嫌がらせ|人探し
差出人のない手紙が届く。車に傷がついている。ゴミを置かれる。無言電話が鳴る。やられていることははっきりしているのに、誰がやっているのかだけが分からない。
このページは、手口ごとに「何が手がかりとして残るか」を並べたものです。何も残っていないように見えても、残っているものはあります。順番に見ていってください。
このページで分かること
- 手がかりは「物」と「時間」の2方向から出ること
- 手口別に、何が残るか(郵便物・電話・車・ゴミ・立ち入り)
- 防犯カメラを自分で付けるときの線引き
- 警察に被害届を出すときの3つのコツ
- 候補者が絞れたあとに、やってはいけないこと
- 探偵に頼める範囲と費用
手がかりは、2方向から出ます
相手を探すとき、入口は2つしかありません。
2つの入口
- 物から置かれたもの、届いたもの、壊されたもの。そのものが、どこで手に入り、どう運ばれたかを示します
- 時間からいつ起きたか。起きた時刻が分かれば、その時刻に動ける人が絞れます。こちらのほうが、実は決め手になることが多い
多くの方が、物のほうばかり見ます。でも、実務で効くのは時間のほうです。「平日の22時台に3回、土曜の昼に2回」と並べば、その時間に自由に動ける人は限られます。
だから、いちばん先にやることは日時の書き出しです。気づいた日でも構いません。「いつ気づいたか」と「いつ起きたと思われるか」を分けて書いてください。それを20件、30件と並べたとき、偏りが見えます。その偏りが、候補者を絞ります。
手口別|何が残るか
郵便物・投函物
封筒と中身から分かること
- 消印どこの郵便局で引き受けたか、いつか。相手の生活圏が分かります。複数通あれば、同じ局に偏っていないかを見てください
- 切手か、料金別納かどこで買ったものか。記念切手や古い切手なら、入手先が限られます
- 手書きか、印字か手書きなら筆跡。印字なら、使ったフォントやプリンタの特徴
- 郵送か、直接投函か切手がなければ、相手は自宅まで来ています。これは大きな違いです。来られる距離にいる人、ということになります
- 中身の紙コピー用紙か、ノートを切ったものか、職場の書類の裏か。裏面に何か印字が残っていないか、必ず確認してください
封筒と中身は、ビニール袋に入れて保管してください。素手で何度も触らないこと。そして開封の仕方も記録してください。いつ、誰が、どう開けたか。後で意味を持つことがあります。
無言電話・非通知の着信
記録しておくこと
- 着信の日時を全部画面を撮るのがいちばん早い。件数が並ぶこと自体が、材料になります
- 番号が出る場合そのまま控えてください。公衆電話からかどうかも、表示で分かることがあります
- かかってくる時間帯ここが決め手になります。深夜なら夜勤ではない人、昼なら勤務時間の自由が利く人
- 音背景に何か聞こえないか。電車、店内放送、テレビの音。録音できるなら録音してください
非通知の相手を通信会社に問い合わせても、個人には教えてもらえません。ただし、警察が捜査として動く場合は別の経路があります。だから着信記録を揃えて警察に相談する、というのが現実的な道です。
車の傷・器物の破損
やること
- すぐ写真を撮る傷そのものと、車全体と、停めていた場所の全景。3種類撮ってください。周りに何があるかが後で効きます
- 警察に被害届を出す器物損壊は犯罪です。金額の大小にかかわらず、届けを出してください。記録が残ることが大事です
- 周辺のカメラを探すコンビニ、マンションのエントランス、自販機、他の車のドライブレコーダー。映像は上書きされます。1週間以内に動いてください
- 傷の向きと高さ意外と情報があります。利き手、身長、道具。複数回あるなら、同じ特徴が出ていないか見てください
防犯カメラの映像は、だいたい1週間から1か月で上書きされます。コンビニや管理会社に「残っていますか」と聞くのは、早ければ早いほどいい。そして個人が見せてもらえないことが多いので、警察に被害届を出したうえで依頼するのが現実的です。被害届を先に出す理由の一つが、これです。
ゴミ・汚物を置かれる
見るところ
- 置かれた時間帯前回確認したのが何時か、気づいたのが何時か。この2つで時間帯が絞れます
- 中身何のゴミか。コンビニの袋ならレシートが入っていることがあります。店舗名と時刻が出れば、大きな手がかりです
- 置き方投げ込まれたのか、丁寧に置かれたのか。長く滞在できる相手かどうかが分かります
- 繰り返しの間隔毎週か、不定期か。規則性があれば、張る日が決まります
敷地に入られている・物が動いている
これは、すぐに対処してください。家の中に入られている可能性があるなら、鍵の交換が先です。
確認する順番
- ① 鍵の周り傷、引っかき跡。合鍵を持たれている場合は、傷が残りません。傷がないから安心、とはなりません
- ② 合鍵の行方過去に渡した相手、不動産会社、元同居人。思い当たる先を全部書き出してください
- ③ 窓とベランダクレセント錠、網戸、ベランダの仕切り板。隣から移動できる構造かどうか
- ④ 盗聴器・小型カメラ「生活の中身を知られている」感覚があるなら、確認する価値があります。当社の盗聴・盗撮発見調査は約20,000円〜80,000円です
ネットへの書き込み
