近隣トラブル|隣人調査
管理会社は動かない。警察は民事だと言う。相手は平気な顔をしている。そこまで来て、はじめて「探偵」という言葉が頭に浮かびます。新宿支店には、そういう順番でご相談が届きます。
ただ、探偵に何ができるのかは、あまり知られていません。「隣人を調べてもらえば、嫌がらせが止まる」と思って連絡してこられる方がいますが、それは違います。止めるのは探偵ではありません。
このページでは、隣人調査で実際に分かること、分からないこと、費用、そして依頼しないほうがいい場合を、できるだけ正直に書きます。読み終えたときに「うちはまだ依頼の段階ではない」と分かるなら、それでいいと思っています。
このページで分かること
- 「隣人調査」には2種類あり、できることが違うこと
- 探偵が確認できる6つのこと
- 探偵にできないこと・やらないこと
- 調査が意味を持つ段階と、まだ早い段階
- 費用の目安と、何で変わるのか
- 避けたほうがいい業者の見分け方
「隣人調査」には、2種類あります
同じ言葉で検索されていますが、中身はまったく別です。どちらなのかで、できることも費用も変わります。
2つの隣人調査
- 第一|これから住む前の確認家を買う前、引っ越す前に、近隣にどんな人が住んでいるかを確認する。まだトラブルは起きていません。公開情報と周辺の状況確認が中心になります
- 第二|すでに起きているトラブルの確認嫌がらせが続いている、誰がやっているか分からない、相手の素性が分からない。こちらが新宿支店にいちばん多く届くご相談です。このページは主にこちらを扱います
第一のほうは、正直に申し上げるとできることは限られます。「隣の家の人柄を調べる」ようなことはできません。公開されている情報と、現地で見える範囲の確認までです。過度な期待をされたまま契約していただくのは、こちらとしても避けたいところです。
第二は違います。すでに事実が発生しているので、確認すべき対象がはっきりしています。調査として成立します。
隣人の嫌がらせには、どんな手口があるか
ご相談で出てくるものを並べます。「これくらいで相談していいのか」と迷われる方が多いのですが、並べてみると、ほとんどが過去に実際にあった手口です。
5つの系統
- 音足音、物を落とす、壁や天井を叩く、深夜の音楽、ドアの開閉。こちらの在宅に合わせて始まるかどうかが分かれ目です
- 物に対するもの車に傷、植木に除草剤、ポストへの投函、郵便物に触る、玄関や車に砂糖水をかけて虫を寄せる、自転車のパンク。器物損壊にあたりうるものが多い系統です
- ゴミ・臭い敷地にゴミを投げ入れる、ゴミ置き場で分別を荒らす、境界に向けて生ゴミを置く、換気扇の向きを変える
- 視線・つきまとい窓から見ている、出入りのたびに出てくる、カメラを向ける、玄関前に立つ。物証が残りにくい系統です
- 言葉・評判近所に事実と違う話を広める、挨拶の無視を周囲に広げる、町会や管理組合で名指しする。名誉毀損の問題になることがあります
実際のご相談は、このうち2つ以上が同時に起きていることがほとんどです。音だけ、物だけというケースのほうが少ない。
そして、ここが大事なところです。1つずつ見ると「気のせいかもしれない」と思えるものばかりでも、全部を一つの表に並べると、別のものが見えてきます。ご相談でまずやるのは、その並べ替えです。
「足のつかない嫌がらせ」が、いちばん多い
検索で「足のつかない嫌がらせ」「地味な嫌がらせ」「陰湿な嫌がらせ」という言葉が使われています。うまい言い方だと思います。実際、相談で多いのはこの型です。
足がつかない手口に共通する3つ
- 第一|短時間で終わる砂糖水をかける、ゴミを置く、傷をつける。どれも数秒です。見ていなければ、起きたことに後から気づくことになります
- 第二|痕跡が自然に消える砂糖水は雨で流れ、臭いは消え、ゴミは片づけてしまう。片づけた時点で、証拠がなくなります。これが本当に多い
- 第三|目撃されにくい時間帯を選ぶ早朝、深夜、こちらが出かけている時間。つまり「相手はこちらの生活を知っている」ということです。ここ自体が手がかりになります
やられたと気づいたら、片づける前に撮ってください。砂糖水、ゴミ、傷。どれも「片づけてから相談に来られる」のがいちばん多い形です。日付の入る形で、全体と近景の2枚。それだけで、後から使えるものになります。
この型だけを詳しく書いたページがあります。「証拠にならない」と言われた被害を、どう事実に変えるか。あからさまではない嫌がらせ|「証拠にならない」と言われる被害を、事実に変えるまでもあわせてご覧ください。
探偵がこの型をどう押さえるかというと、現場を直接押さえるより先に、時間を絞ります。
- 1.発生していた時間帯を絞る
