ストーカー・つきまとい対策
毎朝、同じ人が同じ場所に立っている。帰り道で、何度も同じ靴音を聞く。気のせいだと思いたいのに、毎日続く。新宿支店には、この段階でのご相談が届きます。
このページでいちばん伝えたいのは、一つだけです。相手を知っているか、知らないか。これで、やるべきことが真逆になります。
同じ「つきまとい」でも、元交際相手が相手なら記録を積んで警察に出すのが最短です。顔も名前も分からない相手なら、まず安全を確保してから、誰なのかを確かめるという順番になります。この2つを混ぜたまま調べると、どの情報も自分に当てはまりません。
このページで分かること
- どこからが「つきまとい」として扱われるのか
- 相手を知っている場合・知らない場合で、何が変わるのか
- 職場・近所・電車・店舗、それぞれの対処
- 対策グッズは、どこまで役に立つのか
- 証拠がないときにできること
- 調査を頼んだ場合の費用
どこからが「つきまとい」なのか
「この程度で相談していいのか」と迷われる方が多いので、先に線を書きます。適用される法律が2系統あり、どちらに当たるかで動き方が変わります。
2つの系統
- ストーカー規制法恋愛感情、またはそれが満たされなかった怨恨の感情が前提です。元交際相手、告白を断った相手、一方的に好意を持たれている相手。この場合は警告・禁止命令という強い手続きが使えます
- 迷惑防止条例・軽犯罪法恋愛感情が関係ない場合はこちらです。近隣トラブルの延長、逆恨み、嫌がらせ目的。東京都の迷惑防止条例は、恋愛感情を要件としていません。新宿区内で起きていることなら、ここが使える場面があります
「ストーカー規制法に当たらないから何もできない」と言われて諦める方がいます。それは早いです。恋愛感情が絡まないつきまといでも、東京都の条例や軽犯罪法で対象になる場合があります。警察で「ストーカーではない」と言われたときは、「迷惑防止条例ではどうですか」と聞いてみてください。窓口が変わることがあります。
そしてストーカー規制法のほうは、つきまとい・待ち伏せ・見張りだけでなく、SNSでの連続したメッセージ送信や、GPS機器を使った位置情報の無断取得も対象です。「直接会いに来ていないから違う」とは限りません。
知っている相手か、知らない相手か
ここが、このページの本体です。
やることが、真逆になります
- 相手を知っている場合元交際相手、同僚、近所の人、客。相手が分かっているので、やることは「記録を積んで、公的な手続きに乗せる」の一本道です。調査より先に、警察と記録です
- 相手を知らない場合顔は見たが誰か分からない、名前も分からない。警察に相談しても「相手が特定できないと動けない」と言われます。だから順番が変わります。安全の確保が先、特定が次
検索で「つきまとい対策 知ってる人」「つきまとい対策 知らない人」と分けて調べている方がいます。その分け方は正しいです。以下、それぞれ書きます。
相手を知っている場合|記録から警告まで
この場合、答えははっきりしています。記録を積んで、警察に出す。それだけです。
- 1.日時の一覧をつける(今日から・無料)
日付、時刻、場所、何があったか、誰か見ていたか。1件ずつではなく、一覧にしてください。警察が見るのは「何回あったか」です。 - 2.連絡は返さず、消さずに残す
LINE、メール、SNSのDM。返信すると「やり取りがあった」と扱われます。返さず、消さず、そのまま残してください。 - 3.警察に相談する
最寄りの警察署の生活安全課です。記録の一覧を持って行ってください。ストーカー規制法に当たると判断されれば、警告や禁止命令という手続きに進みます。 - 4.足りない部分を調査で埋める
相手の素性が分からない、こちらの行動との相関を示せない、第三者の記録がほしい。この3つが残ったときに、当社の出番になります。
相手を知っている場合に、やってはいけない3つ
- 話し合いで解決しようとする「もう来ないで」と直接伝える。この一回が、相手には「反応が返ってきた」という成果になります。伝えるなら、警察を通してください
- 引っ越しだけで済ませる勤務先や生活圏が変わらなければ、また見つかります。引っ越す場合は、住民票の閲覧制限の手続きもあわせて検討してください
- SNSの投稿を続ける写真の背景、投稿時刻、位置情報。こちらの生活は、思っているより投稿から読めます
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こちらが難しい型です。警察に行っても「相手が分からないと動けません」と言われることが多い。そこで止まってしまう方が、たくさんいます。
順番が変わります
- 第一|まず安全の確保
- 帰宅ルートを変える、時間帯を変える、人通りのある道を使う。特定より先に、まずこれです。相手が分からない以上、リスクの大きさも分かりません
- 第二|それでも続くかを確認する
