新宿支店 見守り・生活状況の確認

電話では「大丈夫、心配ない」としか言わない。でも声の調子が前と違う。実家までは片道3時間で、すぐには行けない。──離れて暮らすご家族から、この形のご相談をよくいただきます。
先に、はっきりさせておきたいことがあります。見守りの中心は、警備会社と行政です。探偵ではありません。毎日の安否を続けて見るしくみは、すでにその2つが持っています。私たちがそこに割って入る必要はありません。
では探偵は何のためにいるのか。「続ける」のではなく「一度、きちんと確かめる」ためです。センサーは「動いた/動かない」しか教えてくれません。ご家族が本当に知りたいのは、どんな暮らしをしているのかのほうです。買い物に行けているか。部屋は保たれているか。近所と行き来があるか。誰かが出入りしていないか。これは人が見に行かないと分かりません。
そしてもうひとつ。ご本人に黙って見張り続ける、ということは当社ではいたしません。理由は本文で申し上げます。調査にならないご相談もお受けし、その場合はどちらの窓口へ相談されるとよいかをご案内します。
このような状況ではありませんか?
- 電話では「大丈夫」としか言わず、本当のところが分からない
- 実家が遠く、様子を見に行くのが年に1〜2回しかできない
- 前に帰省したとき、家の中が以前と違っていて気になった
- 冷蔵庫の中身や、届いた郵便物の様子が気がかりだった
- 近所付き合いが減っているようだが、確かめようがない
- 見慣れない人が出入りしている、と親戚から聞いた
- センサーや見守り機器を勧めたが、本人が嫌がって付けられない
- 介護が必要な段階なのかどうか、判断する材料がない
- きょうだいの間で見方が割れていて、話が前に進まない
- 心配だが、本人のプライドを傷つけたくない
この記事の内容
見守りには、3つの種類があります
「見守りサービス」と検索すると、まったく性質の違うものが同じ言葉で並びます。まずこの3つを分けてください。分けないまま比べると、必ず選び間違えます。
見守りの3つの種類
- A
機器の見守り
センサー、カメラ、通報ボタン、電気ポットや電球の利用状況の通知
警備会社・通信会社・メーカーの領域です - B
人の見守り
配食のときの声かけ、民生委員の訪問、郵便局員の定期訪問、地域の見回り
自治体・地域包括支援センターの領域です - C
調査としての見守り
一度だけ、または年に数回、実際に足を運んで暮らしぶりを確認し、報告書にする
当社がお受けしているのはここだけです
AとBは「続けること」が価値です。毎日、途切れずに見る。だから月額のしくみになっています。
Cは違います。「一度の深さ」が価値です。その日一日の暮らしを人が見て、写真と文章で残す。続けるためのものではありません。
機器・人・調査|それぞれ何ができて、何ができないか
同じ「見守り」でも、答えられる問いがまったく違います。ご家族が知りたいことが、どの列にあるかで選んでください。
| 知りたいこと | 機器 | 人(行政) | 調査 |
|---|---|---|---|
| 今日、動いているか | ◎ | △ | × |
| 倒れたときすぐ気づけるか | ◎ | △ | × |
| 食事や買い物ができているか | × | ○ | ◎ |
| 家の中と外の様子が保たれているか | × | ○ | ◎ |
| 近所や親族との行き来があるか | × | △ | ◎ |
| 見慣れない人物が出入りしていないか | × | × | ◎ |
| 記録に残る形で 第三者に示せるか | △ | × | ◎ |
| ずっと続けられるか | ◎ | ◎ | × |
| 費用のかかり方 | 月額 | 多くは無料 | 1回ごと |
「ずっと続ける」が必要なら、機器と行政が正解です。当社へのご依頼が向いているのは、いちばん下の1行ではなく、真ん中の4行が知りたいときです。
機器を勧めても本人が嫌がる、というご相談が非常に多いです。
カメラやセンサーは「自分が疑われている」「もう一人前に扱われていない」と受け取られやすく、設置そのものが親子の関係を悪くすることがあります。その場合、無理に付けるより、一度きちんと様子を確かめて、必要な段階かどうかを判断するほうが早いことがあります。
