話していないはずの予定を相手が知っている。電池の減りが急に早くなった。見覚えのない設定が入っている。「スマホが遠隔操作されているか調べる方法」で出てくる記事は、ほぼすべて「調べ方」で終わります。ただ、調べて何か見つかったあとに知りたくなるのは「誰がやっているのか」です。この記事は、そこまで行くための前段を書きます。
ファミリー調査事務所 新宿支店では、お預かりしたスマートフォンを当社の調査員が解析します。何も入っていなければ、そう報告します。この記事では、自分で見て分かることと分からないこと、見てしまう前に残しておくものを分けて書きます。
遠隔で見られていると、実際に何が相手に届くのか
「遠隔操作」という言葉から想像されるのは、画面を勝手に動かされることかもしれません。実際のご相談で問題になるのは、操作されることより「見られること」です。何が届いているのかを先に整理します。
- いまどこにいるか|位置情報。いちばん多く、いちばん生活に影響します
- どこへ行ったか|移動の履歴。過去の分までたどれる場合があります
- 誰と連絡を取っているか|連絡先、通話履歴、メッセージの相手
- 予定|カレンダー。共有が入っていると、書いた瞬間に相手に見えます
- 写真|共有アルバムや自動バックアップ経由で見られている場合があります
- 入力した文字|パソコンの場合、キーロガーが入っていると打った内容がそのまま残ります
この中で、ご本人が最初に気づくのは「話していない予定を相手が知っている」という形です。位置情報やカレンダーの共有が入っていると、こうなります。
マイクやカメラを勝手に動かされているのではないか、というご相談もいただきます。可能性としてはありますが、個人のご相談で実際に出てくることは多くありません。多いのは上の6つです。心配の中身がどれなのかを切り分けるだけでも、見るところが絞れます。
まず、よく言われる3つの調べ方の限界
検索して出てくる方法は、だいたい次の3つです。どれも無駄ではありませんが、これで安心してしまうのが危ないところです。
1. 異常動作やサインを確認する
電池の減りが早い、本体が熱い、通信量が増えた。よく挙がるサインですが、これは古い端末やアプリの更新でも起こります。サインが出ていても何も入っていないことがあり、逆にサインがまったく出ないまま見られていることもあります。判断材料としては弱いです。
2. アプリの一覧を見る
有効です。ただ、監視アプリはアイコンを隠せるものがあります。ホーム画面に並んでいるものを見ただけでは出てきません。設定の中のアプリ一覧まで見る必要があり、そこでも名前が一般的なものに擬装されている場合があります。
3. セキュリティアプリで調べる
ここがいちばん誤解されています。セキュリティアプリはウイルスや不正なアプリを検出するものです。ところが、実際のご相談で多いのは次の3つで、いずれもウイルスではないため検出されません。
- 構成プロファイル|iPhoneで設定をまとめて書き換える、正規の仕組みです
- 共有設定|位置情報・カレンダー・写真の共有。これも正規の機能です
- 別の端末からのログイン|IDとパスワードを知られているだけなら、端末には何も入りません
セキュリティアプリで「問題なし」と出ても、この3つは残ります。
自分で見るなら、見る順番があります
どうしても先に確認したい場合は、この順番で見てください。ただし、触った項目を控えながら進めてください。あとで解析するときに、変わったのが自分の操作なのか相手の操作なのか分からなくなります。
- どの端末からログインされているか|アカウントの設定に、ログイン中の端末の一覧があります。見覚えのない端末がないか
- 構成プロファイルが入っていないか|iPhoneの設定の深いところにあります。入っていなければ項目自体が出ません
- 位置情報の共有相手|誰と共有しているか。覚えのない相手が入っていないか
- アプリ一覧|ホーム画面ではなく、設定の中の一覧を上から全部
- カレンダー・写真の共有|ここは見落とされがちです
iPhoneとAndroidで、見るところが違います
iPhoneの場合
アプリを自由に入れられない仕組みになっているぶん、入れる側は「正規の機能」を使います。だから見るところも正規の設定です。
- 構成プロファイル|会社や学校が端末を管理するための仕組みです。個人の端末に入っていたら、入れた人がいます
- ファミリー共有|位置情報と購入履歴が共有されます。別れた相手がグループに残っていることがあります
- 「探す」の共有相手|位置情報を誰と共有しているか
- Apple IDにログイン中の端末|見覚えのない端末がないか
端末にアプリを入れずに見る方法があるのがiPhoneの特徴です。アプリ一覧をいくら見ても出てきません。
Androidの場合
アプリを入れる余地が広いぶん、監視アプリそのものが入っている場合が多くなります。
- 提供元不明のアプリの許可|これが有効になっていたら、誰かが意図的に変えています
- ユーザー補助(アクセシビリティ)の権限|画面の内容を読み取る権限です。監視アプリがここを使います
- デバイス管理アプリ|アンインストールしにくくするために使われます
- Googleアカウントにログイン中の端末
Androidはアイコンを隠せるアプリが存在します。ホーム画面にないから入っていない、とは言えません。
どちらの場合も、見るだけなら設定を開けばできます。ただ、見て回った記録が残るため、あとで「いつ変わったのか」を追うときに邪魔になります。気になっている段階で先にご相談いただくほうが、結果的に早いです。
「誰がやっているか」は、何から分かるのか
ここが本題です。何が入っているかより、いつ入ったかのほうが人につながります。
