
「裁判を進めたいのに、相手が勤務先を教えない」「以前の会社を辞めたらしく、現在どこで働いているのか分からない」――。金銭トラブルや損害賠償請求などをめぐって相手方と争っているとき、連絡先や勤務先などの情報が古くなり、対応に困るケースがあります。
以前は新宿区内の会社へ勤務していたものの退職している、名刺に記載された会社へ問い合わせても在籍状況が分からない、本人が「無職だ」と説明しているのに平日の朝から毎日外出しているなど、相手から聞いている説明と現在の生活実態が一致しないこともあります。
ただし、裁判をしているという理由だけで、相手の勤務先や私生活を無制限に調べられるわけではありません。裁判・請求・専門家相談などの正当な目的を整理し、必要な範囲で所在や勤務実態につながる情報を確認することが重要です。
また、探偵が勤務先を確認したからといって、その情報だけで裁判上の問題が解決するわけではありません。訴状等の送達、強制執行、給与に関する手続きなど、具体的な法的対応については弁護士等の専門家へ確認する必要があります。
この記事では、ファミリー調査事務所 新宿支店が、裁判相手の勤務先調査を検討している方に向けて、古い勤務先しか分からない場合の情報整理、所在・勤務実態・生活実態の確認方法、調査報告書へ残す内容、調査時の注意点、調査後に取るべき対応まで解説します。
この記事の内容
このような状況ではありませんか?
- 裁判相手が以前の勤務先をすでに退職している
- 現在の勤務先を聞いても答えようとしない
- 「無職」と説明しているが毎朝決まった時間に外出している
- 相手が転居して現在の生活圏も分からない
- 古い名刺や以前の勤務先情報しか残っていない
- SNSには仕事をしている様子があるが勤務先が分からない
- 損害賠償・金銭請求を検討しており相手の現状を整理したい
- 弁護士へ相談するため所在や勤務実態に関する資料を整理したい
裁判相手が勤務先を隠している|所在・勤務実態調査の相談概要
| 相談内容 | 裁判・損害賠償請求などを検討している相手が以前の勤務先を退職し、現在の勤務先や生活実態が分からなくなっている |
|---|---|
| 主な問題 | 勤務先不明、転職先不明、住所変更、連絡先変更、本人の説明と実態の食い違いなど |
| 主な手がかり | 氏名、顔写真、旧住所、以前の勤務先、電話番号、メール、LINE、名刺、SNS、過去の行動情報など |
| 調査目的 | 裁判・請求・専門家相談など正当な目的に必要な範囲で、現在の所在や勤務・生活実態につながる事実を確認する |
| 確認内容 | 現在の生活圏、勤務先につながる行動、出退勤と考えられる行動、関係先への出入りなど |
| 報告方法 | 確認できた日時・場所・移動・滞在状況などを写真と時系列で整理する |
| 調査エリア | 新宿区・東京都内を中心に、旧住所、旧勤務先、現在の生活圏など必要な範囲 |
裁判相手が勤務先を隠している?まず「分かっている情報」と「推測」を分ける
金銭や契約をめぐるトラブルが長期化すると、最初に把握していた相手の情報が古くなることがあります。
たとえば、契約時には新宿区内の企業へ勤務していたものの、その後退職している場合があります。転職先を本人から聞いていなければ、「昔の勤務先は分かるが、現在は分からない」という状態になります。
さらに、本人が「現在は仕事をしていない」「収入がない」と説明していても、SNS上では仕事に関する投稿が続いていたり、平日の朝に決まった時間に外出し夕方以降に帰宅したりするなど、説明と行動が一致しないように見える場合があります。
しかし、毎朝外出しているからといって、その行き先が勤務先とは限りません。特定のビルへ入ったとしても、訪問先、取引先、病院、知人の会社など別の可能性があります。
そのため、「働いているはずだ」「勤務先を意図的に隠しているはずだ」という推測を先に結論にせず、実際にどのような行動が継続して確認できるのかを整理する必要があります。
