隣人の嫌がらせ・近隣トラブル|調査事例
新宿支店で実際にあった、隣人の嫌がらせ・近隣トラブルの調査事例です。相手を特定できた件も、できなかった件も載せています。そして、それぞれにいくらかかったかも書いています。
この語で調べておられる方は、たいてい「自分の場合はどうなのか」を探しておられます。だから、性格の違う3件を並べました。
掲載している事例
- 事例1|分譲マンション・同じフロアの住人|張り込みで特定できた|約255,000円
- 事例2|戸建て・候補が3軒|特定できなかった。でも止まった|約230,000円
- 事例3|賃貸マンション・上階の騒音|測ったら管理会社が動いた|約135,000円
- 3件に共通していたこと/費用の実額一覧/ご自身でできること/相談先の順番
ご相談は、4つの型に分かれます
近隣トラブルのご相談を整理すると、「相手が分かっているか」と「物の被害があるか」の2軸でだいたい分けられます。どの型かで、やることが変わります。
ご自身がどれに近いか
相手が分かっている/物の被害がある
張り込みで現場を押さえる器物損壊や投棄は繰り返されるので、時間帯が読めます。事例1がこの型です
相手が分からない/物の被害がある
まず時間帯と場所を絞る発見が朝なら行為は夜。そこから張り込む時間を決めます。事例2がこの型です
相手は分かっている/音だけ
測定から入ります物が残らないので、時刻と数値に変えるのが先。事例3がこの型です
相手も分からない/音だけ
発生源の確認から上なのか隣なのか外なのか。ここを取り違えたまま申し入れると、関係だけが悪化します
事例1|子どもの傘が折られていた(分譲マンション)
東京都新宿区・神楽坂エリア/30代男性/分譲マンション5階・入居3年・家族4人
4月から8月まで、玄関前と駐輪場で被害が続いていました。傘立てが倒される、自転車のサドルにカッターの傷、ドアノブに粘着物、郵便受けのチラシが撒かれる。
管理会社には3回相談しておられます。返ってきたのは毎回「犯人が分からないと、注意する相手がいません」でした。共用部のカメラはエントランスに1台だけで、フロアは映っていません。
結果
- 調査深夜22時〜翌5時の張り込みを3日間。被害の発見が朝に集中していたためです。管理組合の承諾を得てから実施しました
- 確認できたこと2日目の深夜1時すぎ、同じフロアの住人が玄関前で傘立てに触れる様子を記録。3日目にも同じ行動(計2回)
- その後報告書を管理会社と管理組合へ提出 → 管理組合から正式な注意。被害は止まりました
費用:約255,000円(行動調査3日間・調査員2名。深夜帯のため公表料金表の上の方)
この事例でいちばん大事なのは、ご本人が一度も相手に直接接触していないことです。同じ建物に住み続ける以上、ここが効きます。→ 事例1の詳細を読む
事例2|犯人は分からなかった。それでも止まった
東京都新宿区・落合エリア/60代女性/築35年の戸建て・ひとり暮らし
2025年の秋から10か月です。玄関前に生ゴミ、庭の植木が折られる、門扉に落書き、そして郵便受けの中身が抜かれる。
疑っていた相手は3軒ありました。数年前にゴミ出しのことで言い合いになった家です。ただ、絞りきれていませんでした。
結果
- 調査深夜23時〜翌6時の張り込みを3日間
- 確認できたこと該当する行為は一度も確認できませんでした。3日間、誰も来ませんでした
- 代わりに分かったこと①前面道路が通り抜けの経路になっていて深夜の人通りが多い ②門扉の前が街路灯の影で完全な死角 ③郵便受けが道路から手を入れられる位置
- その後死角にセンサーライト、施錠式の郵便受け、カメラ1台。3か月間、被害ゼロ。ただし誰がやっていたのかは最後まで不明です
費用:約230,000円(行動調査3日間・深夜帯。確認できなくても、実施した調査の費用はかかります)
この件を載せているのは、「出なかったときに何が残るか」を知ってから頼んでいただきたいからです。→ 事例2の詳細を読む
こちらもチェック
子どもの傘が折られていた|隣人の嫌がらせ調査事例(東京都新宿区・30代男性・分譲マンション)
犯人は分からなかった|それでも止まった隣人の嫌がらせ調査事例(東京都新宿区・60代女性・戸建て)
管理会社が動かなかった騒音を、測ったら止まった|近隣トラブル調査事例(東京都新宿区・40代男性)事例3|測ったら、管理会社のほうが先に動いた
東京都新宿区・高田馬場エリア/40代男性/賃貸マンション4階・在宅勤務
3月から6か月、深夜1時〜3時に物を落とすような音。管理会社に4回相談しましたが、全戸向けの貼り紙が出ただけでした。直接インターホンで話したら「うちではない」。
結果
- 調査騒音計による測定を3日間(22時〜翌5時)。居室内の複数地点で測り、どこで値が高いかを比較しました