この手口については、「ネットの誹謗中傷を探偵に相談したい」に詳しく書きました。やることが別系統(保存と開示請求)になるので、そちらを見てください。
防犯カメラを自分で付けるときの線引き
いちばん確実なのは、カメラです。ただし、付け方を間違えると、こちらが問題になります。
やっていいこと・避けること
- 自宅の敷地・玄関を写す自分の所有・占有している範囲を守るためのカメラ。これは通常問題になりません
- 公道が少し入る自宅を写した結果として道路の一部が入るのは、避けられない範囲です。ただし、必要以上に広く写さないこと
- 他人の玄関や窓を狙う避けてください。特定の相手の家を監視する形になると、こちらが問題になります
- 共用部に無断で付けるマンションの廊下やエントランスは共用部です。管理組合や管理会社に相談してから
「カメラがある」と分かると、相手は来なくなります。これは防止としては成功ですが、特定としては失敗です。どちらが目的かを先に決めてください。止めたいだけなら見える位置に。誰かを知りたいなら、気づかれない形で、という判断になります。
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- 1.一覧表を持って行く
日付・時刻・場所・内容。1行1件で、時系列に並べたものを紙で。口頭で説明すると、受け取る側が整理しきれません。紙があると、話が早く進みます。 - 2.罪名を自分で言わない
「ストーカーです」「器物損壊です」と決めつけると、その枠に当てはまらないときに止まります。起きたことを、そのまま並べてください。どの法律に当たるかは、向こうが判断します。 - 3.一度で諦めない
「様子を見ましょう」で終わることがあります。それでも、相談した記録は残ります。次に何かあったら、また行く。回数が積み上がると、扱いが変わります。
候補者が絞れてきたら
記録を並べていくと、だいたい数人に絞れてきます。そこからが、いちばん危ないところです。
やってはいけない3つ
- ① 本人に確かめに行く「あなたですか」と聞く。違えば関係が壊れ、本人なら証拠を消して手口を変えます。いちばんやってはいけないことです
- ② 周りに言いふらす「たぶんあの人だ」と周囲に話す。確証がない段階でこれをやると、こちらが名誉毀損を問われることがあります
- ③ 相手の家を見に行く・張り込む気持ちは分かりますが、こちらがつきまといをしている形になりかねません。ここは外に任せてください
絞り込みまではご自身でできます。最後の「確かめる」部分だけが、自分ではできない。そこが探偵の役割です。
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手口だけを見ていると、行き詰まることがあります。そのときは「なぜやるのか」から逆に辿ってください。
4つの型
- 第一|過去にトラブルがあった相手もっとも多い型です。揉めた時期と、嫌がらせが始まった時期を並べてみてください。数か月ずれていることがあります。忘れていた出来事が、きっかけだったという場合も
- 第二|妬み・引き下げこちらに何か変化があったとき(昇進、転居、結婚、開業)に始まる型。手口が地味で、繰り返されるのが特徴です。「気のせいかも」と思わせる程度に抑えてくるので、記録しないと形になりません
- 第三|追い出し・利害そこにいてほしくない、という動機。近隣や職場に多い型です。誰が得をするかを考えると、候補が見えます
- 第四|特定の理由がない通りすがり、愉快犯。この型は、こちら側に理由がありません。探すより、環境を変える(カメラ、照明、物の置き方)ほうが早い場合があります
第一と第二は、こちらの記憶の中に答えがあります。思い出したくない出来事ほど、書き出してみてください。「あれは終わったこと」と自分で片づけている件が、相手の中では終わっていないことがあります。年単位で前のことでも、書いてください。
一人ではない場合
「複数でやられている気がする」というご相談があります。思い込みのこともあれば、実際にそうであることもあります。見分け方を書きます。
複数が疑われる兆候
- 手口に一貫性がない几帳面な手口と、雑な手口が混じる。同じ人が気分で変えることもありますが、並べてみる価値はあります
- 時間帯が広すぎる深夜も昼間も平日も休日も。一人の生活リズムでは説明できない広がり方をしている場合
- 場所が離れている自宅と勤務先の両方、など。両方を知っている人は限られます。逆にここから絞れることがあります
- 情報が共有されている形跡一人にしか話していないことを、別の人が知っている。これは、誰が伝えているかを示す手がかりです
ただ、「全員が結託している」という形で考えはじめると、整理がつかなくなります。実際には、やっているのは一人か二人で、周りは何も知らない、というほうが多い。記録を並べると、そこが見えてきます。
疑いが広がって苦しいときほど、数えることに戻ってください。何件、いつ、どこで。感覚ではなく件数で見ると、落ち着きます。
探偵に頼めること・頼めないこと
当社の範囲
- できること候補者の行動確認、現場の張り込み、公開情報の範囲での素性確認、自宅の盗聴・盗撮機器の発見、これまでの経緯の書面化
- できること|記録の整理バラバラの出来事を、時系列と場所で並べ直す。これだけで候補が絞れることが、実際にあります