こういうご相談で使われています
実際にお受けしているのは、次のような場面です。いずれも「続けて監視したい」ではなく、「今どうなっているかを一度知りたい」というご相談です。
何年かぶりに帰る前に、家と暮らしがどうなっているかを把握しておきたい。行ってから慌てないために
「まだ大丈夫」と「もう限界」で意見が合わない。話し合いの土台になる同じ資料がほしい
地域包括支援センターへ相談したいが、具体的に何がどう困っているのかを説明できない
親戚や近所から聞いたが、本人に聞いても要領を得ない。誰が来ているのかを確かめたい
4つ目だけは性質が違います。これは見守りというより、その先の詐欺や金銭トラブルの入口にあたる場面です。気になっている段階で確かめておくと、手遅れになりにくくなります。
何回、どのくらいの間隔で見に行くか
「毎日見てほしい」というご希望をいただくことがありますが、当社はお受けしていません。それは機器と行政の仕事であり、探偵が毎日張り付くのは費用の面でも現実的ではないからです。
実際にご依頼いただいている形は、次の3つに分かれます。
- 1回だけ
いちばん多い形です。現状を一度確かめて、報告書にします。その結果を持って、地域包括支援センターや介護の相談に進まれる方が多いです。 - 時期を決めて、年に数回
季節の変わり目や、帰省できない時期に合わせて。前回との違いが分かるので、変化の速さが見えます。 - 気になる出来事があったときだけ
「知らない人が来ているらしい」「様子がおかしいと近所から連絡があった」など、きっかけがあったときに1回。
2回目以降を強くおすすめすることはありません。1回で分かってしまうことも多く、その場合は「しばらく様子を見てよいと思います」とお伝えして終わります。
本人に黙って見張り続けることは、いたしません
ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。
成人したご家族を、本人の知らないところで継続的に監視する——この形のご依頼は、たとえご家族からのご依頼であってもお受けしません。親子であっても、成人同士は別々の生活を持つ個人だからです。
当社がお受けしているのは、ご家族としての心配に根拠があり、確認する範囲と回数がはっきりしている場合に限られます。ご相談の最初に、必ず次のことをうかがいます。
ご相談の最初に確認させていただくこと
1. ご依頼者とご本人は、どのようなご関係ですか
親子・きょうだいご事情をうかがったうえで、お受けできる場合がありますそれ以外ご関係とご事情によります。お受けできないことのほうが多くなります2. 心配されているきっかけは、具体的に何ですか
出来事がある電話の様子が変わった、近所から連絡があった、郵便が溜まっているなど漠然とした不安まずご親族やご近所に聞いてみることをおすすめします。そのほうが早い場合があります3. 確かめたあと、どうされたいですか
決まっている介護の相談へ進む、帰省する、きょうだいで話すなど。目的がはっきりしていると範囲を決めやすくなりますまだ決められないそれで構いません。知るところで止めてよいご依頼です4. ご本人にお伝えする予定はありますか
いずれ話すあとで打ち明けやすい形をご相談します知られたくない確認の段階では接触しません。ただし継続的な監視にはいたしません
2番で「漠然とした不安」に丸がついた方へ。
ご依頼の必要がないかもしれません。ご親族やご近所、かかりつけの方から近況を聞けるのであれば、そのほうが早く、確実で、費用もかかりません。当社でも、お話をうかがって「まずそちらに聞いてください」と申し上げることがあります。
こちらもチェック
失踪者の安否確認調査|連絡が取れない家族の安全を確かめる方法
探偵はどこまで調べられるのか|できること・できないこと・当社がお受けしないこと
娘や孫と疎遠になったとき、親にできること|今の暮らしを確かめる方法と会う前に整えること
実際のご相談から
