
素行調査では、本人が説明していた外出予定と、調査日時に確認された移動先・立ち寄り先・滞在時間などを比較し、食い違いがあるかを整理できます。ただし、説明と行動が一致しなかったという事実だけで、嘘をついている理由や隠している事情まで断定できるわけではありません。
「仕事へ行くと言っていたのに帰宅時間が毎回違う」「買い物へ行くと言いながら何も持たずに帰ってくる」「友人と会うと言っていた日に別の場所へ出かけているようだ」「用事があるとしか説明してくれない」。こうした状況が続くと、家族や交際相手が不安を感じることがあります。
しかし、外出理由の説明が曖昧になる背景には、予定の変更、仕事上の事情、本人が話したくない私的な予定、家族関係の変化など、さまざまな可能性があります。説明が不十分だからといって、浮気、借金、犯罪行為などに結びつけることは適切ではありません。
重要なのは、「本人が何と言っていたか」「実際に何が確認されたか」「まだ分からないことは何か」を区別することです。
この記事では、ファミリー調査事務所 新宿支店が、素行調査で外出理由の食い違いを確認する方法、本人の説明と行動記録の照合、調査報告書のまとめ方、調査の限界、費用、プライバシーへの配慮について解説します。
この記事の内容
本人の外出理由について、このような食い違いはありませんか?
- 「すぐ戻る」と言って外出しても、毎回帰宅が遅くなる
- 「仕事」と説明していた日の行動が以前と違う
- 「買い物」と言いながら、外出先や購入した物について説明がない
- 外出先を聞くたびに違う場所を答える
- 「誰とも会っていない」と言うが、誰かと会っている可能性が気になる
- 「近くへ行くだけ」と言いながら長時間帰宅しない
- 外出する直前に予定が変わることが増えた
- 本人の説明と家族が把握している帰宅時間が一致しない
- 特定の曜日だけ外出理由が曖昧になる
- 外出について質問すると話題を変えたり、説明を避けたりする
素行調査で外出理由の食い違いを確認する相談内容の概要
外出理由の素行調査では、本人の説明を真実か虚偽かの二択で判断するのではなく、確認可能な行動との一致点・相違点・未確認事項を整理します。
| 主な相談内容 | 本人から聞いた外出理由と実際の行動に食い違いがあるか確認したい |
|---|---|
| 確認する説明 | 仕事、買い物、友人との約束、私用、外出予定、帰宅予定など |
| 確認する行動 | 出発時刻、移動先、立ち寄り先、滞在時間、接触状況、帰宅経路 |
| 確認する日時 | 説明との食い違いが生じている特定の曜日・時間帯など |
| 調査で分かること | 調査日時に確認された行動と、事前に聞いていた説明との整合性 |
| 調査で分からないこと | 本人の内心、説明を変えた理由、建物内部の活動、調査していない日時の行動 |
| 主な対象地域 | 新宿区、西新宿、新宿三丁目、高田馬場、東京都内および必要な移動先 |
| 基本方針 | 調査目的の正当性を確認し、必要な日時・範囲に限定して事実確認を行う |
外出理由の説明が食い違う背景と、最初に確認したいこと
外出理由の説明が変わったとき、最初に整理したいのは、本人の説明そのものが変化したのか、それとも依頼者の認識と実際の予定が異なっていたのかという点です。
たとえば、「仕事へ行く」と聞いていた人が、勤務先とは異なる場所へ向かっていたとしても、取引先への訪問、研修、勤務予定の変更などが考えられます。
また、「買い物へ行く」と説明していた人が手ぶらで帰宅した場合も、希望する商品がなかった、注文だけ済ませた、途中で予定を変更したなど、複数の事情が考えられます。
したがって、本人の説明と異なるように見える行動があっても、それだけで虚偽の説明だったと結論づけることはできません。
本人の説明は、できるだけ正確に記録する
外出理由を整理するときは、「仕事らしい」「友人と会うようだ」といった依頼者の解釈ではなく、実際に本人から聞いた内容を残すことが重要です。
たとえば、「今日は会社に行く」と言ったのか、「仕事の用事がある」と言ったのかでは、説明の意味が異なります。後者の場合、勤務先以外の場所へ向かっても直ちに矛盾するとは限りません。
メッセージや予定表など、依頼者が適法に保有している資料がある場合は、日時と発言内容を確認します。ただし、本人のスマートフォンやアカウントに無断でアクセスして情報を取得してはいけません。
予定変更と説明の食い違いを区別する
外出前の予定と実際の行動が異なっていても、外出中に予定が変更された可能性があります。
「午後3時には帰る」と説明していた人が午後6時に帰宅した場合、確認できるのは予定時刻と実際の帰宅時刻の違いです。その理由については、仕事の延長、交通事情、追加の用事などを考慮する必要があります。
