札幌で奥さまが子どもを連れて家を出られた、というご相談で、こちらが最初に伺うのはこれです。
「出ていく前の2週間、何がありましたか」
居場所の手がかりを聞く前に、ここを伺います。理由があって出ていかれた場合、探すこと自体がご本人を追い詰めることになるからです。そのときは、こちらはお引き受けしません。
🔴 はっきり書きます。家庭内の暴力や暴言が疑われる場合、当社は所在の調査をお引き受けしません。ここに書くのは、そうでない場合に、札幌でどこから当たるかです。ご相談とお見積りの費用はいただきません。
この記事の内容
このようなご相談です
- 帰宅したら、妻と子どもの荷物がなくなっていた
- 連絡が取れない。電話もメッセージも通じない
- 妻の実家に電話したが、知らないと言われた
- 妻の実家は道内の別の市で、すぐには確かめに行けない
- 子どもが学校や保育園に行っているのか分からない
- とにかく子どもが無事なのかを知りたい
このようなご相談です
この形のご相談には、二つの型があります。
| 型 | こちらの受け方 |
|---|---|
| 話し合いの途中で、急に出ていった | 所在と無事の確認をお受けすることがあります。ただし、出ていった理由を先に伺います |
| 🔴 家庭内の暴力・暴言があった | 🔴 お引き受けしません。居場所が伝わることで、逃げた先が安全でなくなるためです |
警察庁の「令和7年における行方不明者届受理等の状況」(令和8年6月公表)では、原因・動機のうち家庭関係が12,599人です。疾病関係の22,753人に次いで多い項目です。家庭の事情で家を出る人は、毎年1万人を超えています。
⚠️ ここはご依頼者にとって、聞かれたくない部分だと思います。
それでも伺うのは、探してはいけない案件を、探さないためです。隠して依頼されても、調査の途中で分かります。そのときは中止して、いただいた費用のうち未着手の分はお返しします。
探す前に、なぜ出たのかを考えてください
🔑 奥さまが子どもを連れて出ていく、という行動には、準備が必要です。
子どもの持ち物をまとめ、行き先を決め、当日の時間を選ぶ。衝動では、できません。つまり前から考えていたということです。
🔴 北海道では、もう一つあります。移動そのものに、時間とお金がかかるのです。道内の別の市へ出るにも、道外へ出るにも、準備が要ります。つまり、よりはっきりと計画されていたということです。
思い出していただきたいこと
- 出ていく前の2週間で、言い争いがあったか
- 「もう無理」に近い言葉が出ていたか
- 奥さまが実家や友人と連絡を取る回数が増えていたか
- 子どもの様子が変わっていたか
- 区役所や市の窓口に出かけた形跡があったか
- 航空券や乗車券を調べていた様子があったか
⚠️ 5つめは大事です。相談窓口に先に行っておられる場合、行き先はすでに決まっています。その場合、探すことに意味がないだけでなく、探すこと自体が問題になります。
DVが疑われる場合、お引き受けしません
🔴 当社の方針です。
家庭内の暴力や暴言が疑われる場合、所在の調査はお引き受けしません。ご依頼者がどのように説明されても、です。
理由は一つです。居場所が伝わることで、逃げた先が安全でなくなることがあるからです。そこに関わることはできません。
お断りする場合でも、その場でお金はいただきません。そして、なぜお受けできないのかは必ずご説明します。
そのほか、お引き受けできないご依頼です。
- 待ち伏せや接触を目的とした所在の確認
- お子さんを連れ戻すための調査。これは探偵の仕事ではありません
- 携帯電話・SNSの中身を見ること。できません
- GPS機器の取り付け
- 奥さまやご親族の出身地・本籍・家柄・国籍・系譜を、人物を判断する材料として調べること。探偵業法9条1項で禁じられています
- 奥さまの勤め先に事情を知らせること。これは調査ではありません
実家・友人宅・札幌駅の先|当たる順番
お引き受けする場合の話をします。順番があります。
| 1 ご実家 | いちばん多い先です。ただし「知らない」と言われることがほとんどです。かくまっている側は、まずご本人に伝えます |
|---|---|