- ルートを変えても現れるなら、こちらの住所か勤務先を知っているということです。これは重要な情報です。記録してください
- 第三|相手の特徴を書き残す
- 身長、体格、服装の傾向、持ち物、乗り物、現れる時間帯。顔が分からなくても、この5つで絞れることがあります
- 第四|防犯カメラの存在を確認する
- 自宅周辺、マンションの共用部、通り道の店舗。映像は保存期間が短く、1〜2週間で上書きされることがあります。急いで管理会社や店舗に相談してください
- 第五|特定が必要なら、調査に入る
- ここが当社の範囲です。どこから来てどこへ帰るのか。それが分かれば、警察に出せる形になります
第四の「防犯カメラ」が、いちばん時間との勝負です。映像の保存期間は長くありません。心当たりの日があるなら、今日のうちに管理会社や店舗へ「残っていますか」と確認してください。残っているかどうかを聞くだけなら、無料です。
場面別|職場・近所・電車・店舗
起きている場所で、使える手が変わります
- 職場退勤時間を狙われるのが典型です。まず会社に報告してください。勤務時間の調整、別の出口、送り出しの配慮。会社には従業員の安全に配慮する義務があります。個人で抱え込むと、対応できる手段が減ります
- 近所相手も同じ地域に住んでいる可能性が高い。管理会社・町会・交番の3つを使ってください。交番には「この時間帯に巡回してもらえませんか」という相談ができます
- 電車同じ車両、同じ時間。号車と時間を変えて、それでも現れるかを確かめてください。鉄道会社の係員や鉄道警察隊に申し出る方法もあります。駅のカメラは保存期間が比較的短い点に注意してください
- 店舗(接客業の方)勤務先が知られている状態なので、危険度が上がります。これは個人の問題ではなく、店舗の安全管理の問題です。店長・本部に上げてください。退勤時の同行、裏口の使用、シフトの変更。店側が動ける範囲は広いです
とくに接客業の方へ。「客商売だから我慢するもの」ではありません。相手は、あなたの勤務日と退勤時間を知っています。これは一般のつきまといより条件が悪い。早い段階で店舗に共有してください。
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「つきまとい 対策グッズ」で探されている方へ。役に立つものと、期待しすぎないほうがいいものがあります。
正直なところ
- 防犯ブザー|効きます音が出ると、相手はまず離れます。鞄の中ではなく、すぐ引ける位置に。いちばん安く、いちばん確実な一手です
- 小型カメラ・ドライブレコーダー|効きます自宅の玄関先、自分の車。自分の敷地・自分の車なら問題ありません。記録として後で使えます
- GPS発信機(自分の持ち物に付ける)|場合による家族と位置を共有しておくのは有効です。ただし相手の車や持ち物に付けるのは、こちらが違法行為の側になります
- 催涙スプレー・護身用具|勧めません携帯そのものが問題になる場合があり、使えば傷害を問われることもあります。こちらが加害者側になると、それまでの記録が全部効かなくなります
グッズは、その場をしのぐためのものです。止めるためのものではありません。止めるのは記録と、公的な手続きです。
証拠がないときにできること
「証拠がないので動けません」と言われた方へ。多くの場合、証拠がないのではなく、形になっていないだけです。
今日から直せる3点
- 単発で話している相談のたびに「昨日もありました」と伝えている。毎回ばらばらの話として処理されます。一覧にして出すだけで、扱いが変わります
- 日時が入っていない「夜によくある」では判断できません。日付と時刻があるかどうかで、同じ内容でも重みがまったく違います
- こちらの行動が書かれていないそのとき自分はどこから来てどこへ向かっていたか。これがあると「偶然すれ違っただけ」という説明が成り立たなくなります
この3点を2週間続けてください。紙とペンだけでできて、費用はかかりません。そのうえで足りないのが、相手の素性と、第三者が記録した事実です。そこを埋めるのが調査です。
調査を頼んだ場合の費用
該当する調査区分(公表料金表より)
- ストーカー対策調査約50,000円〜200,000円。状況の確認と対策の設計を含みます
- 行動調査 3日間約100,000円〜300,000円。相手がどこから来てどこへ帰るかの確認
- 行動調査 7日間約200,000円〜700,000円。現れる日が読めない場合
- 個人信用調査約30,000円〜200,000円。相手が分かった後、素性を確認する場合
- 盗聴・盗撮発見調査約20,000円〜80,000円。自宅に仕掛けられている心当たりがある場合
1日あたりに直すと、おおよそ30,000円〜100,000円です。現れる時間帯が絞れているほど、日数は短くなります。