本人の説明が変わった日時、実際に確認された帰宅時間、ほかに把握している事情を時系列で整理すると、確認が必要な点を明確にできます。
新宿の地域性も考慮して行動を判断する
新宿区には、オフィス街、商業施設、飲食店、学校、医療機関などが集まっています。新宿駅や高田馬場駅周辺では、仕事、通学、買い物、乗り換えなど、さまざまな目的の移動が重なります。
そのため、普段と異なる駅を利用した、繁華街に立ち寄った、帰宅時間が遅くなったというだけで、問題行動があると判断することはできません。
外出理由の食い違いを確認する際は、場所の印象ではなく、本人の説明と実際の行動を同じ日時で比較することが基本です。

本人の説明が曖昧だからといって、相手の行動を無制限に調査できるわけではありません。
成人した家族や交際相手にはプライバシーがあります。無断でスマートフォンを確認する、アカウントへログインする、私有車へGPS機器を取り付ける、私有地へ侵入するなどの方法は避けてください。
また、別れた相手の居場所を把握したい、接触を拒否している人を追跡したい、相手を問い詰める材料を集めたいといった目的では、調査をお受けできない場合があります。
家族の安全や具体的な被害が心配な場合でも、目的と必要性を整理し、調査以外の相談方法を含めて検討することが大切です。
素行調査で確認したい外出理由の食い違い8つのパターン
外出理由の食い違いには、帰宅時間が異なる場合、移動先が異なる場合、接触状況に違いがある場合などがあります。それぞれ確認できる事実が異なるため、調査目的を分けて考えます。
本人の説明と行動記録を比較する8つの状況
外出前に伝えた帰宅予定と実際の帰宅時刻が異なる場合です。予定変更の可能性もあるため、遅くなった理由を行動だけで断定しません。
勤務先以外の場所への移動が確認される場合です。取引先訪問や業務上の予定変更も考えられるため、勤務先と異なる場所にいたことだけで虚偽報告とは判断しません。
買い物の予定と帰宅時の荷物に違いがある場合です。購入しなかった可能性もあるため、荷物の有無だけで説明の真偽を判断することはできません。
同じ日の予定について説明が変わる場合です。いつ、どのような説明があったのかを整理し、確認できた移動先と比較します。
接触相手の有無について食い違いがある場合です。外部で確認できた同行や待ち合わせの状況は記録できますが、人物同士の関係性までは断定できません。
本人の説明と移動範囲が異なる場合です。「近く」という表現の意味が曖昧なこともあるため、説明内容を正確に把握する必要があります。
予定変更が繰り返される場合です。変更された日時や理由を整理し、実際の行動との関係を確認します。突然の変更自体が問題とは限りません。
毎週同じ曜日に「用事がある」と説明する場合です。曜日別の行動を比較することで規則性を整理できますが、外出目的は別途判断する必要があります。
外出理由の食い違いを確認する素行調査・対応の流れ
外出理由の素行調査では、本人の説明を否定するために行動を追うのではなく、正当な確認目的に必要な範囲で、説明と行動の整合性を整理します。
以下は一般的な調査・対応の流れです。特定の依頼者について実施した調査事例ではありません。
- 1.相談目的と対象者との関係を確認
誰のどのような説明に食い違いを感じているのか、具体的な被害や安全上の問題があるのかを整理します。調査目的の正当性と必要性を確認します。 - 2.本人から聞いた説明を時系列で整理
「仕事へ行く」「友人と会う」「午後には帰る」など、本人が実際に伝えた内容を日時とともに整理します。依頼者の推測や印象とは区別します。 - 3.すでに確認できている行動を整理
依頼者が正当に把握している外出時刻、帰宅時刻、予定変更、連絡内容などを整理します。無断アクセスなどで情報を取得することはありません。 - 4.食い違いが生じている日時を選定
特定の曜日や時間帯に説明と行動の違いが集中しているかを確認し、必要な調査範囲を絞ります。 - 5.調査方法と費用を事前に説明
確認する日時、移動範囲、調査方法、報告内容、費用を整理し、調査開始前にお見積りをご案内します。 - 6.適法な範囲で外出行動を確認
必要性が認められる場合に、外部から確認可能な移動先、立ち寄り先、滞在時間、同行状況などを記録します。住居内部や私有地への侵入は行いません。 - 7.本人の説明と行動記録を照合
同じ日時について、説明と確認された行動が一致しているか、異なっているか、判断できないかを整理します。 - 8.確認できなかった事項を明記
建物内部での行動、確認できなかった移動時間、本人の内心などについては、推測で補わず未確認事項として記録します。 - 9.調査報告書を作成
