新宿支店 ロマンス詐欺・暗号資産トラブル
恋人から暗号資産の操作だけ教えてと言われ自分のお金を送っていない段階で不安を感じる女性
自分のお金を送っていなくても、暗号資産の口座・ウォレット・送金操作へ関わる前に「誰のお金を、誰の指示で、どこへ動かすのか」を確認することが重要です

「お金を出してほしいわけではない。暗号資産の操作だけ手伝ってほしい」――恋人からこのように頼まれた場合、自分のお金を送金するわけではないため、危険はないように感じるかもしれません。

しかし、相手に言われるまま暗号資産取引所の口座を作る、ウォレットを用意する、他人から届いた暗号資産を別のウォレットへ移す、自分名義の口座を経由させる、認証コードや本人確認情報を共有するといった行為は、「自分のお金を失うかどうか」とは別の問題があります。

恋人が本当に操作方法を知らず、単純に手助けを求めている可能性もあります。そのため、暗号資産の話が出ただけでロマンス詐欺と断定することはできません。

一方で、「あなたのお金は使わない」という説明を安心材料にして、相談者名義の口座・ウォレット・本人確認・送金操作へ徐々に関与させるケースには注意が必要です。

この記事では、ファミリー調査事務所 新宿支店が、恋人から暗号資産の操作を頼まれたものの、まだ自分のお金は送っていない方に向けて、「誰の資産なのか」「誰の口座なのか」「どこから届き、どこへ送るのか」「本人確認情報を渡していないか」を分けて整理する方法を解説します。

このような状況ではありませんか?

  • 恋人から暗号資産取引所の口座を作ってほしいと言われた
  • 「あなたのお金は使わないから安心して」と説明されている
  • 恋人からウォレットアプリのインストールを頼まれた
  • 他人から届いた暗号資産を別のウォレットへ送るよう頼まれた
  • 恋人本人ではなく「投資担当者」から操作手順が送られてくる
  • 本人確認書類や顔認証を使って口座を開設するよう頼まれた
  • ログインID・パスワード・認証コードを教えてと言われた
  • 遠隔操作アプリを入れて画面を見せるよう求められた
  • 何の取引なのか質問しても「操作するだけ」としか説明されない
  • 自分は送金していないため被害とは関係ないと思っている

恋人から「暗号資産の操作だけ」と頼まれたケースの相談内容概要

このケースで最初に確認するのは、利益が出るかどうかではありません。「誰のお金を」「誰名義の口座で」「誰の指示により」「どこへ移すのか」です。

主な相談恋人から暗号資産取引所・ウォレットの開設や送金操作だけを手伝ってほしいと言われている
相談者の状況自分の資金はまだ送っていない、または投資するつもりはない
確認対象恋人本人、投資担当者、利用する取引所・サイト、送金元、送金先、口座・ウォレットの名義関係
主な手がかりLINE・SNS、暗号資産サイトのURL、ウォレットアドレス、取引所名、送金指示、QRコード、アプリ名、相手のプロフィール
重要な注意点自分のお金を送っていないことと、自分名義の口座・本人確認・送金操作にリスクがないことは別
確認目的暗号資産を操作する前に関係人物・資金・口座・送金先を整理し、関与してよい取引なのか判断する材料を確保する

「自分のお金は送らないから大丈夫」とは限らない

ロマンス詐欺や暗号資産トラブルというと、「相手に投資を勧められ、自分のお金を暗号資産へ換えて送金する」という場面を想像する方が多いでしょう。

しかし、注意したいのは、自分の資金を求められる前の段階です。

たとえば恋人から、「日本の取引所を使えないから代わりに口座を作って」「暗号資産が届くから別のウォレットへ送って」「操作が分からないのであなたのスマホで試してほしい」などと頼まれるケースがあります。

この場合、本人は「投資しているわけではない」「自分のお金は一円も使っていない」と考えやすくなります。

しかし、自分名義で開設した取引所口座を他人の資産移動に使うことや、資金の出どころ・送金先を理解しないまま暗号資産を移動させることは、自分自身が取引経路の一部になる可能性があります。