新宿支店に寄せられたご相談から、ご本人が特定されない形で内容を変えてご紹介します。
| ご相談の内容 | 七十代の母が一人暮らし。電話では「大丈夫」としか言わない。実家は遠く、年に一度しか帰れていない |
|---|---|
| きっかけ | 近所の方から「最近あまり見かけない」と連絡があった。きょうだいの間で「まだ大丈夫」と「もう限界」で意見が割れていた |
| 確認の目的 | 暮らしが保たれているかを一度確かめること。介護の相談へ進むかどうかの材料にすること |
| 確認した範囲 | 一日。外から見て分かる住まいの様子と、外出の有無、その日の行動の範囲まで |
| ご本人への接触 | 行いません。住まいの中へも入りません |
| 当社が判断しないこと | 介護が必要な段階かどうか。健康状態や認知機能のこと |
いなくなってしまった後は、別の調査になります
見守りは「いなくなる前」の話です。すでに連絡が取れない、家に帰っていない、という段階であれば、進め方がまったく変わります。急を要しますので、この記事を読み進めるより先に動いてください。
認知症による外出で戻らない場合は、警察への行方不明者届が先です。事件性の判断も警察が行います。所在と安全の確認が必要な段階については、失踪者の安否確認調査|連絡が取れない家族の安全を確かめる方法で別に整理しています。
どこへ相談すればいいですか
高齢のご家族のことで出てくる悩みは、探偵が受けるべきものばかりではありません。むしろ、無料で相談できる窓口のほうが先にあります。順番を間違えないでください。
相談先の交通整理
- 地域包括支援センター
- 介護、健康、日常生活の不安、成年後見のこと。お住まいの市区町村に必ずあり、ご家族からの相談も受け付けています。高齢のご家族のことは、まずここです。離れて暮らしていても、親御さんのお住まいの地域のセンターへ相談できます
- 市区町村の高齢福祉の窓口
- 配食、見守り、緊急通報装置など、自治体ごとの支援制度について。センターと内容が重なる部分もあります
- 警備会社・通信会社
- センサーや通報装置による毎日の見守り。緊急時にかけつけるしくみが必要な場合はこちらです
- 弁護士
- 財産の管理、相続、契約のトラブル、成年後見の申立て。権利や手続が関わる話は、すべてこちらです
- 司法書士・行政書士
- 任意後見や遺言など、これからの手続を整えるとき
- 消費生活センター
- 訪問販売や高額な契約をしてしまった場合。クーリングオフや解約の相談窓口です
- 探偵(当社)
- 一度きちんと確かめて、記録に残すこと。上の窓口へ相談したいが、何がどう困っているのかを説明できない——そのときにお使いください。調査にならないご相談もお受けし、その場合は上の窓口をご案内します
当社ができること・できないこと
ご依頼を受ける前に、はっきりさせておきます。確かめられることには段階があり、いちばん下には「お受けしないこと」があります。
この件で、当社が確かめられること
- 確定できます
お住まいの状況。外から見て分かる建物と周辺の様子。外出の有無と、その日の行動の範囲 - うかがわせる事実まで
買い物や食事ができているか。ご近所や親族との行き来。出入りしている人物の有無。断定はせず、確認できた事実をそのままご報告します - 取得できません
診療の記録、服薬の内容、預貯金や年金の状況、介護認定の内容。これらは探偵には取得できません - お受けしません
ご本人に無断の継続的な監視。住まいの中へ入ること。機器やカメラの設置。健康状態や認知機能の判定。ご本人やご家族の出身地・本籍・家柄を調べること
最後の項目について補足します。「認知症かどうかを判断してほしい」というご依頼は、お受けできません。それは医師が行うことです。私たちがご報告できるのは、その日に見て確かめられた事実だけです。その事実を持って医療や介護の窓口へ相談していただく、という順番になります。出身地や家柄を調べる調査も、理由のいかんを問わずお受けしません(探偵業法9条1項)。調べられる範囲の考え方は、探偵はどこまで調べられるのか|できること・できないことで詳しくご説明しています。