日時、場所、行動経過、必要な写真などを時系列でまとめ、依頼者から聞いた説明と調査で確認された事実を区別します。 - 10.結果に応じて今後の対応を検討
本人との話し合い、追加確認の必要性、弁護士など専門家への相談を検討します。調査の継続を前提にせず、目的に照らして判断します。
素行調査で外出理由の食い違いが確認された場合の判断方法
素行調査の結果は、確認された事実と本人の説明を比較して整理します。ただし、説明との違いが確認されたことと、本人が意図的に嘘をついたことは同じではありません。
① 本人の説明と行動が一致していた場合
たとえば、「仕事の用事がある」と説明していた日時に、業務に関係すると考えられる場所への移動が確認される場合があります。
ただし、建物に入ったという事実だけでは、内部でどのような仕事をしていたのかまでは分からないことがあります。確認された行動と、そこから推測できることは区別します。
② 説明と異なる移動先が確認された場合
「自宅近くで買い物をする」と説明していた日時に、離れた地域への移動が確認された場合、その日時の説明と移動先に違いがあったと整理できます。
しかし、外出途中で予定が変わった可能性もあります。異なる場所へ移動したという事実だけで、隠し事や不正行為があると断定することはできません。
③ 説明していなかった人物との接触が確認された場合
外部から確認できる範囲で、待ち合わせや同行などの状況が記録される場合があります。
ただし、その人物が友人、同僚、親族、交際相手のいずれであるかは、行動だけでは判断できないことがあります。外見や接触時間から関係性を決めつけることは避けます。
④ 説明との食い違いが確認されなかった場合
調査した日時に、心配していたような行動の違いが確認されない場合もあります。
この場合は、確認した範囲で食い違いが見られなかったという結果を記録します。調査していない日時にも同じことが当てはまるとは限りません。
⑤ 説明と行動の比較表を作成する
調査結果を判断しやすくするためには、本人の説明、確認された行動、未確認事項を分けて記録する方法が有効です。
| 記録項目 | 記載内容の例 |
|---|---|
| 本人の説明 | 「午後は仕事の用事がある」と説明していた |
| 確認された行動 | 午後2時に外出し、午後3時に特定の建物へ入った |
| 確認できなかったこと | 建物内部での活動、訪問目的、面会した人物 |
| 整理できる結果 | 移動先は確認されたが、説明との一致・不一致を断定するには情報が不足している |
このように、調査結果を「一致」「相違」「判断不能」に分類することで、説明の一部分だけを取り上げて相手を責めることを避けやすくなります。
素行調査の報告書は、本人の気持ちや隠し事を証明するものではなく、調査日時に確認された行動を客観的に整理するための資料です。
結果として、予定変更による行き違いの可能性が高ければ、本人との話し合いで解決できる場合があります。一方、具体的な金銭被害、契約問題、安全上の問題などが確認された場合には、関係する資料を保存し、専門機関へ相談することも重要です。
外出理由の食い違いと関連する素行調査・行動確認
外出理由の食い違いは、家族の生活状況、交友関係、勤務実態など、確認したい目的によって対応方法が異なります。
調査の基本と個別の確認方法
家族の外出先、帰宅時間、交友関係、本人の説明と実際の行動の違いを整理する基本的な考え方については、以下の新宿支店のサービスページをご覧ください。
家族問題相談室では、家族間で食い違っている情報や生活状況を整理する方法を案内しています。企業向けの素行調査では、勤務報告と実際の行動の整合性を確認する考え方を解説しています。
本記事は、特に「本人が説明した外出理由」と「確認された行動」の比較に焦点を当てた解説記事です。帰宅先や交友関係など、個別の問題については関連記事も参考にしてください。
本人の説明と外出行動が合わず、不安を感じている方へ
「仕事と言っていた日の行動が違う」「外出先を聞くたびに説明が変わる」「帰宅予定と実際の時間が合わない」など、気になることはありませんか。
ファミリー調査事務所 新宿支店では、現在把握している説明と行動の記録を整理し、何を確認する必要があるのか、調査が適切なのかを含めてご案内します。
最初から相手が嘘をついていると決めつけず、確認できる事実から今後の対応を考えることが大切です。

外出理由の食い違いを確認する素行調査の料金と見積り
外出理由の素行調査にかかる費用は、確認する曜日、時間帯、調査日数、移動範囲、必要な調査員数などによって異なります。
たとえば、毎週同じ曜日に説明と行動の違いが生じている場合は、その日時を中心に確認できる可能性があります。