前に見たときは何もなく、気づいたのは何時か。これを何回分か集めると、起きている時間の幅が出てきます。 - 2.その時間帯の、相手の在宅・外出を確認する
ここが調査です。その時間に相手がそこにいなければ、別の人物ということになります。除外も立派な結果です。 - 3.絞れた時間帯に合わせて記録する
時間が絞れていれば、張り込みも撮影も短くて済みます。やみくもに何日も張るより、こちらのほうが確実で安いです。
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確認できること
- 誰がやっているかゴミを撒く、張り紙を剥がす、車に傷をつける、郵便物に触る。行為そのものを確認する調査です。張り込みと記録になります
- いつ・何回やっているか単発ではなく継続していることを示す記録。「何回あったか」は、後の手続きで最も効きます
- 規則性があるかこちらの在宅と連動しているか、特定の曜日や時間帯に集中しているか。故意であることを示す材料になります
- 相手が何者かそこに住んでいる人なのか、外から来ているのか。所有者なのか借主なのか。公開されている情報と、現地での確認の範囲です
- 第三者が見ているか同じ被害に遭っている住人がいないか。目撃している人がいないか。被害者が複数いると、管理組合も行政も動きが変わります
- 以上を、渡せる形にまとめること日時・内容・写真・報告書。管理会社、行政、弁護士、警察。どこに持って行くかで、まとめ方を変えます
いちばん価値があるのは、6つ目です。ご自身で気づいていることの多くは、実は正しい。ただ、それが「誰にも渡せない形」で頭の中にあるだけ、というケースが非常に多いです。
探偵にできないこと
ここを曖昧にする業者があるので、はっきり書きます。
当社が行わないこと
- 相手に警告する・話をつけるこれは探偵の業務ではありません。交渉は弁護士の業務です。「話をつけます」と言う業者には、根拠を聞いてください
- 嫌がらせを止めること調査は確認であって、停止ではありません。止めるのは管理会社・行政・司法です。調査はそこに渡す材料を作る工程です
- 相手の家の中を調べる・住戸内を録音する行いません。仮に取れたとしても、後で使えないどころか、こちらが不利になります
- 戸籍や住民票を勝手に取ることできません。「個人情報を全部調べます」と言う業者は、信用しないでください
「必ず特定できます」「相手を黙らせます」と言われたら、一度止まってください。特定できるかどうかは、行為が屋外で起きているか、頻度があるか、時間帯が絞れているかで決まります。話を聞く前に断言できることではありません。当社は、調査の前に「できない可能性」も必ずお伝えします。
依頼が意味を持つ段階、まだ早い段階
ご相談いただいた方の中には、「いまはまだ調査の段階ではありません」とお伝えして帰っていただくケースがあります。遠慮ではなく、お金が無駄になるからです。
段階の見分け
管理会社に相談しましたか
まだ先に管理会社です。書面かメールで、記録に残る形で。ここを飛ばして調査に入ると、後で「なぜ相談しなかったのか」と言われます
行為は屋外で起きていますか
屋外撮影できる可能性があります。調査が成立しやすい類型です
頻度はどのくらいですか
週に数回以上張り込みで押さえられる可能性があります。月に1回では、日数と費用が見合いません
相手の見当はついていますか
候補がいる絞り込めている分、日数が短くなります。まったく見当がつかない場合は、まず記録の整理からです
整理すると、「屋外で」「週に数回以上」「候補がいる」。この3つが揃っているほど、調査は成立しやすく、費用も抑えられます。逆に、室内の音だけ、月に数回、相手不明という状態では、まず記録を3か月積んでいただくほうが確実です。
費用の目安
該当する調査区分
- 行動調査 3日間約100,000円〜300,000円。行為の確認、相手の在宅状況の確認など
- 行動調査 7日間約200,000円〜700,000円。頻度が低い、時間帯が読めない場合
- 個人信用調査約30,000円〜200,000円。相手方の実態・所属・経歴の確認
- 盗聴・盗撮機器の発見調査約20,000円〜80,000円。室内に仕掛けられている心当たりがある場合
「探偵に1日依頼すると、いくらかかるのか」とよく聞かれます。上の区分から割り戻すと、1日あたりおよそ30,000円〜100,000円が目安です。幅があるのは、調査員が何名必要か、時間帯はいつか、機材を使うかで変わるためです。
そして、日数が増えるほど1日あたりは下がります。3日より7日のほうが、1日単価は安くなります。ただし「長く頼んだほうが得」という話ではありません。短く終わらせるために、先に時間帯を絞るほうが総額は下がります。
費用が変わるのは、主に次の3点です。
- 1.候補が絞れているか
