洗脳・支配|ご家族から
子どもが変わってしまった。連絡が減り、会っても相手の話ばかりで、こちらの言うことは何も聞かない。お金の使い方も、交友関係も、以前とは別人のようになっている。「洗脳されているのではないか」と検索して、ここにたどり着かれた方が多いページです。
先に、いちばん大事なことを書きます。「別れさせる」を目標にすると、たいてい失敗します。目標は、本人が自分で考えられる状態に戻すこと。順番が違うと、かえって相手のもとへ押しやることになります。
このページで分かること
- 恋愛と支配を分ける4つの線引き
- 確認する10項目(当てはまる数で動き方が変わります)
- 親がやりがちで、逆効果になる5つ
- いま先にやること
- 相手のことを確認する範囲
- 相談先の役割分担と、費用の目安
恋愛と支配を分ける、4つの線引き
のめり込んでいるだけなのか、支配されているのか。ここを分けないと、打つ手が決まりません。
見るところ
- 第一|選べるかどうか「会わない」「断る」という選択が、本人に残っているか。恋愛は選んでいる状態、支配は選べない状態です。断ったときに何が起きるかを、本人が恐れていないか
- 第二|外とのつながり友人、家族、職場。関係が始まってから、周りが減っていないか。減らされているなら、支配の典型的な形です
- 第三|お金の流れ貸している、立て替えている、名義を使われている、投資や事業の話が出ている。金銭が一方向に流れているかどうか
- 第四|説明が本人の言葉か話す内容が、相手の受け売りになっていないか。同じ言い回しが繰り返されるのが特徴です。質問すると答えられない、怒り出す
相手を好きなこと自体は、問題ではありません。親から見て「ふさわしくない」と思う相手でも、本人が選んでいるなら、それは本人の人生です。介入すべきなのは、選べなくなっているときだけ。この線を自分の中で引いておかないと、動くたびに関係が悪くなります。
確認する10項目
当てはまるものを数えてください。数で、動き方が変わります。
10のチェック
- ① 連絡が急に減った、または返信が不自然短文だけ、定型文のような文面、深夜にしか返ってこない
- ② 友人や家族と会わなくなった以前の交友関係が、関係が始まってから切れている
- ③ お金の動きがおかしい貯金が減っている、借入がある、親や祖父母にお金の相談をしてくる
- ④ 住む場所や仕事が急に変わった相手の都合に合わせて、生活の基盤が動いている
- ⑤ 相手の話を、同じ言い回しで繰り返す本人の言葉になっていない。ここは注意して聞いてください
- ⑥ 相手を批判されると、強く怒るこちらの心配そのものを、攻撃と受け取る
- ⑦ 相手に行き先や連絡を報告しているどこにいるか、誰といるか。常に把握されている状態
- ⑧ 「自分が悪い」と繰り返す相手の不機嫌を、自分のせいだと説明する
- ⑨ 睡眠や体調が崩れている痩せた、顔色が悪い、情緒が不安定
- ⑩ 相手の素性が、はっきりしない職業、住所、家族。聞いても答えが毎回違う、あるいは本人も知らない
数え終えたら
0〜2個
見守る段階まだ介入する段階ではありません。連絡の線を切らないことだけ意識してください
3〜5個
記録を始める日付と出来事を書き始めてください。相手の素性の確認を検討する段階です
6個以上
動く段階金銭と安全の両方に関わっています。相談先を並行して確保してください
暴力・脅しがある
最優先警察と配偶者暴力相談支援センターが先です。交際相手からの暴力も対象になります。調査より安全が先
親がやりがちで、逆効果になる5つ
気持ちは分かります。でも、この5つは状況を悪くします。
避けてください
- ① 相手の悪口を言ういちばんやってしまうことです。本人は相手をかばう側に回り、こちらが「敵」になります。相手は「ほら、親は分かってくれないだろう」と言える
- ② 「別れなさい」と命じる命じた瞬間、本人は選択を迫られます。そして多くの場合、相手を選びます。命じるのではなく、問いを置いてください
- ③ お金を完全に止める気持ちは分かりますが、止めると相手への依存が強まることがあります。止めるなら、使い道を一緒に確認する形に。段階を踏んでください
- ④ 強引に連れ戻す物理的に引き離しても、本人の中が変わっていなければ戻ります。そして「連れ戻された」という記憶が、こちらへの不信になります
- ⑤ 本人に黙って調べていることを、本人に話す相手に伝わります。そして相手は、本人を一層囲い込みます。調べるなら、本人には言わないでください
本人を責めないでください。「なんでそんな人を」「騙されている」という言葉は、本人の自尊心を削ります。そして自尊心が削れるほど、自分を肯定してくれる相手のほうへ傾きます。相手が本人に与えているのは、多くの場合「自分を認めてくれる場所」です。そこを親が奪う形になると、逆効果になります。
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- 1.連絡の線を切らない
これがいちばん大事です。返信がなくても、月に一度は何でもない連絡を送ってください。内容は何でもいい。「元気?」でいい。戻ってこられる場所がある、という事実だけを維持してください。説得の文章は送らないこと。長文が来ると、本人は読まなくなります。 - 2.記録を始める