また、相手にログイン情報や認証コードを渡せば、相談者が把握していない操作が行われる可能性もあります。

「自分のお金が減るか」という視点だけではなく、「自分の名義・本人確認・口座・端末を誰のために使っているのか」という視点で確認することが重要です。

恋人から暗号資産の操作だけを頼まれた相談でウォレットと送金指示を新宿支店で確認する女性
「操作だけ」という言葉ではなく、送金元・送金先・口座名義・指示した人物を一つずつ確認します

内容を理解できないまま操作を続けないでください。
恋人から指示された場合でも、本人確認書類を使った口座開設、ログインID・パスワード・二段階認証コードの共有、遠隔操作アプリの導入、他人から届いた暗号資産の転送などは、その目的が分からないまま進めないことが重要です。すでに操作した場合は、アプリや履歴を削除せず、取引日時、ウォレットアドレス、トランザクションID、相手とのメッセージなどを保存してください。

恋人から暗号資産の操作を頼まれたときに注意したい6つのパターン

同じ「暗号資産を手伝って」という依頼でも、内容によって確認すべきポイントが異なります。

送金前でも確認したい暗号資産の依頼

① 自分名義で取引所口座を作ってほしい

恋人が「外国人だから開設できない」「日本の口座が必要」と説明し、相談者名義で暗号資産取引所のアカウントを作るよう求めるケースです。なぜ本人名義ではできないのかを確認します。

② ウォレットだけ作ってほしい

「お金は入れなくていいからウォレットを作って」と頼まれるケースです。作成後にアドレスや秘密情報を相手へ渡すよう求められる場合は、何に利用されるのか確認できるまで操作を止めます。

③ 届いた暗号資産を別の場所へ送ってほしい

自分が購入したものではない暗号資産を受け取り、指定された別のウォレットへ送るよう指示されるケースです。資金の出どころと受取人が分からないまま転送しないことが重要です。

④ 投資担当者が操作を指示する

恋人から紹介された「先生」「投資担当者」「アナリスト」など別人物が登場し、口座開設や送金操作を細かく指示するケースです。恋人と第三者を別々に整理します。

⑤ 遠隔操作を求められる

「難しいからこちらで操作する」と説明され、画面共有や遠隔操作アプリを入れるよう求められるケースです。ログイン状態の端末を第三者が操作できる状態にしないよう注意します。

⑥ 最初は操作だけで後から入金を勧められる

最初は練習や操作確認だけだったものが、「せっかくだから少額だけ」「利益が出ているから追加しよう」と、自分の資金を入れる話へ変わっていくケースです。変化した時期を記録します。

暗号資産を操作する前に実際に行う情報整理・事実確認

この段階では、暗号資産の価格予測や利益率を調べることより、取引に登場する人物・口座・資金・送金先を整理することが優先されます。

  1. 1.恋人から最初に暗号資産の話が出た時期を確認
    出会った時期、恋愛関係になった時期、暗号資産について初めて話した日、操作を頼まれた日を時系列にします。最初から投資の話があったのか、交際が深まった後から始まったのかも整理します。
  2. 2.何をするよう頼まれたのかを具体化
    「暗号資産を手伝う」ではなく、取引所口座の開設、ウォレット作成、受取り、送金、交換、QRコード読み取り、本人確認など、実際に求められた操作を一つずつ書き出します。
  3. 3.誰の資産なのか確認
    恋人本人のお金なのか、第三者から届くお金なのか、投資会社等の資金なのかを確認します。「恋人のお金だと聞いた」という説明と、客観的に確認できる情報は分けます。
  4. 4.送金元・送金先・利用サービスを保存
    取引所名、サイトURL、アプリ名、ウォレットアドレス、QRコード、送金日時、トランザクションIDなど、相談者が正当に確認できる範囲の情報を保存します。削除やアプリの初期化は急いで行いません。
  5. 5.恋人・投資担当者の情報を別々に整理
    恋人以外の人物から指示が届いている場合は、それぞれのSNS、LINE、電話番号、プロフィール、発言を分けます。「恋人の知人だから信用できる」と一括して扱わないことが重要です。
  6. 6.恋人本人の実在・仕事・生活との整合性を確認
    相手の氏名、勤務先、住所、生活状況などが未確認であれば、暗号資産の話だけでなく、恋人本人についてどこまで事実を確認できているのかを整理します。必要に応じて正当な目的の範囲で事実確認を検討します。
  7. 7.すでに操作した場合は履歴をまとめる
    何月何日にどの端末でログインし、何を受け取り、どこへ送ったのかを整理します。自分のお金を送っていなくても、相談先へ説明できるよう操作履歴を残します。