正確な金額は、ご相談内容を伺ったうえで、着手前にお見積りとしてお出しします。状況を聞く前に金額だけを即答する業者には、気をつけてください。
当社が行わないこと
- 相手への警告・接触これは警察と弁護士の領域です。「話をつけます」と言う業者には、根拠を聞いてください
- 相手の車や持ち物へのGPS設置行いません。依頼を受けてもお断りします
- 「必ず特定できます」という約束現れる頻度、時間帯、場所によって、できる場合とできない場合があります。先にそれをお伝えします
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カスハラで自宅や退勤後まで付きまとわれた|従業員を守るための行動確認と証拠収集気のせいかもしれない、という段階でご相談ください
相手を知っているか・知らないかを伺って、次にやることをお伝えします。
調査が必要ない場合や、先に警察へ行くべき場合も、そうご案内します。

匿名でのご相談も可能です/新宿エリア対応
よくあるご質問
A. 最初にやることは2つです。①その日のうちに日時・場所・内容をメモする ②相手を知っているかどうかで、次を分ける。知っている相手なら警察(生活安全課)が先。知らない相手なら、まず帰宅ルートと時間を変えて安全を確保してから、特定の手を考えます。直接話しかけるのは、どちらの場合もやらないでください。
A. この問いには注意が必要です。受けている側に原因があるという話にされがちだからです。相談を受けてきた範囲で言えば、外見や性格ではなく「生活パターンが読みやすいかどうか」です。毎日同じ時間に同じ道を通る、SNSで行動が分かる、断り方が曖昧だと受け取られている。どれも本人の落ち度ではありませんが、変えられる部分はあります。
A. まず日時の一覧を2週間つけてください。写真や映像がなくても、本人が継続してつけた記録は材料になります。あわせて、自宅周辺や通り道の防犯カメラが残っているかを早めに確認してください。保存期間が短く、1〜2週間で上書きされることがあります。
A. 相手が特定できていない段階では、「パトロールを増やす」「相談記録を残す」までになることが多いです。ただし相談した記録が残ること自体に意味があります。後で相手が分かったとき、「以前から相談していた」という事実が効きます。行って無駄ということはありません。
A. はい。ストーカー規制法は恋愛感情などが前提ですが、東京都の迷惑防止条例は恋愛感情を要件としていません。逆恨み、近隣トラブルの延長、嫌がらせ目的のつきまといも対象になりえます。警察で「ストーカーには当たらない」と言われたら、「迷惑防止条例ではどうですか」と聞いてみてください。
A. 言ってください。勤務時間の調整、出入口の変更、退勤時の同行など、会社が対応できる範囲は個人より広いです。会社には従業員の安全に配慮する義務があります。個人で抱え込むと、使える手が減ります。
A. 勤務先や生活圏が変わらなければ、また見つかることがあります。引っ越す場合は、住民票の閲覧制限の手続きもあわせて検討してください。市区町村の窓口で相談できます。引っ越しだけで安心してしまうのが、いちばん危ない形です。
A. ストーカー対策調査で約50,000円〜200,000円、行動調査3日間で約100,000円〜300,000円が目安です。1日あたりに直すと約30,000円〜100,000円。現れる時間帯が絞れているほど短く済みます。着手前にお見積りをお出しします。
A. いいえ。「まず警察へ行ってください」「いまは調査の段階ではありません」とお伝えすることもあります。その場での契約はお願いしていません。
最後に
つきまといの相談で難しいのは、始まりがはっきりしないことです。殴られたわけでも、物を壊されたわけでもない。ただ、同じ人が同じ場所にいる。それだけ。
だから多くの方が「気のせいかもしれない」と考えて、記録を取らないまま何か月も過ごします。そして相談に来られたとき、いつから始まったかが分からなくなっています。
お願いしたいのは一つだけです。今日から、日付と時刻だけメモしてください。気のせいなら、書く回数は増えません。増えてしまったら、そのメモがそのまま材料になります。
そして、相手が誰か分かっていても、分かっていなくても、本人には話しかけないでください。これだけは共通です。
新宿支店|ファミリー調査事務所
つきまとい・ストーカー被害に関するご相談を承っています。まずは状況をお聞かせください。
匿名でのご相談も可能です/新宿エリア対応



相談員より
このご相談で、いちばん多い後悔は「気のせいだと思って、記録を取っていなかった」です。3か月経ってから相談に来られて、「いつから始まったか覚えていない」とおっしゃる。本当にもったいない。気のせいかもしれない段階でも、日付と時刻をメモするだけなら損はありません。気のせいだったなら、書く回数が増えないだけです。増えてしまったら、それはもう気のせいではありません。