日付と、起きたこと。お金の話が出た日、会った日、言われたこと。後で相談するときに、これがあるかないかで進み方が変わります。感情ではなく、事実を並べてください。 - 3.金銭の線を確認する
本人名義で契約や借入がないか。親の名義が使われていないか。これは早く確認してください。時間が経つほど戻せなくなります。 - 4.相手が誰かを確認する
名前、年齢、職業、住んでいる場所。本人から聞いた情報と、実際が一致しているか。ここが合わない場合、話が大きく変わります。 - 5.相談先を、先に確保しておく
動き出す日に探し始めると間に合いません。警察、消費生活センター、精神保健福祉センター。どこに何を相談できるかを、先に調べておいてください。
相手のことを確認する範囲
「どんな人なのか分からない」。これがご相談でいちばん多い部分です。
確認できること・できないこと
- 確認できること本当にその名前なのか、言っている職業や住まいと実際が合っているか、同じことを他の人にもしていないか(公開情報の範囲で)
- 確認できること|行動どこに住み、どこへ通い、誰と会っているか。複数の相手がいるかどうかが分かる場合があります
- 確認できないこと相手の通信内容、口座の中身、他人の住居の中。これらは行いません。「全部調べます」と言う業者には、どうやってか聞いてください
- 当社が行わないこと|別れさせる工作当社は行いません。人を使って関係を壊す手法は、後で大きな問題になります。当社がするのは、事実の確認だけです
確認した結果、「相手は言っている通りの人だった」ということもあります。そのときは、そうお伝えします。それも一つの結論です。
解くのは「説得」ではありません
洗脳やマインドコントロールの状態から戻るとき、外から正解を教えても、本人は受け取れません。仕組みについては「洗脳・マインドコントロールを解くには」に詳しく書きました。
戻るときに起きること
- きっかけは、ほとんど小さなこと相手の言葉の矛盾、約束が守られなかった一件。大きな暴露より、小さな食い違いのほうが効きます
- 自分で気づいた形でないと続かない人に指摘されて認めた納得は、戻ります。本人が自分で言葉にしたことだけが残ります
- 戻った後のほうが、つらい自分を責める時期が来ます。ここで支える人が要ります。だから連絡の線を切らないでほしいのです
- 時間がかかる数か月から年単位です。急がせると、こじれます
親にできるのは、「問いを置いておくこと」です。答えを言うのではなく、本人が後で思い出せる問いを一つ置く。「あのとき、自分はどうしたかったの」のような形です。その場では反発されます。でも、残ります。
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特別な技術ではありません。順番と組み合わせで効いてくる、ありふれた方法です。知っておくと、本人の変化の理由が読めます。
5つの型
- ① 強い承認から入るはじめは、とにかく肯定されます。「こんなに自分を分かってくれる人はいない」と思わせる段階。ここで、以前の人間関係より優先度が上がります
- ② 周りを下げる「親は分かっていない」「あの友達はあなたを利用している」。直接悪口を言わず、心配する形で言うのが特徴です。結果として、相談できる相手が減ります
- ③ 小さな要求から積むいきなり大きな要求はしません。断りにくい小さなことから始めて、少しずつ上げる。本人には、どこで線を越えたのか分かりません
- ④ 不安定さを使う機嫌がよくなったり悪くなったりを繰り返す。相手の機嫌を読むことに、本人の意識が全部使われるようになります。これが続くと、考える余力がなくなります
- ⑤ 罪悪感を置く「自分はこんなにしてあげたのに」「君のせいで」。離れようとするたびに、罪悪感が働く構造を作ります
この5つを見ていただくと分かる通り、本人が弱いから、騙されやすいから、ではありません。手順が効いているだけです。そこを責めないでください。
家族の中で、足並みを揃える
見落とされがちですが、ここでつまずく家庭が多いです。
決めておくこと
- 誰が窓口になるか本人といちばん話せる一人を、連絡役に決めてください。全員が別々に連絡すると、本人は全員から追い詰められていると感じます
- お金の窓口も一本化する父に断られたら祖父母へ、という流れが起きます。親族全体で、一度話しておいてください
- 意見が割れていても、本人の前では揃える「お母さんは分かってくれる」と分断されると、話が進みません
- 親族に広げすぎない逆に、周囲に広く知られると本人の居場所がなくなります。知らせる範囲も、決めてください
親御さん自身の消耗も、見ておいてください。このご相談は、年単位になることがあります。眠れない、仕事が手につかない、きょうだいに手が回らない。家族だけで抱えると、先に親が倒れます。精神保健福祉センターでは、ご本人が来なくても家族の相談を受け付けています。使える場所は、使ってください。
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どこに何を
- 警察暴力、脅し、監禁、お金を取られている疑い。交際相手からの暴力も対象です。生活安全課へ
- 配偶者暴力相談支援センター婚姻関係がなくても、交際相手からの暴力について相談できます
