットを長時間利用するなどの理由で朝起きられず、授業へ行かなくなっている場合があります。
大学以外で知り合った友人や交際相手との時間が増え、日中も特定の場所で過ごしているケースです。ただし、誰かと頻繁に会っているだけで、その人物が欠席の原因とは断定できません。
本人の中では進路変更を考えていても、学費を負担している両親へ言い出せず、「大学へ行っている」と説明し続ける場合があります。正式な在籍状況は本人や大学への適切な確認が必要です。
金銭問題、人間関係、仕事上のトラブルなどによって大学生活が崩れている可能性もあります。ただし、欠席だけから問題の内容を推測して断定することは避ける必要があります。
大学生の息子が日中何をしているのか確認する素行調査・対応
今回のような相談では、息子の生活を一日中監視するのではなく、大学へ行っていると説明している平日の日中に、実際にはどのような行動をしているのかを必要な範囲で確認します。
- 1.家族が把握している情報を整理
顔写真、東京都内の住居、大学、本人から聞いている授業時間、アルバイト、普段の移動手段、最近の連絡内容などを整理します。 - 2.確認できた事実と家族の推測を分ける
「授業への出席が少ない可能性がある」は確認材料ですが、「退学している」「遊び歩いている」はまだ推測です。調査前に両者を分けます。 - 3.確認する曜日と時間帯を設定
本人が「大学へ行く」と家族へ説明している曜日など、確認する意味のある日時へ調査を絞ります。必要以上に長期間の行動確認を行うことを前提にはしません。 - 4.住居から外出後の行動を確認
調査条件に応じて、公共の場所から確認可能な移動経路、立ち寄り先、滞在時間などを記録します。大学へ向かうのか、別の場所へ移動するのかを客観的に確認します。 - 5.日中の主な滞在先と接触状況を整理
アルバイト先と思われる場所へ向かう、特定の友人と合流する、長時間同じ場所で過ごすなど、実際に確認できた行動を記録します。一度の行動だけで生活全体を判断しません。 - 6.必要に応じて別日の行動と比較
一日だけでは判断できない場合は、必要性を確認したうえで別日の行動も確認します。曜日によって大学へ行く日と行かない日があるなど、生活パターンを整理できる場合があります。 - 7.報告書をもとに本人との話し方を検討
確認できた日時、場所、行動を整理して報告します。その結果をもとに、大学のことを責めるのではなく、本人が現在どのような進路や生活を考えているのか話し合う方法を検討します。
調査結果|授業を休んでいる理由を決めつけず日中の生活を確認
想定ケースでは、本人が「大学へ行く」と説明していた平日に住居を出たものの、そのまま大学へ向かわない日が確認されました。
日中は新宿方面へ移動し、飲食店へ立ち寄った後、特定のアルバイト先と思われる場所へ入り、一定時間を過ごす行動が確認されました。別日に確認した際も大学とは異なる場所で過ごしており、家族が聞いていた大学中心の生活とは違いがあることが分かりました。
一方で、調査した範囲では、両親が心配していた犯罪行為や危険な人物との接触を示す具体的な事実は確認されませんでした。
また、行動調査だけで大学を正式に退学しているか、取得単位がどの程度なのか、本人が今後大学を続ける意思があるのかまで断定することはできません。その部分については、本人との話し合いや適切な方法で大学側へ確認する必要があります。
両親には、「大学へ行っていなかった」という結果だけではなく、確認した日の日中をどこでどのように過ごしていたのかを時系列で報告しました。
その結果、いきなり「大学を辞めたのか」「なぜ嘘をついた」と追及するのではなく、「大学へ行けていない事情があるなら一度話してほしい」「進路を変えたいのであれば、それも含めて考えよう」と伝えることになりました。
成人した大学生の素行調査は、親が本人の行動を管理するためではありません。離れて暮らしているため状況が見えず、推測ばかりが膨らんでいるときに、確認できる事実を整理して家族が次の判断をするための一つの方法です。
連絡自体が取れなくなっている場合はこちら
今回の記事は、息子と連絡は取れているものの、大学へ行っているという説明と実際の生活に違いがある可能性を確認するケースです。電話やLINEにも反応せず、現在の安否や生活状況そのものが分からない場合は、素行調査ではなく安否確認・所在調査として考える必要があります。
上京した息子の生活が見えず心配なご家族へ
「大学へ行っていると思っていた」「仕送りを続けているのに授業へ出ていないらしい」「昼間に何をしているのか分からない」という状況でも、最初から退学や問題行動と決めつける必要はありません。
現在分かっている大学、住居、アルバイト、連絡状況などを整理し、何を確認すれば家族が次の判断をできるのかを検討します。

上京した大学生の息子の素行調査にかかる料金
大学生の息子の日中の生活実態を確認する調査料金は、確認する曜日、時間帯、調査日数、住居と大学の位置、移動手段、家族が把握している情報などによって異なります。