- できないこと相手の車や持ち物へのGPS設置、他人の住居への立ち入り、通信記録の取得、相手への警告や交渉
- できないこと|「必ず特定できます」頻度と時間帯によって、できる場合とできない場合があります。難しいと見込まれる場合は、着手前にそうお伝えします
費用の目安
該当する調査区分(公表料金表より)
- 行動調査 3日間約100,000円〜300,000円。時間帯が絞れている場合は、ここで足りることが多い
- 行動調査 7日間約200,000円〜700,000円。起きる日が不定期な場合
- 個人信用調査約30,000円〜200,000円。候補者の素性を確認する場合
- 盗聴・盗撮発見調査約20,000円〜80,000円。自宅に仕掛けられている心当たりがある場合
1日あたりに直すと、おおよそ30,000円〜100,000円です。時間帯が絞れているほど日数は短くなります。くわしくは「嫌がらせ調査の費用はいくらか」をご覧ください。
こちらもチェック
防犯対策サポート調査|自宅・SNS・ストーカー・嫌がらせの不安を証拠から確認する方法
配信者を狙うネットストーカー|視聴者からの執着と個人情報特定への対策
歌舞伎町の飲食店を出た後から同じ人物がついてくる|客引きか偶然か、つきまといかを確認したい残っているものを、一緒に探します
これまでに起きたことを順に伺って、何が手がかりになるかを整理します。それだけで絞れることがあります。
調査が必要ないと判断した場合も、そうお伝えします。

匿名でのご相談も可能です/新宿エリア対応
よくあるご質問
A. 「起きた日時」は、必ず残っています。それが手がかりです。20件並べると、時間帯や曜日の偏りが見えます。偏りが見えれば、その時間に動ける人が絞れます。気づいた日だけでも構いません。まず書き出してください。
A. 消印を見てください。どこの郵便局で引き受けたかと、日付が分かります。複数通あれば、同じ局に偏っていないかを確認してください。切手がなく直接投函されている場合は、相手が自宅まで来ているということです。封筒と中身は、ビニール袋に入れて保管してください。
A. 探偵は行いません。鑑定は警察の捜査の中で行われるものです。だから、物が残っている場合は手を加えずに保管し、被害届を出してください。「指紋を採ります」と言う業者がいたら、その根拠を聞いてください。
A. 自宅の敷地や玄関を写すカメラは、通常問題になりません。避けていただきたいのは、他人の玄関や窓を狙う形です。マンションの共用部は、管理組合や管理会社に相談してから付けてください。なお、カメラがあると分かると相手は来なくなります。止めたいのか、誰かを知りたいのか。目的を先に決めてください。
A. 多いのは、相手が誰か分からない/回数や日時が示せない、という2つです。一覧表を作って持って行くと、2つ目は埋まります。1つ目は調査で埋められる部分です。そして、動いてもらえなくても相談記録は残ります。次に何かあったら、また行ってください。
A. できる場合があります。ただし、ご本人から直接確かめに行くのだけはやめてください。違えば関係が壊れ、本人なら手口を変えます。見当がついている段階でご相談いただくと、日数が短く済みます。「心当たりがある」と言いにくいお気持ちは分かりますが、ここは言っていただいたほうが費用も下がります。
A. 行動調査3日間で約100,000円〜300,000円が目安です。1日あたりに直すと約30,000円〜100,000円。相手が現れる時間帯が絞れているほど、日数は短くなります。盗聴器の発見だけなら約20,000円〜80,000円です。着手前にお見積りをお出しします。
A. 相手と行為が記録として揃えば、警察への被害届、弁護士を通じた請求、管理会社や勤務先への申し入れといった選択肢が出てきます。どれを選ぶかは、その時点で改めて決めることになります。当社が相手に接触したり、警告したりすることはありません。
A. いいえ。整理してみて「これなら、ご自身で記録を続けるほうが早いです」とお伝えすることが実際にあります。その場での契約はお願いしていません。
最後に
誰がやっているか分からない状態がつらいのは、疑う相手が増えていくからです。隣の人かもしれない、同僚かもしれない、前に揉めたあの人かもしれない。そうやって、だんだん誰も信じられなくなる。
だから、絞ることに意味があります。犯人が分かることより、「この人たちは違う」と分かることのほうが、先に効くことすらあります。
そのために必要なのは、特別な技術ではありません。起きた日時を書き出すこと。それだけです。20件並べて、偏りを見る。そこから始めてください。
そして、絞れてきても本人には確かめに行かないでください。最後の一歩だけ、外に任せる。それがいちばん早い道です。
新宿支店|ファミリー調査事務所
嫌がらせの犯人探しに関するご相談を承っています。まずは状況をお聞かせください。
匿名でのご相談も可能です/新宿エリア対応


相談員より
「手がかりが何もない」とおっしゃる方に、起きたことを一つずつ伺っていくと、ほとんどの場合、何かは残っています。気づいた時刻、前に確認した時刻、置かれ方、周りの状況。本人が「手がかりではない」と思って見過ごしているものが多いんです。だから、まず全部話してください。要らないと思うことほど、話していただきたい。整理するのはこちらの仕事です。