- 消費生活センター(188)マルチ商法、投資、高額な契約が絡んでいる場合。契約から日が浅ければ、取り消せる場合があります
- 精神保健福祉センター本人の状態が心配なとき、家族だけでも相談できます
- 弁護士お金を取り返す、契約を無効にする、法的な手続きを進める場合
- 当社(探偵)相手が誰なのかを確認する部分。上のどこに相談するにしても、相手の情報がないと進みにくい。そこを埋めます
費用の目安
該当する調査区分(公表料金表より)
- 個人信用調査約30,000円〜200,000円。相手の素性を確認する場合。このご相談で、いちばん多く使う区分です
- 行動調査 3日間約100,000円〜300,000円。相手の行動を確認する場合
- 行動調査 7日間約200,000円〜700,000円。動きが読めない場合
- 行方調査約50,000円〜400,000円。本人と連絡が取れなくなっている場合
1日あたりに直すと、おおよそ30,000円〜100,000円です。分かっている情報が多いほど、短く済みます。くわしくは「嫌がらせ調査の費用はいくらか」で、金額の決まり方を書いています。
まず、相手が誰なのかを確かめませんか
本人に働きかける前に、事実をそろえる。そこからのほうが、結果的に早いことがあります。
調査が必要ないと判断した場合も、そうお伝えします。

匿名でのご相談も可能です/新宿エリア対応
よくあるご質問
A. 「断る」という選択が本人に残っているかで見てください。断ったときに何が起きるかを本人が恐れているなら、支配に近い状態です。あわせて、関係が始まってから周りの人が減っていないか。この2つが、いちばん分かりやすい線引きです。
A. 当社は、人を使って関係を壊す工作は行いません。行う業者もありますが、後で大きな問題になります。当社がするのは事実の確認です。そして実際には、相手の素性がはっきりした時点で、本人の見方が変わることがあります。そちらのほうが、確実で後に残りません。
A. 命じると、多くの場合は逆効果です。本人は選択を迫られ、相手を選びます。そして親が「分かってくれない人」になる。言うなら、命令ではなく問いの形にしてください。「それで、あなたはどうしたいの」。その場では答えが返ってこなくても、残ります。
A. 急に完全に止めるのは避けてください。相手への依存が強まることがあります。段階を踏んで、「何に使うか」を一緒に確認する形に変えていくのが現実的です。ただし、相手に流れていることがはっきりしている場合は、消費生活センターや弁護士に早めにご相談ください。
A. 安否が心配な場合は、警察に行方不明者届を出せます。ご家族であれば届出ができます。あわせて、所在の確認は行方調査(約50,000円〜400,000円)の範囲になります。最後に連絡が取れた日時、そのときの内容、分かっている相手の情報。これを揃えてご相談ください。
A. こちらからご本人や相手に接触することはありません。ご相談の内容も外には出ません。ただし、ご家族が本人に「調べている」と話してしまうケースが実際にあります。そこから相手に伝わります。言わないでください、とお願いしています。
A. 消費生活センター(188)に、ご家族からでも相談できます。契約から日が浅ければ、取り消せる場合があります。時間が勝負なので、早く動いてください。あわせて、相手や勧誘元がどういう組織なのかの確認は、当社の範囲です。
A. 調査より先に、警察と配偶者暴力相談支援センターです。婚姻関係がなくても、交際相手からの暴力は相談の対象になります。安全の確保が最優先で、そこは調査の役割ではありません。必要な状況だと判断した場合は、そうお伝えします。
A. いいえ。「いまは見守る段階です」「まず消費生活センターへ」とお伝えすることが実際にあります。その場での契約はお願いしていません。
最後に
お子さんが変わってしまったように見えるとき、親御さんがいちばん苦しいのは、何もできないことではなく、やったことが全部裏目に出ることです。心配して言えば言うほど遠ざかる。
だから、やることを変えてください。
説得をやめる。連絡の線だけ残す。記録を取る。相手が誰かを確かめる。この4つです。派手なことは何もありません。でも、この4つは裏目に出ません。
そして、戻ってきたときに支える人が要ります。そのときまで、関係を壊さずにいてください。何年かかっても、そこだけは残しておいてほしいと思っています。
新宿支店|ファミリー調査事務所
ご家族の交際相手・洗脳・マインドコントロールに関するご相談を承っています。まずは状況をお聞かせください。
匿名でのご相談も可能です/新宿エリア対応
相手が韓国の方の場合は韓国人の彼女・彼の身辺調査|仲介を通せば法律で開示される情報が、自分で出会うと誰も確認しませんをご覧ください。



相談員より
このご相談でいちばん多いのが、「もう何を言っても聞かない」という言葉です。何度も話し合って、そのたびに喧嘩になって、疲れ果てて来られる。そういうとき、まずお願いしているのは「説得をやめてください」ということです。説得するほど遠ざかる。だから、やることを変える。連絡の線を細くてもいいから残して、記録を取って、相手が誰かを確かめる。その3つに切り替えると、少し落ち着きます。すぐには解決しません。でも、間違った方向に力を使わずに済みます。