| 2 友人宅 | お子さんがいる場合、長く置けないので一時的です。ここに留まっているなら、まだ札幌市内か近くにおられます |
| 3 市内の別の住まい | 部屋を借りている場合、前から準備していたということです |
| 🔴 4 札幌駅・新千歳空港の先 | 道内の別の市か、道外に出ておられる場合。ここに入ると、範囲が一気に広がります |
⚠️ ご自身で実家や友人宅に連絡を取るのは、やめてください。伝わった時点で、次の場所へ移られます。お子さんがいる移動は負担が大きく、そのぶんご本人にもお子さんにも無理がかかります。
🔑 北海道では、この負担がさらに大きくなります。市と市のあいだが遠いので、一度動くと戻ってこられません。
道内か、道外か|新千歳空港が分かれ目です
🔴 札幌のご相談では、ここがいちばん効きます。
札幌市公表によると、市は北区・中央区・東区・白石区・豊平区・厚別区・清田区・南区・西区・手稲区の10区です。地下鉄は南北線・東西線・東豊線の3本で、この3本が交わるのがさっぽろ駅と大通です。
| 札幌市内に留まっている | 範囲が決まります。地下鉄3本の沿線と、お子さんの通う先から当たれます |
|---|---|
| 道内の別の市へ出た | 移動の費用が乗ります。⚠️ ただし北海道は市と市のあいだが遠いので、お子さんを連れての移動先は限られます |
| 🔴 新千歳空港から道外へ出た | 🔴 範囲が一気に広がります。ご実家が道外にある場合は、ここを先に見ます |
🔑 お子さんがいる移動には、はっきりした制約があります。
学校や保育園が必要になります。そして、住む場所が必要です。だから行き先は「生活ができる場所」に限られます。ご実家、親しいご親族の家、あるいは前から準備していた住まいです。
⚠️ 逆に言えば、範囲はそれほど広くありません。
探偵にできることと、弁護士に引き継ぐこと
🔴 ここを分けて考えてください。
| 探偵ができること | 所在の確認。お子さんが無事に暮らしているかの確認。ご希望があれば、お手紙をお預かりして届ける |
|---|---|
| 探偵ができないこと | 🔴 連れ戻し。説得。会わせること。お子さんを引き取るための手続き |
| 弁護士の領域 | 離婚、婚姻費用、面会交流、監護者の指定。家庭裁判所の手続きは、弁護士にご相談ください |
🔑 順番として、こう申し上げることが多いです。
お子さんに会いたいのであれば、先に弁護士です。家庭裁判所の手続きを通したほうが、結果として早く、そして確実です。探偵が居場所を確かめても、会えるようにはなりません。
⚠️ 探偵が役に立つのは、相手の所在が分からないために手続きを始められない場合です。書類を送る先が分からない、という段階であれば、お手伝いできます。
札幌の調査員が確かめること
| やること | 何のためか |
|---|---|
| 最後にいた場所の確認 | いつ出られたか。持って出たものと置いていったものを見ます |
| 移動した方向の絞り込み | 札幌市内か、道内か、新千歳空港から道外か |
| 所在の確認 | 建物まで。部屋番号まで確かめられるかはケースによります |
| お子さんが無事に暮らしているかの確認 | 🔴 多くのご依頼者が、いちばん知りたいと言われるところです |
⚠️ 学校や保育園に問い合わせる形は取りません。お子さんの生活に影響が出ます。
費用の考え方
| 手元にある情報 | 費用の目安 | たとえばこんな状態 |
|---|---|---|
| 多い | 10万〜30万円程度 | 氏名と、勤務先か現住所のどちらかが分かっている。SNSのアカウントが生きている |
| 中くらい | 30万〜50万円程度 | 氏名は分かるが、住所は何年も前のもの。出身校や当時の勤務先までは分かる |
| 少ない | 50万〜100万円程度 | 下の名前かニックネームだけ。住んでいた地域しか分からない |
🔑 直感と逆に見えると思います。情報が少ないほうが、高くなります。当たる範囲が広がるので、必要な調査員の人数と日数が増えるからです。
⚠️ ですから、ご依頼者にできるいちばん効くことは、思い出せることを増やすことです。費用の詳しい内訳は人探しの費用はいくらかかるのか|手元の情報量で決まりますにまとめました。
