
「ソウルにいることは分かっているんです。でも、そこから先が分かりません」——韓国のご相談で、いちばん多いのがこの形です。
| 韓国・ソウル位置情報でたどれない国で、滞在先が分かると何が変わるか |
飛行機で2時間半。日本から見ればソウルは近い街です。ところが、いざ確かめようとすると、日本と同じやり方がひとつも通らないことに気づかれます。とくに引っかかるのが、位置情報です。
韓国には位置情報だけを対象にした法律があり、本人の同意なくその人の位置を取得することに刑事罰がついています。日本にはこの形の法律がありません。つまり、日本でなら「やらないほうがいい」で済む行為が、韓国では「罪に問われうる行為」になります。
このページでは、新宿の探偵が、ソウルという街の広さ、位置情報が使えないという前提、ご自身でやると危ないこと、そして滞在先が分かっている場合と分かっていない場合で何が変わるのかをご説明します。ご相談は無料です。
この記事の内容
このような状況ではありませんか?
- ソウルへの出張が、前より明らかに増えている
- 駐在に出てから、連絡の取り方が変わった
- 「ソウルにいる」とは言うが、どこにいるのかは言わない
- 位置情報の共有を、ある時期から切られた
- 現地の業者に頼もうとしたが、話が進まなかった
- 近いのだから自分で見に行こうか、と考えている

ソウルは「どのあたりにいるか」で進め方が変わります
ソウルは、ひとつの街として語られることが多い場所です。ただ、実際には性格のまったく違う地区が集まってできています。
そして、どの地区にいるかによって、確かめられることの量が変わります。人の流れが速い場所と、同じ顔ぶれが毎日通る場所とでは、見えるものが違うからです。
ソウルの中でも、性格がかなり違います
江南・三成のあたり
オフィスと会食の街です。仕事で来ている方の行動は、たいていこの一帯に集まります。平日の夜と週末で、まったく違う顔になります
明洞・南大門のあたり
観光と買い物の中心です。人の入れ替わりが速く、通りすがりの人が多い場所です。滞在先の情報がないと、範囲が絞りきれません
弘大・延南洞のあたり
若い方が集まる一帯です。夜が長く、店の入れ替わりも速い場所です。同じ店に通っているかどうかが、ひとつの目安になります
梨泰院・龍山のあたり
外国人の多い地区です。日本語や英語が通じる場所が多く、日本から来た方の行き先になりやすい一帯です
ご相談のときに「ソウルにいます」とだけ伺っても、実はまだ何も絞れていません。ソウルは地下鉄が細かく通っているので、朝に江南にいた人が昼に明洞にいることが普通に起こります。近い街だからこそ、範囲が広がりやすいのです。
逆に、「滞在しているホテルの名前」や「毎週ここに行っているらしい」という一言があると、そこから先の進め方がまったく変わります。お心当たりがあれば、確かでなくてもお聞かせください。

位置情報でたどるという方法が、韓国では使えません
ここが、韓国のご相談でいちばん誤解の多いところです。
韓国には「位置情報の保護及び利用等に関する法律」(位置情報法)という、位置情報だけを対象にした法律があります。その第15条第1項は、こう定めています。
位置情報法 第15条第1項(韓国・国家法令情報センターの法令本文より)
- 何人も、個人位置情報の主体の同意を得ずに、当該個人位置情報を収集・利用または提供してはならない
- 例外は、緊急救助機関からの要請があった場合、警察官署からの要請があった場合、他の法律に特別の規定がある場合に限られます
注目していただきたいのは、主語が「何人も」であることです。業者に限った話ではありません。配偶者であっても、家族であっても、同じ条文がかかります。
日本には、位置情報だけを名指しした法律がありません。だから日本の感覚で「家族なら大丈夫だろう」と考えてしまいがちですが、韓国ではその前提が成り立ちません。
この条文があるために、「位置情報でたどって、そこへ行く」という進め方そのものが、韓国では最初から選べません。確かめる方法は、位置情報に頼らないものに限られます。
こちらもチェック
釜山での浮気調査|録音という方法が使えない国で、何を確かめることになるのか
韓国の探偵調査は何ができるのか|7つの型と、近いのに同じようにいかない理由
韓国での浮気調査|2015年に姦通罪が廃止された国で、何が確かめられるのかご自身でやると、刑事罰になることがあります
近い国なので、ご自分で何とかしようとされる方が少なくありません。ただ、その中には、韓国では罪に問われうるものが含まれています。
位置情報法は、第15条第2項で、もうひとつ別の行為も禁じています。