自分のお金を送っていなくても「何も起きていない」とは限らない

情報を整理した結果、恋人が単純に暗号資産の操作方法を尋ねていただけで、相談者名義の口座や資産移動を求めていなかったことが分かる場合もあります。

反対に、相談者名義の取引所口座を開設させ、第三者から届いた暗号資産を指定ウォレットへ移すよう求められていたことが分かる場合もあります。

このとき、「損をしていないから大丈夫」と判断するのではなく、自分名義のサービスがどのように利用されたかを確認してください。

特に、本人確認書類を提出して口座を開設した後にログイン情報を相手へ渡した、二段階認証コードを伝えた、遠隔操作を許可した場合は、相談者が把握していない操作が行われていないか確認する必要があります。

まだ操作していない段階であれば、目的と資金の出どころを確認できるまで操作しないという選択があります。「恋人を信用しない」という意味ではなく、自分名義の金融サービスを他人の指示で利用しないという線引きです。

すでに不審な操作をしている場合は、利用した暗号資産交換業者等のサポート窓口へ相談し、必要に応じてアカウントの安全確認を行います。犯罪に関係する資金である可能性や被害が疑われる場合は、警察や弁護士など適切な専門機関への相談も検討します。

ロマンス詐欺が疑われる場合も、調査会社が犯罪成立を認定するわけではありません。恋人の本人性、関係人物、送金指示、生活実態などについて確認できる事実を整理し、次の判断に使える資料を作ります。

暗号資産を操作する前に確認

「自分のお金ではないから大丈夫」と進める前に整理してください

口座開設、ウォレット作成、暗号資産の受取り・送金などを恋人から頼まれている場合は、まず誰の資産をどこへ移すのかを確認します。

恋人を詐欺師と決めつけるのではなく、相手の本人情報、投資担当者、利用サービス、送金先など、現在確認できる事実を整理することから始めます。

恋人から暗号資産の操作だけを頼まれたケースについて相談を受ける相談員
担当相談員が状況をお聞きします
匿名相談可能・新宿エリア対応

暗号資産操作・ロマンス詐欺の事実確認調査にかかる料金

料金は、恋人について分かっている情報、利用している暗号資産取引所・ウォレット、第三者の有無、すでに行った操作、確認したい人物情報などによって異なります。

メッセージや取引履歴の整理だけで次の対応を判断できる場合と、恋人の氏名・勤務先・生活実態などの確認が必要な場合では、調査範囲が変わります。

ご相談内容と現在保有している情報を確認し、必要な項目だけを整理したうえで、調査開始前にお見積りをご案内します。

調査・対応内容料金
LINE・SNS・暗号資産関連情報の整理案件内容によりお見積り
取引所・ウォレット・送金指示の整理案件内容によりお見積り
恋人・関係人物の本人性確認案件内容によりお見積り
勤務先・生活実態・所在等の確認案件内容によりお見積り
操作履歴・送金履歴の時系列整理案件内容によりお見積り
調査報告書・専門機関相談用資料の作成案件内容によりお見積り
ご相談内容と保有情報を確認したうえで、調査開始前にお見積りをご案内します

すでに取引所のアカウントへ第三者がアクセスしている可能性がある場合など、調査より先に取引所や警察等へ相談した方がよいケースもあります。状況に応じて必要な対応を整理し、不要な調査を一律におすすめすることはありません。

担当調査員からのコメント

恋人から暗号資産の操作だけを頼まれたロマンス詐欺の相談に対応する担当調査員
中村
新宿支店

「自分のお金は一円も送っていないので、まだ被害ではないと思います」と相談されることがあります。しかし、確認したいのは金銭的な損失だけではありません。自分名義の取引所口座を作ったのか、誰から暗号資産を受け取ったのか、どこへ送ったのか、本人確認や認証情報を第三者へ渡していないかも重要です。恋人から頼まれたという理由だけで安心せず、「誰のお金を、誰のために動かしているのか」を説明できない操作はいったん止めてください。まだ何も操作していない段階であれば、その状態を維持したまま情報を整理することが大切です。