ファミリー調査事務所 新宿支店の所在確認では、旧住所、過去の勤務先、連絡先、関係先など、古い情報から現在につながる手がかりを整理します。裁判相手の調査でも、まず既存情報を整理し、必要以上に調査範囲を広げないことが重要です。

裁判相手だからといって、勤務先・住所・資産などを無制限に調査できるわけではありません。
調査を行う際は、裁判、債権・損害賠償請求、弁護士相談など調査目的を確認し、その目的に必要な範囲で進めます。嫌がらせ、復讐、つきまといなどを目的とした依頼や、不正アクセス、住居への侵入など違法な方法による情報取得には対応できません。また、勤務先が確認できた場合でも、その情報を法的手続きでどのように利用できるかは探偵が判断するものではありません。具体的な利用方法は弁護士等へご相談ください。
裁判相手の所在・勤務先調査を検討する6つのパターン
勤務先だけでなく現在の生活実態から整理する
名刺や契約書には会社名が残っているものの、確認するとすでに退職しているケースです。旧勤務先は現在の所在を確認するための手がかりの一つとして整理します。
相手本人や共通の関係者から転職したことだけは聞いているものの、新しい勤務先を把握できていないケースです。現在の生活圏や行動情報も含めて確認します。
平日の朝にほぼ同じ時間に外出し、夕方に戻るなど一定の生活パターンが見られるケースです。外出だけで勤務とは判断せず、継続した行動を確認します。
裁判や請求を検討している間に転居し、以前の住所から生活実態がなくなっているケースです。旧住所、連絡先、勤務情報など複数の手がかりを整理します。
仕事関係と思われる投稿はあるものの、会社名や所在地を明らかにしていないケースです。SNS情報だけで勤務先を断定せず、現実の行動との整合性を確認します。
一般企業への出勤ではなく、複数の場所で仕事をしている可能性があるケースです。この場合は「勤務先」という一点ではなく、営業・活動実態や生活パターンを整理する必要があります。
裁判相手の勤務先・所在・生活実態を確認する調査の流れ
裁判相手の勤務先調査では、いきなり相手を追いかけるのではなく、何のために勤務先を確認する必要があるのかを最初に整理します。
勤務先を確認すること自体が目的ではなく、裁判や専門家相談に必要な未確認事項を明確にすることが重要です。
- 1.裁判・請求の状況と調査目的を確認
すでに訴訟が始まっているのか、これから弁護士へ相談する段階なのか、金銭・契約・損害賠償などどのような問題があるのかを整理します。目的が不明確な場合や不当な目的が疑われる場合は、調査をお受けできないことがあります。 - 2.相手について分かっている情報を整理
氏名、顔写真、旧住所、以前の勤務先、電話番号、名刺、LINE、メール、車両、SNSなど、依頼者が適法に把握している情報を確認します。古い情報でも現在につながる手がかりになる場合があります。 - 3.現在の所在・生活圏につながる情報を確認
転居している場合などは、まず現在の生活圏につながる情報を整理します。対象者本人の確認ができない状態で勤務先だけを探そうとすると、同姓同名などによる誤認につながるため慎重な確認が必要です。 - 4.生活パターン・外出行動を確認
必要に応じて、平日の外出時間、移動経路、立ち寄り先などを適法な範囲で確認します。一度の訪問だけで勤務先と判断せず、行動の継続性を確認します。 - 5.勤務・営業実態につながる行動を確認
同じ建物へ複数日にわたって出入りする、一定時間滞在する、営業活動と思われる行動が継続しているなど、確認できた事実を記録します。建物内のどの会社に勤務しているか外部から確認できない場合は、分からない事項として扱います。 - 6.写真・日時・場所を記録
対象者を確認できた日時、移動、訪問先、滞在時間などを写真や行動記録として整理します。「勤務しているに違いない」と推測で記載せず、実際に確認できた内容を中心に記録します。 - 7.調査報告書へまとめる