一方、外出日時が不規則な場合や、移動範囲が広い場合は、調査方法や必要な人員を慎重に検討する必要があります。
調査を始める前に、確認したい内容と調査範囲を整理し、お見積りをご案内します。
| 調査・確認内容 | 料金 |
|---|---|
| 本人の説明と既存情報の整理 | 案件内容によりお見積り |
| 特定曜日・時間帯の行動確認 | 案件内容によりお見積り |
| 外出先・立ち寄り先の確認 | 案件内容によりお見積り |
| 移動経路・滞在時間の確認 | 案件内容によりお見積り |
| 複数日の行動比較 | 案件内容によりお見積り |
| 外部から確認可能な接触状況の記録 | 案件内容によりお見積り |
| 時系列記録・調査報告書作成 | 案件内容によりお見積り |
調査日数を増やせば、必ず本人の説明の真偽や外出目的が分かるわけではありません。確認したい事実を限定し、必要以上に調査範囲を広げないことが重要です。
担当調査員からのコメント
素行調査で外出理由の食い違いを確認する際のよくある質問
A. 調査した日時の移動先、立ち寄り先、滞在時間などを確認し、本人から聞いていた説明と比較できる場合があります。ただし、説明が異なった理由や本人の内心まで必ず分かるわけではありません。
A. 正当な調査目的と必要性がある場合に、外部から確認可能な移動先などを記録できることがあります。ただし、勤務先以外への移動だけで虚偽の説明とは判断できません。
A. 相談は可能です。まず、いつ、どのような説明があったのかを整理し、具体的な確認目的があるかを検討します。説明が曖昧という理由だけで無制限に調査できるわけではありません。
A. 本人の説明と異なる行動が確認される場合はありますが、それだけで意図的な虚偽説明だったと断定することはできません。予定変更や説明の解釈の違いなども考慮する必要があります。
A. 調査日時に外部から確認できる同行や待ち合わせの状況を記録できる場合があります。ただし、調査していない時間帯の接触や人物同士の関係性までは判断できないことがあります。
A. 成人した家族にもプライバシーがあります。親族関係だけで無条件に調査できるわけではなく、具体的な目的、必要性、調査方法の適法性を確認します。
A. 相談できます。本人から聞いた外出理由、外出しやすい曜日、帰宅時間など、正当に把握している情報から整理します。ただし、情報不足によって調査が難しい場合もあります。
A. 特定の日時だけを確認するのか、複数日の説明と行動を比較するのかによって異なります。必要な日数は、確認目的と既存情報に応じて検討します。
A. すぐに本人を問い詰めるのではなく、確認された事実と未確認事項を整理してください。家族間の話し合い、弁護士など専門家への相談、追加確認の必要性を検討します。
A. 調査時間、日数、移動範囲、必要な調査員数などによって異なるため、案件内容によりお見積りします。調査開始前に料金をご案内します。
A. ご相談内容やお預かりした情報は慎重に取り扱います。ただし、調査条件によって状況は異なるため、相手に絶対に気付かれないことを保証するものではありません。
A. 調査した日時には食い違いが確認されなかったという結果として報告します。調査していない日時についてまで同じ結果とは断定せず、必要に応じて今後の対応を検討します。
外出理由の説明が合わないと感じたら、まず事実を整理しませんか
「仕事と言っていた日の行動が違う」「外出先の説明が毎回変わる」「帰宅時間と本人の説明が一致しない」など、気になる状況にはさまざまな背景があります。
ファミリー調査事務所 新宿支店では、本人から聞いた説明と現在把握している行動を整理し、調査の必要性、確認できる範囲、費用についてご案内します。
説明の食い違いだけで相手を疑うのではなく、具体的な事実を確認し、今後の対応を冷静に判断することが大切です。
調査を行わずに話し合いや資料整理で対応できる場合も含めてご相談ください。




新宿支店
外出理由の食い違いについて相談する際は、本人の説明を最初から嘘と決めつけないことが大切です。
たとえば、「仕事へ行く」と聞いていた日に別の建物へ向かっていたとしても、業務上の訪問や予定変更など、さまざまな可能性があります。
調査報告書では、本人がどのように説明していたのか、実際にどのような行動が確認されたのか、何が確認できなかったのかを分けて整理する必要があります。
また、外出理由をすべて明らかにすることが調査の目的とは限りません。依頼者が心配している具体的な問題について、必要な確認ができれば、それ以上の調査を行わないという判断も重要です。
まずは、どの説明とどの行動が合わないのかを整理してください。話し合いで解決できる場合もあれば、専門家への相談が適切な場合もあります。