位置情報法が禁じていること(第15条第1項・第2項)
- 本人の同意を得ずに、その人の位置情報を集める・使う・人に渡すこと
- 他人の情報通信機器を複製したり、情報を盗用するなどの方法で事業者を欺き、その人の位置情報の提供を受けること
罰則は、同じ法律の第40条第4号と第5号に置かれています。いずれも3年以下の懲役、または3,000万ウォン以下の罰金です。
後半の条文が何を指しているか、具体的にお伝えします。相手のアカウントを使って位置を見る、相手の端末を自分のものとして扱って位置の共有を受ける——こうした形が、この条文の範囲に入ります。「もともと家族で共有していたから」という理由は、同意が続いていることの説明にはなりません。
もうひとつ、お伝えしておかなければならないことがあります。韓国では、2015年2月26日に憲法裁判所が姦通罪を違憲と判断し、その条文(刑法第241条)は2016年1月6日に削除されました。つまり、浮気そのものは刑事の話になりません。
一方で、ご自身が位置情報法に触れてしまうと、そちらは刑事の話になります。順番が逆になってしまうのです。ここが、韓国でご自分で動くことの、いちばん大きな危なさです。
ソウルに来ている理由で、変わること
同じ「ソウルにいる」でも、来ている理由によって、確かめ方も、確かめられることも変わります。
ご相談の入り口は、だいたい4つに分かれます
出張で行っている
期間が短く、日程が決まっているのが特徴です。行き先も会社側の予定に沿うことが多いので、範囲は絞りやすくなります
駐在している
生活の拠点が向こうにあります。一度の確認ではなく、平日と休日の両方を見ないと分かりません
留学・語学研修で滞在している
学校という固定の場所があります。生活の形が決まっているので、変化があれば分かりやすいほうです
たびたび渡航している
理由が趣味や人に関わることもあります。渡航の頻度と時期が、それ自体で意味を持つ場合があります
どの入り口であっても、最初にお伺いするのは同じことです。「確かめたあと、どうされたいですか」——これをお聞きしないまま進めることはありません。話し合いのためなのか、手続きのためなのかで、必要になるものが変わるからです。
滞在先が分かっている場合と、分かっていない場合
ソウルのご相談は、この一点でほとんど決まります。
位置情報が使えない以上、手がかりは、ご相談者が持っておられるものから出発するしかありません。だから、お手元にどれだけあるかで、できることが変わります。
手がかりの量と、現実的にできること
- 滞在先が特定できている——ホテル名、住まいの場所、勤務先の所在地。ここまであれば、確認の設計が立てられます。いちばん確実な形です
- 地区までは分かっている——「江南のあたりらしい」「弘大によく行くと言っていた」。範囲は広がりますが、行動の時間帯と合わせれば絞れることがあります
- ソウルにいることしか分からない——この段階では、いきなり現地で確かめるという形はおすすめしません。先に、日本側で整理できることがあります
- ソウルにいるかどうかも確かでない——まず、本当に韓国にいるのかというところからになります。渡航の事実そのものが、お手元の記録から分かる場合があります
「ソウルにいることしか分からない」段階のご相談も、もちろんお受けしています。ただ、その状態でいきなり現地の日数を使うと、費用だけがかかって何も出ない、という形になりかねません。
ですのでまず、日本側で整理できるところを一緒に整理します。渡航の時期、連絡の変化、支払いの記録、ご本人が話しておられた内容。この段階で範囲が絞れて、現地に行かずに済むこともあります。必要のない調査はおすすめしません。
こちらもチェック
韓国での素行調査|浮気調査と何が違うのか、事実が出たあと何ができるのか
海外での調査は何ができるのか|国別の体制・費用・進め方を新宿の探偵が解説
ハワイでの浮気調査|渡航前・滞在中・帰国後でできることが変わりますソウルで動くときの体制
韓国では、現地の業者に日本と同じことを頼む、という形が取れません。
韓国の「信用情報の利用及び保護に関する法律」(信用情報法)第40条第1項第4号は、特定人の所在および連絡先を探り出す行為を禁じています。債権の回収を業として行う会社が業務のために行う場合など、法令で認められた場合は別ですが、それ以外でこの行為を業として行うことは、韓国では想定されていません。
そのため、私どもは日本人の調査責任者が、こちらからソウルに入ります。現地任せにせず、日本側の指揮でそのまま動く形です。近い国だからこそ、責任者が自分で行けます。これが韓国での進め方です。
ソウルでの進め方