ご相談から報告までの流れと費用
- 1.お話をうかがう
ご関係、心配されているきっかけ、確かめたあとどうされたいか。ここで「調査は必要ありません」とお伝えすることもあります。 - 2.確認する範囲と回数を決める
何を見て、何を見ないか。1回で終えるのか、時期を決めて数回か。書面ではっきりさせます。 - 3.お見積りとご契約
範囲・期間・費用を書面でご確認いただいたうえで、ご契約となります。 - 4.確認
ご本人には接触せず、外から確かめられる範囲で行います。住まいの中へは入りません。 - 5.ご報告
写真と文章で残る報告書をお渡しします。ご報告の場では、次にどこへ相談すればよいかも一緒に整理します。きょうだいで共有できる形にしてほしい、というご希望にも対応します。
| ご相談内容 | 料金 |
|---|---|
| 初回のご相談・状況の整理 | 無料 |
| 暮らしぶりの確認(1回) | 範囲と地域により個別にお見積り |
| 時期を決めた複数回の確認 | 回数と範囲により個別にお見積り |
| 報告書の作成 | 調査費用に含みます |
一律の料金表はご用意しておりません。確かめる範囲を先に決めてから、書面でお見積りをお出しします。ご実家が遠方の場合は、移動にかかる分も含めて事前にお示しします。
よくあるご質問
A. お受けしていません。毎日続ける見守りは、警備会社の機器か、自治体・地域包括支援センターの支援が向いています。当社がお受けしているのは、一度きちんと確かめて記録に残すことです。
A. 確認の段階でご本人に接触することはありません。ただし、ご本人に無断での継続的な監視はお受けしていません。1回、あるいは時期を決めた数回の確認という形になります。
A. 判断はできません。それは医師が行うことです。当社がご報告できるのは、その日に確かめられた暮らしの様子だけです。その内容を持って、かかりつけ医や地域包括支援センターへご相談ください。
A. 住まいの中へ入ることはいたしません。外から確かめられる範囲と、ご本人の外出時の様子までになります。
A. ご依頼者の判断でお使いいただけます。きょうだいで話し合う材料にしたい、というご希望は多く、そのつもりで読みやすくまとめています。
A. ご相談ください。地域によってはお受けできない場合や、移動にかかる費用が大きくなる場合があります。お見積りの段階で必ずお示しします。
A. 確認はできます。ただし、その方が誰で何をしているかまで踏み込む場合は、見守りではなく別の調査になります。お話をうかがったうえで、どちらが必要かをご説明します。
A. ご事情によります。疎遠になっているご家族の場合は、確かめたあとに関係をどうするかという問題が必ず残ります。娘や孫と疎遠になったとき、親にできることで、立場は逆になりますが同じ論点を整理しています。
「一度だけ確かめたい」からで構いません
毎日の見守りが必要なのか、まだその段階ではないのか。それを決めるための材料がない、というご相談がいちばん多いです。
新宿支店では、調査にならないご相談もお受けしています。お話をうかがって「まず地域包括支援センターへ」とお伝えすることもあります。まずは状況をお聞かせください。

匿名でのご相談も可能です/新宿エリア対応



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このご依頼で効いたのは、調査の結果そのものより「きょうだいが同じ資料を見られたこと」でした。それまでは、帰省の頻度が違う二人が、それぞれ違う時期の記憶で話していたそうです。同じ一日の記録が一枚あるだけで、話が前に進みました。
ご報告のとき、ご依頼者は「思っていたより普通でした」とおっしゃいました。心配していたほどではなかった、という結果も、立派な結果です。それが分かれば、次に帰省するまでの時間の使い方が変わります。
逆に、お話をうかがった段階でお止めすることもあります。ご親族やご近所に聞けば分かる場合、まだ心配の根拠が漠然としている場合です。受けないほうがよいご依頼を受けないのも、私たちの仕事だと考えています。