
行動調査で分かることは、調査した日時における移動先、立ち寄り先、滞在時間、接触状況など、外部から客観的に確認できる行動です。一方、その場所へ行った本当の理由、相手の気持ち、建物内部での出来事、調査していない日の行動まで分かるわけではありません。
「仕事に行くと言っていたのに、別の場所にいたようだ」「毎週同じ曜日だけ帰宅が遅い」「説明された外出先と実際の移動先が違う」。このような違和感があっても、すぐに浮気、不正行為、嘘と決めつけることはできません。
行動調査と素行調査は、疑いを証明するためだけのものではありません。本人の説明と確認できた行動を比較し、事実として一致している部分、異なる部分、確認できなかった部分を明確にするための方法です。
ファミリー調査事務所 新宿支店では、新宿駅周辺、西新宿、新宿三丁目、歌舞伎町など、移動や立ち寄りが複雑になりやすい地域のご相談についても、調査目的と必要性を確認したうえで対応範囲を検討します。
この記事では、行動調査で分かること・分からないこと、素行調査との違い、調査報告書の読み方、費用、調査を依頼する前の確認事項まで解説します。
この記事の内容
このような違和感はありませんか?
- 本人が説明した外出先と実際の行き先が違うように感じる
- 毎週同じ曜日や時間帯だけ帰宅が遅くなる
- 仕事や用事の説明が曖昧で、予定を確認しにくい
- 帰宅前に決まった場所へ立ち寄っているようだ
- 外出時間は変わらないのに移動経路が変わった
- 特定の人物と会っている可能性があるが確認できていない
- 営業報告と訪問先での行動が一致していない可能性がある
- 本人を問い詰める前に客観的な事実を確認したい
- 浮気や不正と決めつけず、行動そのものを確認したい
- 調査で何が分かり、何が分からないのか知りたい
行動調査・素行調査の相談内容概要
行動調査では、確認したい行動を先に決めることが重要です。目的を定めずに長期間の監視を行うのではなく、説明と実際の行動に差があると考えられる日時や場所を整理します。
| 主な相談 | 本人の説明と外出先・移動・滞在・接触状況が一致していない可能性がある |
|---|---|
| 確認目的 | 特定日時の行動、移動先、立ち寄り先、滞在時間、接触状況などの事実確認 |
| 確認できる可能性があること | 外部から確認できる移動経路、出入り、滞在、人物との接触、複数日の行動傾向 |
| 原則として分からないこと | 本人の内心、訪問目的の真意、建物内部での私的な会話、確認していない日の行動 |
| 主な手がかり | 本人の説明、外出予定、勤務日、帰宅時刻、既存の記録、確認したい曜日や時間帯 |
| 調査対象 | 正当な調査目的と必要性が認められる関係者について個別に判断 |
| 対象地域 | 新宿区、西新宿、新宿三丁目、歌舞伎町、東京都内および必要な関係地域 |
| 報告方法 | 日時・場所・行動・確認状況を整理し、確認できなかった事項も区別して記録 |
説明と実際の行動が一致しないとき、最初に確認したいこと
「仕事へ行く」と言って外出した人物が、勤務先とは異なる建物へ立ち寄っていたとしても、その事実だけで虚偽の説明をしたとは限りません。取引先への訪問、予定変更、私的な用事など、複数の可能性が考えられます。
重要なのは、本人が実際にどのように説明したのか、その説明がどの日時を指していたのかを明確にすることです。
たとえば「会社にいる」と言った時刻に別の場所へ滞在していた場合と、「仕事の用事がある」と言った日に外出していた場合では、説明との食い違いの意味が異なります。
また、特定の建物に入ったことが確認できても、建物内で誰と会ったか、何をしたか、何を話したかまでは分からない場合があります。
新宿駅周辺のように複数の鉄道路線、地下通路、商業施設、オフィスビルが集中する地域では、短時間の移動でも確認が難しくなることがあります。途中で対象者を見失った場合、その後の行動を推測で補うことはできません。
行動調査の価値は、すべてを知ることではなく、確認できた範囲と確認できなかった範囲を明確にすることにあります。

行動調査を自分で行う際は、相手のプライバシーと安全に十分注意してください。無断でGPS機器を取り付ける、他人のスマートフォンへ侵入する、私有地へ立ち入る、執拗に追跡するなどの行為は、違法行為や重大なトラブルにつながる可能性があります。調査会社への依頼でも目的の正当性と調査範囲の確認が必要です。単なる好奇心、嫌がらせ、相手の意思に反する接触を目的とした調査はお受けできません。