- ご相談(無料)——お手元の手がかりを一緒に整理します。ここで範囲が絞れることがあります
- できること・できないことのご説明——韓国で確かめられる範囲と、確かめられない範囲を先にお伝えします
- 設計とお見積り——日数と時間帯を決めます。金額が動くのは日数です
- 現地での確認——日本人の調査責任者が現地に入り、こちらの指揮で動きます
- ご報告——確かめられたことと、確かめられなかったことを分けてお出しします
ソウルでの費用の目安
韓国は近い国です。そのため「安く済むはずだ」と思ってお問い合わせくださる方が多いのですが、費用を決めているのは距離ではなく、人手と時間です。
費用の考え方
- 1時間 50,000円(調査員2名のチームでの単価です。1名あたりではありません)
- 実働4時間で 200,000円(下限)/5時間で 250,000円/6時間で 300,000円
- 渡航費・現地での滞在費・通訳や翻訳の費用は、いずれも実費で別になります
- 日数をまとめてお取りいただくと、1日あたりの金額は下がります。単発で何度も行くより、まとめたほうが結果的に抑えられます
金額を動かしているのは日数で、日数を決めているのは手がかりです。滞在先が分かっている場合と、ソウルにいることしか分からない場合とでは、必要な日数が変わります。だから、ご相談の段階で手がかりを整理することが、そのまま費用に効いてきます。
どこまで分かって、どこから先が分からないのか
先にお伝えしておいたほうがよいことを、正直に書きます。
確かめられること/確かめられないこと
確かめられること
その時間に、どこで、誰と一緒にいたか。滞在先や行き先が分かっている場合の、実際の行動。生活の形が説明と合っているかどうか
確かめられないこと
相手の方の身元にあたる記録。韓国の家族関係の証明書は、本人・配偶者・直系血族とその代理人しか請求できません。第三者が記録からたどることはできません
お受けできないこと
位置情報を、ご本人の同意なく取得すること。前に書いたとおり、韓国では刑事罰のついた行為です。ご依頼をいただいてもお受けしません
確かめたあとのこと
韓国では浮気は刑事の話になりません。民事の話として、日本で進めることになる場合がほとんどです。何が必要かは、先にご説明します
こちらもチェック
ハワイにいる夫はきっと浮気している|ワイキキで10日間お受けした依頼事例
下落合での浮気調査|高田馬場から1駅で、人の数は23分の1になります
中国での調査は何ができるのか|日本から確かめられることと、現地で人を動かす前にお受けできないご依頼
はっきり申し上げておきます。
次のご依頼は、お受けしておりません
- ご本人の同意なく、位置情報を取得すること(韓国・位置情報法第15条/罰則あり)
- 相手の方の出身地・本籍・家柄・国籍・ご親族の系譜を、判断の材料にするための調査(探偵業法第9条第1項。情報だけをお渡しする形も同じ扱いです)
- 相手の方に危害を加える目的、待ち伏せや接触を目的としたご依頼
- 確かめた事実を、相手の方の立場を不利にする材料として使う目的のご依頼
ただし、お受けできないご依頼であっても、ご相談そのものはお受けします。お話を伺ってみると、本当に確かめたいことは別のところにあった、という場合が少なくないからです。お受けできない形でしか進められないときは、その理由をご説明したうえで、できる形をご提案します。
ソウルについて、よくいただくご質問
ご相談は無料です
- 手がかりが少ない段階でも構いません。整理はこちらでします
- ご相談いただいた内容だけで、現地に行かずに済むと分かることもあります
- 必要のない調査は、おすすめしません
釜山でのご相談は釜山での浮気調査に、韓国全体での進め方は韓国での調査は何ができるのかに、浮気のご相談全般については韓国の浮気調査に、生活の実態を確かめるご相談については韓国での素行調査にまとめています。海外全体のご相談は海外での調査をご覧ください。
ハワイでのご相談については、ハワイでの浮気調査でまとめています。
実際にお受けした内容はワイキキにいる夫はきっと浮気している依頼事例にございます(調査員2名・10日間・150万円)。
西武新宿線の下落合は、高田馬場から1駅で乗降人員が約23分の1になります。くわしくは下落合での浮気調査のページにございます。
サービスの内容は浮気調査のページにございます。
国ごとのまとめもあります。アジアは中国/台湾/タイ/フィリピン/シンガポール/ミャンマー。北米・中東・ハワイはアメリカ/ニューヨーク/ハワイ/ドバイ。全体の見取り図は海外での調査は何ができるのか|7つの型と、国別にできることをご覧ください。