- 確認できたこと3日とも深夜1時台〜2時台に値の上昇。寝室の天井側がいちばん高く、上階からの音と判断
- その後報告書を管理会社へ → 全戸の貼り紙から、特定の住戸への個別の申し入れに変わりました
- 相手「洗濯機を深夜に回していた」。嫌がらせではありませんでした
費用:約135,000円(3日間・調査員1名・機材含む。張り込みより安いのは1名で済むためです)
半年間「嫌がらせだ」と思っていたものが、洗濯機でした。測ってみないと分からないことがあります。→ 事例3の詳細を読む
3件に共通していたこと
並べてみると、見えてくること
- ① 相談まで、5か月から10か月かかっている3件とも、起きてすぐには相談されていません。「気のせいかもしれない」「そのうち止まるだろう」で時間が過ぎます
- ② 全員、管理会社か警察に先に相談している3回、2回、4回。何もしていなかった方は一人もいません。やれることはやったうえで止まっていました
- ③ 止めたのは、こちらではなく管理会社・管理組合当社がやったのは記録を作ることだけです。動いたのは管理組合であり、管理会社でした
- ④ 誰も、相手に直接ぶつかっていない同じ建物・同じ地域に住み続けるからです。直接当たると、こちらが先に動いた側になります
費用の実額一覧
金額を並べておきます。自分の状況に近いものを見てください。
3件の実額
- 騒音の測定(事例3)約135,000円/3日間/調査員1名/機材の設置・回収を含む
- 戸建ての張り込み(事例2)約230,000円/3日間・23時〜翌6時/調査員2名。確認できなかった件です
- マンション共用部の張り込み(事例1)約255,000円/3日間・22時〜翌5時/調査員2名
公表料金表では、行動調査は3日間で約100,000円〜300,000円、7日間で約200,000円〜700,000円です。1日あたりの目安は約30,000円〜100,000円。3件とも範囲内に収まっています。範囲を超える場合は、着手前に理由とあわせて必ずご説明します。黙って超えることはありません。
金額を決めているのは、だいたい4つ
- ① 時間帯ここがいちばん効きます。深夜・早朝は、同じ時間数でも日中より上がります。3件とも深夜帯でした
- ② 調査員の人数張り込みは2名、騒音の測定は1名。事例3が安いのはこのためです
- ③ 日数3日間が基本です。1日では「たまたま」と言われてしまうからです
- ④ 報告書の形管理組合に出すのか、警察に出すのか、弁護士に渡すのか。出す先で作り方が変わります
金額の決まり方は「嫌がらせ調査の費用はいくらか|公表料金表と、金額を決める4つの要素」に、新宿区での全体の進め方は「新宿区の嫌がらせ・ストーカー調査|探偵に頼むと何が分かって、いくらかかるか」に書いています。
こちらもチェック
嫌がらせ調査の費用はいくらか|公表料金表と、金額を決める4つの要素
新宿区の嫌がらせ・ストーカー調査|探偵に頼むと何が分かって、いくらかかるか
嫌がらせはどこに相談すればいいのか|警察・弁護士・管理会社・探偵の役割分担ご自身の状況に近い事例は、ありましたか
被害の内容、発見している時間帯、建物の形。この3つを伺えば、その場でおおよその金額と、何日くらい必要かをお伝えします。
ご自身で記録を取ったほうが早いと判断した場合は、そうお伝えします。

匿名でのご相談も可能です/新宿エリア対応
ご相談の前に、ご自身でできること
3件から逆算すると、やっておくべきことはだいたい決まっています。調査を頼むかどうかに関係なく、今日からできます。
- 1.被害のたびに、片付ける前に1枚撮る
事例1の方は7枚撮っておられました。スマホで構いません。撮影日時のデータが残ります。これで「いつ起きたか」が示せます。 - 2.「発見した時刻」を書く
何が起きたかより、いつ気づいたかです。発見が朝に集中しているなら行為は夜。これだけで張り込む時間帯が決まります。事例1も事例2もそうでした。 - 3.音なら「始まりと終わりの時刻」
「うるさかった」では足りません。1時42分〜1時55分。これで十分です。2週間続けると、毎日なのか特定の曜日なのかが見えます。 - 4.管理会社とのやり取りをメールで残す
電話だけだと、何回相談したかが残りません。3件とも、相談の経過が残っていたことが効きました。 - 5.夜、外から自宅を見る
事例2で効いたのがこれです。街路灯の影になっている場所が、たいてい被害の場所です。一度、暗くなってから見てください。
やらないほうがいいこと。相手だと思っている人に直接確かめにいく/共用部に私物のカメラを向ける(管理規約で禁じられていることがあります)/仕返しに音を出す/SNSに書く。この4つは、こちらが先に動いた側になります。3件とも、ご本人は最後まで相手に接触していません。