行動調査で分かること・分からないことを6つの項目で比較
行動調査で確認できるのは、原則として調査対象日時に外部から観察・記録できた行動です。行動の背景や人物関係については、追加情報がなければ判断できない場合があります。
行動調査で確認できる範囲
分かること:確認できた移動先、施設への出入り、立ち寄った時刻。
分からないこと:訪問した本当の目的や、建物内部での行動。
分かること:入った時刻と出てきた時刻、外部から確認できた滞在状況。
分からないこと:滞在中に何をしていたか、誰と話していたか。
分かること:誰かと合流した、同行した、別れたなどの外形的な行動。
分からないこと:その人物との正確な関係性、会話内容、本人の感情。
分かること:調査した複数日に共通する曜日、時刻、移動経路。
分からないこと:調査していない日にも同じ行動を取ったかどうか。
分かること:外出、訪問先への出入り、移動や滞在と申告内容との整合性。
分からないこと:訪問先での業務内容、仕事の成果、社内規程違反の法的評価。
分かること:説明された日時・場所と確認できた行動の一致点や相違点。
分からないこと:食い違いが生じた理由、故意に嘘をついたかどうか。
行動調査・素行調査で実際に行う確認と報告書作成の流れ
以下は一般的な行動調査の進め方です。特定の相談者について実際に行った調査事例や、確認済みの解決実績を示すものではありません。
- 1.調査目的と依頼関係を確認
誰のどの行動を、何のために確認する必要があるのかを整理します。依頼者との関係、調査の必要性、対象者の権利への影響を確認し、受任の可否を判断します。 - 2.本人の説明と既存情報を整理
外出予定、勤務予定、帰宅時刻、本人から聞いた内容などを時系列で記録します。確認できた事実と相談者の推測を分けます。 - 3.確認日時と調査範囲を設定
特定の曜日、時間帯、出発地点などを検討し、必要な範囲へ調査を限定します。調査日数を増やすこと自体を目的にしません。 - 4.適法な方法で行動を確認
公道など適法に確認できる場所から、移動、立ち寄り、滞在、接触状況を記録します。無断侵入、不正アクセス、違法な位置情報取得は行いません。 - 5.確認できなかった区間も記録
混雑、交通機関の乗換え、施設構造などによって確認が途切れた場合は、その時刻と状況を残します。未確認区間の行動を推測で補いません。 - 6.本人の説明と調査記録を照合
説明と一致する部分、異なる部分、判断できない部分を比較します。建物への出入りなどから、目的や関係性を断定しないよう注意します。 - 7.報告書を作成
日時、場所、行動経過、写真などの記録、確認不能事項を整理します。写真の撮影日時や記録の前後関係にも配慮します。 - 8.今後の対応を検討
追加確認が必要なのか、本人との話し合いで足りるのか、弁護士や社会保険労務士など専門家への相談が適切なのかを整理します。
行動調査の結果は「一致・不一致・確認不能」に分けて判断する
行動調査の結果は、疑っていた内容が正しかったかどうかだけで評価するものではありません。本人の説明と行動が一致していた場合も、調査として意味のある確認結果になります。
たとえば、本人が説明した勤務先へ予定どおり移動し、その後も説明と一致する行動が確認できた場合は、その日時について一致が確認されたと整理できます。ただし、別の日の行動まで保証するものではありません。
反対に、「勤務先にいる」と説明された時間に別の施設へ出入りしていたことが確認できれば、説明との相違を記録できます。しかし、それだけで不正行為や虚偽申告と断定できるわけではありません。
また、途中で対象者を見失った場合や、施設内での行動が確認できなかった場合は「確認不能」と明記することが重要です。
報告書では、観察した行動、撮影できた記録、相談者から提供された情報、調査員による考察を混同しないようにします。
新宿区内での家族・交際相手の行動確認では、本人のプライバシーや調査目的の正当性が重要です。法人向けの素行調査では、勤務申告との整合性に加えて、就業規則、個人情報保護、労務上の対応も考慮する必要があります。
調査結果が確認できた後は、必要に応じて本人との話し合い、社内確認、専門家相談へ進みます。調査会社が本人の内心や法律上の責任を決定することはありません。
行動調査・素行調査を詳しく確認したい方へ
行動調査の具体的な活用方法は、相談対象や確認目的によって異なります。関連する公開ページでは、従業員の勤務実態や、家族の帰宅先・生活拠点など、個別の問題について解説しています。
説明と行動の違いを、決めつけずに確認したい方へ