アプリや構成プロファイル、共有設定には、追加された日時が残っています。「この日に入っている」と分かれば、その日に誰が端末に触れられたかという話になります。ロックを解除できる状態が一度あれば足りるので、同居している人、部屋に来たことがある人、短時間でも端末を預けた相手が候補になります。
そのうえで、疑っている相手がその日その時間にどこにいたかを行動調査で確かめると、絞り込める場合があります。端末の中と、その人の行動を同じ報告書に載せられる形が、探偵を使う意味です。
- 不正アクセスの犯人は特定できるのか|身近な人が疑わしいとき、端末の解析と行動調査で分かること
特定の手順と、発信元のIPが出たあとに何ができるかはこちらに書いています
🔴 操作する前に、やめてほしいことが3つあります
- 端末を初期化しない|何が入っていたかが分からなくなります。これがいちばん多い、取り返しのつかない操作です
- 怪しいアプリをすぐ削除しない|削除する前に、入った日時とインストール元を見ます。そこが人の特定につながります
- 相手に「見てるでしょ」と言わない|証拠を消されます。もう言ってしまった場合も、そのままお聞かせください。進め方を変えます
先に記録しておいてほしいのは、いつから不審な動きがあるのか・どのアカウントに影響が出ているのか・どの端末を使っているのかの3点です。この3つが揃っていると、初回のご相談で進め方まで決まります。
どこに相談すればいいのか
窓口を整理した記事は多いのですが、探偵が窓口として入っていないものがほとんどです。実際は4つあります。
- 探偵|端末の解析、発信元の特定、人の絞り込み、報告書としての証拠化
- フォレンジック調査会社|端末やサーバーの解析。法人の大規模な案件に強い
- 警察|刑事事件としての捜査。不正アクセス禁止法違反は犯罪です
- 弁護士|発信者情報開示請求、損害賠償請求、交渉
「誰がやっているか」まで知りたい場合、端末の解析と行動調査を同じ窓口で頼めるのは探偵だけです。そこが選ぶ基準になります。
当社が確認できることと、お受けしないこと
確認できること
- ご依頼者のスマートフォンの解析(監視アプリ・構成プロファイル・共有設定・ログイン履歴)
- ご依頼者のパソコンの解析(遠隔操作ソフト・キーロガー・不審なアクセス履歴)
- 不正アクセスの発信元の特定
- 身近な人が関与しているかの絞り込み
- 報告書としての証拠化
解析は当社の調査員が行います。外部に出しません。
お受けしないこと
- 他人の端末を、本人の同意なく解析すること(ご依頼者本人、または管理権のある端末に限ります)
- 相手のアカウントに入って中を見ること(不正アクセス禁止法に触れます)
- 相手のパスワードを取得すること
- 通信事業者・SNS運営元への開示請求そのもの(弁護士・裁判所の手続きです)
- 刑事事件としての捜査(警察の仕事です)
- 投稿の削除や、消えたデータの復旧の保証
こういう形のご相談が多いです
別れたあとから続いている
同棲していた相手と別れた。それ以降、行き先を知られている。端末に触れられる期間が長かったぶん、入れられている可能性があります。
家族に見られている
同居している親や配偶者。心配からやっている場合もありますが、本人の同意なく位置情報を取得するのは別の問題になります。
職場の人が知っている
話していない予定を同僚が知っている。端末を机に置いたままにする時間があったか、が手がかりになります。
端末を買い替えても続く
端末ではなく、クラウドのアカウント側を押さえられている形です。この場合は端末を変えても止まりません。
費用
解析する端末の台数と、発信元の特定まで進めるかどうかで変わります。そのため定額では出していません。初回のご相談でお見積りをお出しします。
行動調査を併せる場合の料金は公表しています。
よくあるご質問
セキュリティアプリで「問題なし」と出ました。大丈夫でしょうか
ウイルスや不正アプリはない、ということです。構成プロファイル、共有設定、別端末からのログインは検出されません。気になる症状が続いている場合は、そこを見る必要があります。
機種変更すれば止まりますか
端末に入れられていた場合は止まります。クラウドのアカウント側を押さえられている場合は止まりません。買い替えても続いたというご相談は、後者です。
パスワードを変えても見られています
端末か設定のどこかに理由があります。推測で動くより、一度解析したほうが早いです。
何も入っていなかったら費用はかかりますか
解析そのものが作業なので、費用はかかります。ただ、解析が必要ない状況だと初回のご相談で判断できた場合は、その時点でそう申し上げます。そこまでは無料です。
端末を預けている間、連絡が取れなくなりますか
1台しかお持ちでない場合は、お預かりする時間をできるだけ短くする形でご相談します。
ご相談から報告までの流れ
- 無料相談|いつから・どのアカウント・どの端末、の3点をお聞きします。匿名で構いません
- 切り分け|解析が必要な状況か、設定の確認で足りるかを判断します
- お見積り|台数と範囲を決めてから金額をお出しします
- 端末のお預かり・解析|当社の調査員が行います
- 必要なら発信元の特定・行動調査
- 報告書のお渡し|警察や弁護士に出せる形に整えます
同じようなご相談
端末を初期化する前に、一度お話を聞かせてください
「気のせいかもしれない」という段階でお聞きします。操作してしまうと戻らない記録があります。
解析が必要ない状況であれば、そう申し上げます。新宿エリアに対応しています。

匿名でのご相談も可能です/新宿エリア対応



ご相談のなかで実際に多いのは、3番で「別れた相手と位置情報を共有したままだった」という形です。入れられたのではなく、消し忘れていた。これも調べなければ分かりません。