たとえば、本人が大学へ行くと説明している曜日や授業時間が分かっていれば、確認する時間帯を絞れる可能性があります。反対に、時間割もアルバイトも分からず、外出する日時が不規則な場合は、調査方法を検討する必要があります。
ファミリー調査事務所 新宿支店では、成人した息子の生活を必要以上に確認するのではなく、ご家族が何を確認したいのかを整理したうえで、調査開始前に内容とお見積りをご案内します。
| 調査・確認内容 | 料金 |
|---|---|
| 大学・住居・生活情報の事前整理 | 案件内容によりお見積り |
| 平日の日中の行動確認 | 案件内容によりお見積り |
| 立ち寄り先・滞在先の確認 | 案件内容によりお見積り |
| 交友関係・接触状況の確認 | 案件内容によりお見積り |
| 複数日の生活パターン確認 | 案件内容によりお見積り |
| 調査報告書の作成・結果説明 | 案件内容によりお見積り |
調査を依頼する前に、本人から聞いている時間割、アルバイト、外出時間、最近の写真、東京での住居などを整理しておくと、確認する日時を絞りやすくなります。情報が少ない場合も、現在分かっている内容から調査の必要性を検討します。
担当調査員からのコメント
上京した大学生の息子の素行調査についてよくある質問
A. ご相談いただけます。ただし成人した本人にはプライバシーがあるため、親子関係だけを理由に生活すべてを確認するのではなく、心配している事情と調査目的を伺って対応可能な範囲を判断します。
A. 調査条件に応じて、本人が住居を出た後に大学方面へ向かうか、別の場所で過ごしているかなど、公共の場所から確認可能な行動を記録できる場合があります。ただし、授業への出席記録など大学内部の非公開情報を無断で取得することはできません。
A. 行動調査だけで正式な在籍・退学状況を断定することはできません。本人や大学への適切な確認が必要です。調査では、家族へ説明している大学生活と実際の日中行動に違いがあるかを確認する方法があります。
A. 調査目的と必要性が適切であれば、特定日の移動、立ち寄り先、滞在状況などを確認できる場合があります。本人の一日を無制限に監視するのではなく、必要な曜日と時間帯を設定します。
A. 継続して同じ場所へ出入りする行動などが確認できる場合があります。ただし、一度店舗へ入っただけで勤務先とは断定せず、複数の行動や事前情報を照合します。
A. 行動確認の過程で、公共の場所で継続的に接触している人物を確認できる場合があります。ただし、一緒にいたという事実だけで友人、恋人、仕事関係者などの関係性を断定することはありません。
A. はい。顔写真、住居、大学、普段の外出時間、アルバイト、本人から聞いている生活など、現在分かっている情報から確認方法を検討します。情報量によって必要な調査時間は変わります。
A. 確認目的によって異なります。特定日の行動だけを確認する場合と、複数日の生活パターンを比較する場合では必要な期間が異なるため、ご相談時に調査範囲を整理します。
A. 調査時間、日数、必要な人員、移動範囲などによって異なるため、案件内容によりお見積りとなります。調査開始前に確認内容と費用をご案内します。
A. ご相談内容や個人情報は慎重に取り扱います。行動確認を行う場合も発覚防止へ配慮しますが、対象者の警戒状況や移動方法によって調査難易度は異なります。
A. 電話やLINEにも反応せず、住居で生活しているかも分からない場合は、日中行動を確認する素行調査より安否確認・所在調査を優先するケースがあります。生命や身体への危険が具体的に疑われる場合は警察への相談を優先してください。
A. 「なぜ嘘をついた」と責めるだけでは、本人が抱えている事情を話しにくくなる場合があります。確認できた事実と推測を分け、大学を続けたいのか、進路を変えたいのか、金銭や人間関係の問題があるのかなどを本人と話し合うことが重要です。
「大学へ行っていない」という事実だけで息子を責める前に
上京した息子と離れて暮らしていると、大学へ行っていないという一つの情報から、退学、夜遊び、金銭問題などさまざまな可能性を考えてしまうことがあります。
ファミリー調査事務所 新宿支店では、大学、住居、アルバイト、本人との連絡状況など、現在分かっている情報を整理し、調査が必要なのか、どの範囲を確認すれば家族の判断につながるのかをご案内します。




新宿支店
上京した大学生のお子様については、離れて暮らしているからこそ、一つの情報をきっかけに不安が大きくなることがあります。「大学へ行っていないらしい」と分かった場合も、最初から退学や遊び、危険な交友関係と結び付けるのではなく、まず現在確認できている事実を整理することが大切です。
調査を行う場合も、成人した息子さんの生活すべてを確認するのではなく、大学へ行くと説明している時間帯の日中行動など、ご家族が判断するために必要な部分へ範囲を絞ります。結果によっては、調査を続けるよりも本人と進路について話し合うことが次の一歩になる場合もあります。