恋人から暗号資産の操作を頼まれた場合のよくある質問

Q. 恋人から暗号資産の操作だけを頼まれました。ロマンス詐欺でしょうか?

A. 操作を頼まれたという事実だけでロマンス詐欺とは断定できません。ただし、本人性や資金の出どころを確認できないまま、自分名義の口座やウォレットを使うよう求められている場合は慎重に判断してください。

Q. 自分のお金を送らなければ安全ですか?

A. 金銭的損失が発生していなくても、自分名義の口座、本人確認情報、端末、ウォレット等を第三者の資産移動に利用させることには別のリスクがあります。「自分のお金かどうか」だけで判断しないことが重要です。

Q. 恋人から暗号資産取引所の口座だけ作ってと言われました。

A. なぜ本人ではなくあなた名義の口座が必要なのか、何に利用する予定なのかを確認してください。目的が説明されないまま口座開設や本人確認を進めることは避けた方が安全です。

Q. ウォレットを作るだけなら問題ありませんか?

A. ウォレット作成自体と、その後どのように使われるかは別です。アドレスや秘密情報を誰へ渡すのか、何を受け取るのか、誰が操作するのかを理解できない場合は進めないでください。

Q. 恋人のお金を私のウォレットで受け取って送り返すだけと言われています。

A. 資金の出どころと送金先を確認できない状態で、第三者の暗号資産を自分名義・自分管理のサービス経由で移動させることは避けてください。すでに受け取っている場合は、履歴を削除せず専門機関への相談を検討します。

Q. 恋人から認証コードを教えてと言われました。

A. ログイン用パスワードや二段階認証コードなどを第三者へ伝えることは避けてください。すでに共有した場合は、利用しているサービスの公式サポートへ相談し、アカウント状況を確認してください。

Q. 遠隔操作アプリを入れるよう言われました。

A. 暗号資産取引所や銀行等へログインした状態の端末を第三者が遠隔操作できる環境にすることは慎重に考える必要があります。まだ導入していない場合は、目的を確認できるまで進めないことをおすすめします。

Q. 投資担当者を紹介され、その人から操作を教わっています。

A. 恋人と投資担当者を別々の人物として情報を保存してください。担当者のアカウント、電話番号、サイトURL、送金指示などを残し、恋人との関係についても確認事項として整理します。

Q. すでに暗号資産を別のウォレットへ転送してしまいました。

A. 送金日時、数量、送金元・送金先ウォレットアドレス、トランザクションID、操作を指示したメッセージを保存してください。資金の性質が分からない場合は、利用した交換業者等の窓口や警察、弁護士への相談も検討します。

Q. 恋人の本名や勤務先が分かりません。それでも確認できますか?

A. SNS、顔写真、電話番号、メール、アプリのプロフィール、暗号資産に関するやり取りなど、現在保有している情報から確認可能性を検討します。情報量によって確認できる範囲は異なります。

Q. 暗号資産トラブルの調査にはどのくらいの期間がかかりますか?

A. メッセージや操作履歴の整理だけなのか、恋人の本人性・勤務先・生活実態などの確認も必要なのかによって異なります。ご相談時に確認項目を整理し、必要な範囲をご案内します。

Q. 暗号資産の操作を頼まれたケースの調査費用はいくらですか?

A. 保有情報、関係人物数、確認項目、現地調査の必要性などによって異なるため、案件内容によりお見積りします。調査開始前に範囲と料金をご案内します。

相談無料

まだ自分のお金を送っていない段階だからこそ、一度操作を止めて確認できます

「投資を勧められたわけではない」「頼まれた操作を手伝っているだけ」という場合でも、自分名義の口座やウォレットを利用するのであれば、誰の資産を誰の指示で動かしているのかを把握することが重要です。

ファミリー調査事務所 新宿支店では、恋人本人、投資担当者、暗号資産サイト、ウォレット、送金指示などを整理し、確認できている事実と相手から説明されている内容を分けて、次に必要な対応を検討します。

恋人から暗号資産の操作を頼まれたロマンス詐欺について相談を受ける新宿支店相談員
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