「何かを隠している」と断定する前に、確認したい日時、本人の説明、現在分かっている情報を整理します。
調査が必要な場合と、まず情報整理や話し合いを優先できる場合を分けてご案内します。

行動調査・素行調査の料金と見積りの考え方
行動調査の費用は、調査する日時、時間帯、対象地域、移動手段、必要な調査員数、確認する日数などによって変わります。
新宿駅周辺の短時間の行動確認と、複数日にわたり移動先や滞在先を比較する調査では、必要な体制が異なります。調査の目的が明確であれば、必要な時間帯を絞れる場合もあります。
ご相談時に保有情報と確認目的を整理し、調査開始前に内容・範囲・費用のお見積りをご案内します。
| 調査・対応内容 | 料金 |
|---|---|
| 相談内容・既存情報の整理 | 案件内容によりお見積り |
| 特定日時の行動確認 | 案件内容によりお見積り |
| 移動先・立ち寄り先の確認 | 案件内容によりお見積り |
| 複数日の行動パターン比較 | 案件内容によりお見積り |
| 勤務実態・申告内容との照合 | 案件内容によりお見積り |
| 調査報告書・記録整理 | 案件内容によりお見積り |
調査期間が長いほど必ず正確な結論が出るわけではありません。確認したい行動に合わせて必要な調査範囲を設定し、見積り内容を確認してから実施を判断できます。
担当調査員からのコメント
行動調査・素行調査で分かることについてのよくある質問
A. 調査した日時における移動先、立ち寄り先、滞在時間、外部から確認できる人物との接触などです。調査条件によって確認できる範囲は異なります。
A. 本人の内心、行動の真意、建物内部での私的な会話、調査していない日の行動などは、原則として判断できません。
A. 行動調査は特定日時の移動や滞在などの確認を指すことが多く、素行調査は生活状況や勤務状況を含め、一定期間の行動傾向を確認する場合にも用いられます。実際の調査内容は目的に応じて決まります。
A. 説明と実際の行動に相違があったことは記録できます。ただし、予定変更や説明の解釈なども考えられるため、故意の虚偽と断定できるとは限りません。
A. 指定した日時の移動や滞在などを確認できる可能性があります。ただし、その日の行動を日常的な習慣と判断するには追加情報が必要な場合があります。
A. 特定の一日を確認するのか、曜日ごとの行動傾向を比較するのかによって異なります。目的と保有情報を確認して期間を検討します。
A. 出発地点、外出しやすい曜日、勤務予定などの情報から検討できる場合があります。ただし、情報が不足している場合は調査の実施が難しいこともあります。
A. 家族であっても無条件に調査できるわけではありません。具体的な心配事、調査目的、必要性、プライバシーへの影響を確認して受任の可否を判断します。
A. 正当な業務上の目的があり、必要な範囲に限定される場合に検討できます。就業規則、個人情報保護、労務上の問題については弁護士や社会保険労務士への相談も重要です。
A. 調査日時、時間、地域、必要人員、移動条件などによって異なるため、案件内容によりお見積りします。調査開始前に料金をご案内します。
A. 調査方法は対象者の安全や権利に配慮して検討します。ただし、あらゆる状況で発覚しないことを保証するものではありません。ご相談内容やお預かりした情報は慎重に取り扱います。
A. 日時や行動経過を整理した報告書が判断材料になる場合はあります。ただし、法的な証拠価値や利用の適否は個別事情によって異なるため、裁判等での使用については弁護士へご相談ください。
疑いを結論にする前に、確認できる行動を整理しませんか
外出先、帰宅時刻、勤務状況、立ち寄り先など、本人の説明と実際の行動に違いを感じている場合は、まず確認したい日時と内容を整理することから始められます。
ファミリー調査事務所 新宿支店では、調査で分かること・分からないことを説明し、必要な範囲と費用を確認したうえで対応をご案内します。




新宿支店
行動調査で大切なのは、最初から疑いを結論にしないことです。たとえば、説明と異なる場所へ立ち寄っていたとしても、それだけで嘘や不正があったと断定することはできません。調査報告書には、確認できた日時、移動先、滞在状況とともに、確認できなかった部分も明確に残す必要があります。ご相談では「何を知りたいのか」と「その情報がなぜ必要なのか」を伺い、目的に合った確認範囲を検討します。事実が整理できた後は、相手との話し合いや専門家への相談など、次の対応を落ち着いて判断することが重要です。