相談先の順番
いきなり調査を頼む必要はありません。先に行ったほうが早くて、費用もかからない窓口があります。
どこへ行くと、何をしてもらえるか
- 管理会社・管理組合(賃貸・分譲)最初はここです。共用部のカメラの有無と、記録の保存期間を聞いてください。上書きされる前に動く必要があります
- 新宿区の相談窓口騒音・生活環境のことは、まず区です。費用はかかりません
- 警察新宿区は新宿・四谷・牛込・戸塚の4署が管轄しています。器物損壊や不法侵入があれば、ここです
- 弁護士損害賠償、差止め。「相手に何かをさせる」段階は弁護士の領域です
- 探偵(当社)上の窓口が「動けない」と言った理由を埋める役割です。3件とも、その位置で入っています
どこに相談すべきかで迷っている段階でしたら「嫌がらせはどこに相談すればいいのか|警察・弁護士・管理会社・探偵の役割分担」、すでに相談して断られているなら「管理会社や警察が動かない近隣トラブル|嫌がらせの証拠と相談の方法」が近いです。
証拠の集め方は「近所の嫌がらせで有効な証拠とは?安全な集め方と記録方法」と「近隣トラブルと日常的な嫌がらせの対策|証拠の残し方と相談先」に、騒音は「騒音トラブルの証拠を集める方法」「上の階の騒音をやめさせたい」「騒音で嫌がらせをする人の心理」にまとめています。言葉が通じない相手の場合は「言葉が通じない隣人の迷惑行為が怖い」をご覧ください。
よくあるご質問
A. 実際にお支払いいただいた額は約135,000円(騒音の測定3日間)、約230,000円(戸建ての張り込み3日間)、約255,000円(マンション共用部の張り込み3日間)でした。公表料金表は行動調査3日間で約100,000円〜300,000円です。時間帯と調査員の人数で決まります。
A. いいえ。事例2では特定できませんでした。だから、その件もここに載せています。3日間で出ないことはあります。「必ず特定します」と言う業者には、根拠を聞いてください。
A. 実施した調査の費用はかかります。成果報酬ではありません。だからこそ、着手の前に「出ないことがあります」と明確にお伝えしています。そのうえで、出なかったときに何が残るかもご説明します。事例2では死角の位置が分かり、それで止まりました。
A. できます。ただし管理組合の承諾を先に取ります。廊下や駐輪場は住人全員の共有部分だからです。事例1では承諾まで1週間かかりました。戸建ての場合はこの手続きが不要なので、着手が早くなります。
A. 気づかれないように行います。3件とも、相手は調査されていたことを知りません。注意や申し入れは管理組合・管理会社から行われたので、ご依頼者が前に出る場面はありませんでした。
A. 3日間が基本です。1日だけだと「たまたま通りかかった」で説明がついてしまうためです。被害の頻度が月1〜2回と少ない場合は、日数を増やすご提案をすることもあります。
A. できます。事例2の方は、写真4枚と手書きのメモだけでした。ただ、手口によっては「ご自身で2週間記録を取ってから」のほうが安く済みます。そのときは、そうお伝えします。
A. いいえ。「まず管理会社にこう言ってみてください」とお伝えして終わることが実際にあります。その場での契約はお願いしていません。
A. 音のほうが先です。測定のほうが安く、結果が早く出ます。そして測った結果で、嫌がらせなのか生活時間のズレなのかが切り分けられます。事例3は後者でした。
最後に
3件に共通していたのは、相談までに5か月から10か月かかっていたことです。
そのあいだ、どの方も何もしていなかったわけではありません。管理会社に3回、4回と相談し、警察にも行き、直接話もしています。やれることはやったうえで、止まっていました。
足りなかったのは、「いつ」か「誰が」か「どれだけ」の、どれか一つだけです。それが埋まった瞬間に、同じ管理会社が、同じ警察が動いています。
調査そのものは3日間です。出ても出なくても、そこで一区切りつきます。
いま何か月も一人で判断し続けているなら、それを終わらせる方法があります。
新宿支店|ファミリー調査事務所
隣人の嫌がらせ・近隣トラブル・騒音の調査のご相談を承っています。新宿区全域に対応しています。
匿名でのご相談も可能です。その場での契約はお願いしていません。
匿名でのご相談も可能です/新宿エリア対応





相談員より
3件を並べて、あらためて思うことがあります。管理会社も警察も、動かないわけではありません。「動ける材料がない」だけです。そして、その材料が何なのかを誰も教えてくれない。だから何か月も止まります。必要なのは、たいてい「いつ」と「誰が」か「どれだけ」の、どれか一つです。