絞れていれば日数が減ります。ご自身で記録を取っていただいているかどうかが、ここに直結します。 - 2.行為の頻度
毎晩起きていることなら3日で足りる場合があります。週に1回なら、その日を特定できていないかぎり日数が要ります。 - 3.屋外か屋内か
屋外の行為は押さえやすく、室内の音は押さえにくい。ここで必要な手段が変わります。
正確な金額は、ご相談内容を伺ったうえで、着手前にお見積りとしてお出しします。電話口で金額だけを即答する業者もいますが、状況を聞かずに出せる数字ではありません。
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「隣人調査 自分で」と検索される方へ。やっていただきたいことと、やってはいけないことが、はっきり分かれます。
ご自身でやっていただきたいこと
- 日時の一覧をつける何が、いつ、どのくらい。これが本体です。調査よりも先、今日から始められます
- 自分の敷地・部屋から撮る被害が起きた物、ゴミ、傷。片づける前に。日付が入る設定にしてください
- 管理会社・大家に書面で出す口頭ではなく、メールか書面で。相談した事実が残ります
- 公開されている情報を見る範囲表札、ポスト、掲示板、登記。誰でも見られる範囲までです
やってはいけないこと
- 相手の敷地に入る塀の内側、駐車場、玄関前。住居侵入になりえます。カメラを向けるために一歩入る、これが危ない
- 相手の郵便物に触る・覗く信書開封の問題になります。やってはいけません
- 本人に問い詰める・周囲に聞いて回る伝わります。伝わった時点で手口が変わり、確認が難しくなります
- 相手の車にGPSをつける・別人を装って接触するこちらが違法行為の側になります。当社でも行いません
そして、ご自身では届かないところが3つあります。ここが依頼の線になります。
ご自身では難しい3つ
- 連続した時間の記録仕事も生活もあります。何時間も見張り続けるのは現実的ではありません
- 相手の在宅・外出の確認「その時間にそこにいたか」。これはご自身では分かりません
- 第三者から見た記録当事者だけの記録は、どうしても「主観だ」と言われます。外部がまとめた書面には、別の重みがあります
「証拠がない」と言われたとき
管理会社や警察に「証拠がないと動けません」と言われた方へ。多くの場合、証拠がないのではありません。形になっていないだけです。
形になっていない3つのパターン
- 単発に見えてしまっている1件ずつ相談しているので、毎回「一度きりの話」として処理される。何回あったかを一覧にすると、扱いが変わります
- 時刻が入っていない「夜によくある」では判断できません。日付と時刻があるかどうかで、同じ内容でも重みがまったく違います
- こちらの状態が記録されていないそのとき自分は在宅だったか、何をしていたか。これがないと「お互い様」で終わらされます
この3つを直すだけで、同じ被害が「相談」から「案件」に変わることがあります。費用はかかりません。紙とペンだけです。
そのうえで足りないのが、さきほどの3つ——連続した時間の記録、相手の在宅確認、第三者の記録です。そこを埋めるのが調査です。
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同業を批判したいのではありません。お金を失ってから当社に来られる方が、実際にいるからです。
この4つが出たら、一度止まる
- 状況を聞く前に金額を言う「隣人調査は○万円です」と最初に出てくる。何日かかるか分からない段階で、金額は決まりません
- 「必ず特定できます」と言うできない可能性を言わない会社は、できなかったときの説明もしません
- その場で契約を求める・今日だけ割引と言う急がせる理由がこちら側にない場合、それは相手側の都合です
- 探偵業の届出番号を示さない探偵業は公安委員会への届出が必要です。番号は事務所にも、ウェブサイトにも出ているはずです。確認してください
当社の届出番号は、サイトの表記およびご契約前の書面でご確認いただけます。契約前に重要事項説明書をお渡しし、できること・できないこと・費用・解約条件を書面で説明します。これは法律で定められた手続きです。
依頼するかどうかの前に、状況を見せてください
いまが調査の段階かどうか、何が足りないかをお伝えします。まだ早い場合は、そうご案内します。
管理会社や行政の窓口で足りると判断した場合も、正直にお伝えします。

匿名でのご相談も可能です/新宿エリア対応
よくあるご質問
A. 分からないように行います。調査中に相手へ接触することはありません。ただし、ご自身が周囲に「探偵に頼んだ」と話されると伝わります。ご家族以外には話さないでください。