確認できた事実を時系列で整理し、弁護士などへ現在の状況を説明しやすい形にまとめます。裁判上どのように利用するかについては、報告書を持参して専門家へ相談してください。
勤務先が判明すれば自動的に給与差押えなどができるわけではありません。
裁判の進行状況、債務名義の有無、手続きの種類などによって必要な対応は異なります。勤務先情報をどのような法的手続きに利用できるか、どの資料が必要になるかについては弁護士等の専門家へご確認ください。探偵は法的手続きの代理や法律判断を行うものではありません。
勤務先調査の結果|裁判相手の説明と生活実態を客観的に整理する
所在・生活実態を確認した結果、相手から聞いていた説明とは異なる行動が確認される場合があります。
たとえば「現在は仕事をしていない」と説明していた対象者について、平日のほぼ同じ時間帯に自宅と考えられる場所から外出し、新宿区内の特定のオフィスビルへ向かう行動が複数日にわたって確認されるケースが考えられます。
朝に建物へ入り、一定時間滞在した後に夕方以降に退出する行動が繰り返されれば、現在の活動実態を考えるための一つの材料になります。
一方で、特定の建物へ入ったという事実だけでは、その建物に入居する特定企業の従業員であると断定できない場合があります。取引先への訪問や業務委託、個人事業、打ち合わせなど別の可能性もあるためです。
そのため調査報告書では、「○月○日午前8時○分に対象者が外出」「午前9時○分に新宿区内の建物へ入館」「午後6時○分に同建物から退出」といった形で、確認できた行動を時系列で整理します。
逆に、調査した日に勤務と考えられる行動が確認できないこともあります。その場合も「勤務先がない」と決めつけず、「当該調査日時には勤務先につながる行動を確認できなかった」という事実として扱います。
裁判相手の勤務先調査で重要なのは、依頼者が期待する結果に合わせることではありません。確認できた事実と確認できなかった事項を分け、次の法的判断を専門家へつなげられる状態にすることです。
所在確認の基本的な考え方を確認したい方へ
古い住所、過去の勤務先、以前の連絡先などから現在につながる情報を整理する考え方は、所在確認調査の基本です。ファミリー調査事務所 新宿支店では、手続きに必要な範囲を明確にし、過剰な調査にならないよう確認範囲を設計しています。
裁判相手の勤務先・現在の所在が分からず困っている方へ
古い勤務先しか分からない、転居している、本人が現在の仕事を明らかにしないなど、 状況によって確認方法は異なります。 まず現在お持ちの資料と調査目的を整理し、 どこまで確認する必要があるのかを検討します。 調査が必要か分からない段階でもご相談いただけます。

裁判相手の勤務先・所在・生活実態調査の料金
裁判相手の勤務先・所在調査の費用は、現在把握している情報、旧住所や旧勤務先の有無、転居状況、調査地域、必要な調査時間、対象者の行動パターンなどによって異なります。
たとえば、現在の居住場所が分かっており「平日の勤務先だけを確認したい」というケースと、住所・勤務先・連絡先のすべてが古くなっているケースでは、必要な調査範囲が大きく異なります。
ファミリー調査事務所 新宿支店では、最初から長期間の調査を前提にするのではなく、現在の資料と確認目的を整理します。調査開始前に調査内容・期間・人員・地域・費用のお見積りをご案内し、ご確認いただいたうえで調査を開始します。
| 調査・対応内容 | 料金 |
|---|---|
| 旧住所・旧勤務先など既存情報の整理 | 案件内容によりお見積り |
| 現在の所在につながる情報の確認 | 案件内容によりお見積り |
| 平日の行動・生活パターン確認 | 案件内容によりお見積り |
| 勤務・営業実態につながる行動確認 | 案件内容によりお見積り |
| 複数日にわたる継続確認 | 案件内容によりお見積り |
| 写真・時系列を含む調査報告書作成 | 案件内容によりお見積り |