探偵業法8条は、契約の前に商号・名称・住所と、対価の概算額を書面で説明することを定めています。当社も、着手の前に書面でお出しします。見積りを出す前に着手することはありません。ご相談から契約までの流れもご覧ください。
⚠️ 札幌のご相談では、ここに移動が乗ります。札幌市内で収まるのか、道内の別の市まで広がるのか、道外に及ぶのか。どこまで追うかは、着手の前に決めます。「行けるところまで」という契約はしません。
期間は、ご実家や友人宅の見当がついている場合は数日から2週間。道外に出ておられる場合は1〜2か月以上をいただくことがあります。待たせたまま何も出さないことはしません。途中経過をお出しして、続けるかどうかを途中で決めていただけます。
よくあるご質問
子どもが無事かだけ知りたいのですが、それでも受けてもらえますか。
お受けすることがあります。ただし出ていかれた理由を先に伺います。家庭内の暴力や暴言が疑われる場合はお引き受けしません。
妻の実家が道内の別の市です。確かめてもらえますか。
外から確かめられる範囲であれば、できます。移動の費用が加わります。⚠️ ただし、ご自身で電話をしないでください。伝わった時点で、次の場所へ移られます。お子さんの負担が増えます。
道外の実家に行った可能性があります。
その場合は、そこを先に見ます。お子さんがいる移動は、生活ができる場所に限られます。ご実家は、いちばん可能性の高い先です。どこまで追うかは、着手の前に決めます。
連れ戻してもらえますか。
🔴 できません。連れ戻しも説得もしません。お子さんに会うための手続きは、弁護士にご相談ください。
離婚調停を考えています。住所が分からないと始められないと言われました。
この段階でしたら、お手伝いできます。書類を送る先の確認は、調査としてお受けできる範囲です。手続きそのものは弁護士の領域です。
まず何をすればいいですか。
実家や友人に電話をしないでください。そして出ていく前の2週間に何があったかを、思い出せる範囲で整理してください。ご相談の費用はいただきません。
同じ状況でこのページをご覧になっている方へ
🔴 探偵より先に、警察です。
命にかかわるおそれがあるとき、18歳未満のとき、事件性が考えられるとき。この場合は特異行方不明者として、警察が自ら探します。探偵が先に動くと、その時間が失われます。
急を要するときは110番。迷っているときは警察相談専用電話の #9110 です。お近くの警察署でも、行方不明者届を出せます。
札幌の調査体制について
札幌には調査員がおります。東京から向かうのではなく、その土地を知っている調査員が動きます。
🔴 札幌市外に及ぶ場合は、交通費などの実費が加わります。北海道は市と市のあいだが遠いので、札幌市内で収まるのか、道内の別の市まで広がるのかで、金額が変わります。
どこまで追うかは、着手の前に決めます。「行けるところまで」という契約はしません。
探偵業法9条2項は、探偵業務を探偵業者以外の者に委託してはならないと定めています。「全国対応」と書かれている場合は、実際に動く相手が探偵業の届出をしているかを確かめてください。
ご相談・お申し込みの窓口=ファミリー調査事務所/フリーダイヤル 0120-188-671(お電話はこちらへおかけください。内容を伺うところからお見積り、ご契約まで承ります)
最後に
奥さまが子どもを連れて家を出られたとき、最初にすることは探すことではありません。
🔑 なぜ出たのかを考えることです。子どもの荷物をまとめて、行き先を決めて、当日の時間を選ぶ。これは衝動ではできません。北海道では移動そのものに時間とお金がかかるので、よりはっきりと計画されていたということです。
🔴 そして、家庭内の暴力や暴言が疑われる場合、当社は所在の調査をお引き受けしません。これは方針です。
そうでない場合は、実家 → 友人宅 → 市内の別の住まい → 札幌駅・新千歳空港の先、の順に当たります。🔑 お子さんがいる移動は、生活ができる場所に限られます。だから範囲はそれほど広くありません。⚠️ ご自身で先に連絡を取ると、次の場所へ移られます。動かれる前にご相談ください。