A. 音そのものより、「そのとき相手が在宅していたか」「時間帯に規則性があるか」を確認する形になります。室内の音は、こちらが相手の部屋に入れない以上、外から直接は押さえられません。音の記録はご自身の部屋で取っていただき、当社はその時間帯の相手方の状況を確認する、という組み合わせになります。
A. 状況によります。公開されている情報と、現地で確認できる範囲が基本です。戸籍や住民票を取り寄せることはできません。「何でも分かる」と言う業者は信用しないでください。
A. 提出することはできます。ただし、裁判でどう評価されるかは内容次第です。そのため、弁護士へ渡すことが決まっている場合は、先に弁護士の指示を伺ってからまとめ方を決めます。「裁判で必ず勝てる報告書」というものはありません。
A. 行動調査3日間で約100,000円〜300,000円が目安です。候補が絞れていて、行為が屋外で、頻度が高いほど短く済みます。状況を伺ったうえで、着手前にお見積りをお出しします。
A. できます。むしろ、その段階でお越しいただくほうがよいです。これまでの出来事を一緒に整理すると、候補が絞れることがあります。絞れた分だけ、調査の日数と費用が減ります。
A. むしろ取ってください。ご自身の敷地・部屋からの撮影や録音、日時の記録は、調査より先にやっていただきたいことです。やってはいけないのは、相手の敷地に入ること、相手の住戸内を撮ること、本人に問い詰めることです。
A. いいえ。「まだ調査の段階ではない」とお伝えすることが実際にあります。その場での契約はお願いしていません。
A. 順番があります。①記録を取る ②管理会社・大家に書面で出す ③自治体の相談窓口 ④警察への相談 ⑤法的手続き。この順を飛ばすと、後の段階で「なぜ先にやらなかったのか」と言われます。そして全段階に共通して効くのが記録です。直接話し合う、仕返しをする、周囲に言いふらす。この3つはやらないでください。どれも、こちらが不利になります。
A. 相談で多いのは5系統です。音(足音・叩く音・深夜の音楽)、物(車への傷・除草剤・砂糖水・郵便物)、ゴミと臭い、視線やつきまとい、事実と違う噂を広めること。このうち2つ以上が同時に起きているケースがほとんどです。1つずつだと「気のせい」で済んでしまうものが、並べると形になります。
A. 内容によります。物を壊す・汚す行為は器物損壊罪、敷地に入れば住居侵入罪、事実と違う話を広めれば名誉毀損罪、脅す言葉があれば脅迫罪。大きな音を出し続けて健康を害した場合、傷害罪が認められた事件もあります。一方、ストーカー規制法は恋愛感情などが前提の法律なので、近隣トラブルには原則あてはまりません。ここを勘違いされたまま警察に行かれる方がいます。どの罪にあたるかは、行為そのものよりも「何回、どのくらい続いたか」で判断が変わります。
A. 可能性はありますが、記録がないと難しいのが実情です。受忍限度を超えていると示す必要があり、そこで効くのは「何回あったか」「どのくらい続いたか」です。体調を崩されている場合は、先に医療機関にかかってください。受診の記録は、被害の大きさを示す材料になります。請求そのものは弁護士の業務になりますので、材料が揃った段階でご案内します。
A. 日時の一覧をつけること、被害が起きた物を片づける前に撮ること、管理会社に書面で出すこと。この3つは今日からできて、費用もかかりません。逆に、相手の敷地に入る・郵便物に触る・本人に問い詰める・別人を装って接触する。この4つはやらないでください。こちらが違法行為の側になります。
最後に
隣人のことで探偵を探しているなら、おそらくもう何か月か、我慢した後だと思います。管理会社に言って、警察に言って、それでも変わらなかった。
その段階まで来た方に、いちばんお伝えしたいのは「探偵は止める人ではなく、示す人です」ということです。誰が、いつ、何回。それを誰かに渡せる形にする。そこから先は、管理会社なり、行政なり、弁護士なりが動きます。
そしてその材料の半分は、すでにご自身が持っています。記憶として。足りないのは、それを形にすることと、取れていない部分を埋めることだけです。
まずは一度、状況をお聞かせください。依頼するかどうかは、それから決めていただければ結構です。
新宿支店|ファミリー調査事務所
隣人の嫌がらせ・近隣トラブルに関するご相談を承っています。まずは状況をお聞かせください。
匿名でのご相談も可能です/新宿エリア対応


相談員より
「探偵に頼めば終わる」と思って来られる方に、「終わらせるのは私たちではありません」とお伝えするのは、気が重い仕事です。期待されて来られているのが分かるからです。ただ、ここを曖昧にしたまま契約すると、調査が終わったときに「で、どうすればいいんですか」になります。調査は材料づくりです。その材料をどこに持って行くかまで一緒に考えるのが、当社の仕事だと思っています。