費用を抑えるためには、「相手について何でも調べる」のではなく、裁判や専門家相談に必要な事項を先に絞ることが重要です。すでに弁護士へ依頼している場合は、調査を開始する前に必要な確認事項を相談しておくことで、調査範囲を限定できる場合があります。
担当調査員からのコメント
裁判相手の勤務先調査についてよくある質問
A. 裁判・損害賠償請求・専門家相談など正当な目的が確認でき、適法な範囲で確認可能な内容であればご相談いただけます。現在分かっている情報と確認目的から調査可能性を検討します。
A. 旧勤務先も手がかりの一つです。氏名、顔写真、旧住所、電話番号、SNSなど他の情報と組み合わせ、現在につながる情報があるかを整理します。
A. 勤務先確認の前に、現在の所在や生活圏につながる情報を整理する必要がある場合があります。古い住所や連絡先しかない場合でも、まず手がかりを確認します。
A. 必要に応じて平日の行動や生活実態を確認できます。ただし、外出しているだけで就労しているとは断定できないため、確認できた行動を客観的に記録します。
A. 勤務先が確認できたことと、法的に給与差押え等が可能かどうかは別の問題です。必要な要件や手続きについては弁護士等へ確認してください。
A. 調査方法は案件ごとに検討します。相手や勤務先へ不用意に接触すると調査が知られたり、関係先へ影響を与えたりする可能性があるため、目的と状況に応じて慎重に判断します。
A. 調査内容に応じて、対象者の行動、日時、場所、訪問先、滞在時間などを写真や時系列で整理します。何を確認できたかが分かる形で報告します。
A. 現住所が分かっているか、勤務時間の予測ができるか、転職先の候補があるかなどによって異なります。一日で確認できる場合もあれば、継続性を見るため複数日の確認が必要になることもあります。
A. 現在の情報量、調査日数、時間、人員、地域、難易度などによって異なるため、案件内容によりお見積りとなります。調査開始前に費用をご案内します。
A. はい。古い名刺、以前の勤務先、旧住所、電話番号、顔写真、LINEなど、現在残っている情報から整理します。情報不足の場合は、すぐに本調査を行わず追加で整理した方がよい情報をご案内する場合もあります。
A. 対象者を不用意に刺激しないよう慎重に進めます。ただし、対象者の警戒状況、建物の構造、移動手段などによって調査難易度は異なります。ご相談内容についても秘密保持に配慮します。
A. 調査報告書と、契約書、判決書、和解関係書類、相手との連絡記録など手元の資料を整理し、必要に応じて弁護士へ相談してください。相手や勤務先へ直接連絡する前に、法的な手続きとの関係を確認することをおすすめします。
勤務先を隠している裁判相手の現状を確認したい方へ
「昔の会社しか分からない」 「転職したようだが現在の勤務先を教えない」 「無職と言っているが生活実態に違和感がある」―― そのような場合は、まず旧住所、旧勤務先、連絡先など、 現在お持ちの情報を整理することから始めます。 調査を無理におすすめせず、目的に必要な確認範囲をご案内します。

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裁判相手の勤務先を確認したいというご相談では、「以前の会社は分かるが、現在はどこで働いているのか分からない」というケースがあります。まず旧勤務先、旧住所、連絡先、顔写真など、現在残っている情報を整理します。
注意したいのは、平日に特定のビルへ入ったというだけで、その会社へ勤務していると決めつけないことです。継続して出入りしているのか、滞在時間はどうなのかなど、確認できた事実を積み重ねていく必要があります。
また、裁判や請求を予定している場合、調査結果をどう利用するかは法律上の判断になります。すでに弁護士へ相談している方は、「何を確認する必要があるのか」を先に弁護士へ確認していただく方法もあります。不要な調査を増やさず、目的に必要な範囲を確認することが大切です。