「探偵に頼めば、どこまで分かるのか」。ご相談の前に、いちばん多く聞かれることです。

調査を扱うサイトを見ると、たいてい「調べられること」が一覧で並んでいます。氏名、住所、勤務先、家族構成、離婚歴、借金の有無、異性関係、健康状態——。ですが、この一覧には、性質のまったく違うものが混ざっています。確実に確定できるものと、「そうらしい」までしか分からないもの。そもそも取得できないもの。そして、できるかどうか以前に当社が受けないと決めているものです。

ここを分けずに依頼すると、報告書を受け取ったときに「思っていたのと違う」ということが起こります。このページでは、4つに分けて書きます。ご相談は無料です。

このような状況ではありませんか?

  • 探偵に頼めば何でも分かると思っている、あるいは逆に何も分からないと思っている
  • 他社のサイトで「調べられること」の一覧を見たが、本当かどうか分からない
  • 相手の借金や資産の額まで分かると聞いたことがある
  • 依頼したあとで「そこまでは分かりません」と言われるのが不安
  • そもそも自分の頼みたいことが、依頼できる内容なのか判断がつかない

「調べられる」は4段階に分かれます

机の上で4つの山に分けて置かれた書類の束

まず全体像です。ご相談でよく挙がる項目を、4つに仕分けました。

項目どこまで分かるか
所在・住んでいる場所確定できる
勤務先と働いている実態確定できる
日々の行動・生活の実態確定できる
今、誰と会っているか確定できる
同居している人がいるか確定できる
周囲からの評判確認できる(公開されている範囲で)
借入があるかどうかうかがわせる事実まで。金額・残高・借入先は分かりません
収入生活の水準と説明が合うかまで。金額は分かりません
戸籍上の家族関係・離婚歴確定できないことがあります。戸籍は取得できません
過去の交際関係原則として分かりません
信用情報(借入・返済の記録)取得できません
預金・資産の額取得できません
前科・犯罪歴取得できません
通信の中身・位置情報取得できません(違法です)
健康状態・通院歴当社では調べません
出身地・本籍・家柄・国籍当社ではお受けしません

下の6行に注目してください。「調べられること」の一覧に含めている事業者がありますが、当社はここを分けています。順に説明します。

確定できること

調査員が実際に動いて確かめられる範囲です。ここは「たぶん」ではなく、確認した事実として報告書に記載できます。

確定できる主な項目

所在

今どこに住んでいるか。手がかりの量によって必要な日数は変わりますが、確定できる項目です。

勤務の実態

聞いている勤務先で実際に働いているか。通勤の様子、勤務の時間帯、働き方が説明と合っているか。

生活の実態

どのような生活をしているか。生活の時間帯。同居している人がいるかどうか。

現在の交友関係

今、誰と会っているか。特定の相手と頻繁に会っている様子があるか。

説明との食い違い

本人から聞いている話と、実際の行動が合っているかどうか。ご相談でいちばん多い目的です。

周囲からの評判

職場や近隣でどう見られているか。公開されている範囲での確認になります。

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「うかがわせる事実」までのこと

窓からの光が斜めに当たり半分が影になっている書類

ここが、いちばん誤解の起きるところです。「調べられる」と書かれていても、実際には確定できず、そう推測できる事実までしか分からない項目があります。

借入があるかどうか

「借金の有無は分かります」と説明されることがありますが、正確ではありません。信用情報機関の記録は、ご本人以外が照会できないからです。金融機関の口座の中身も確認できません。

確認できるのは、督促の様子や生活の実態から、借入をうかがわせる事実があるかどうかまでです。金額も、残高も、どこから借りているかも分かりません。「借金がいくらあるか知りたい」というご依頼は、お応えできないとお伝えしています。

収入

同じです。給与の額そのものは分かりません。分かるのは、本人が話している収入と、実際の生活の水準が噛み合っているかどうかまでです。それでも判断材料としては十分に働きます。

戸籍上の家族関係・離婚歴

戸籍や住民票は、ご依頼者と対象者の関係によっては取得できません。そのため「離婚歴がある」と確定できないことがあります。確認できるのは、同居している人がいるか、子どもと会っている様子があるか、といった実態のほうです。

報告書では、この2つを必ず分けて書きます。「確定した事実」と「そう推測できる事実」です。混ぜて書けば報告書は読みやすくなりますが、それは後で困る書き方です。裁判や話し合いで使うとき、推測が事実として扱われてしまうためです。

取得できないこと

依頼を受けても取得できません。「うちなら取れます」と説明する事業者があれば、慎重にご判断ください。

項目理由
信用情報(借入・返済の記録)信用情報機関の記録は、ご本人以外が照会できません
預金・資産の額金融機関の口座の中身を確認する手段はありません
前科・犯罪歴本人と限られた機関しか参照できない記録です
通信の履歴・メッセージの中身無断で取得することは違法です。探偵であっても行いません
位置情報の無断取得同じく違法です
出入国の記録入国管理を所管する当局の管理下にあり、取り寄せられません
戸籍謄本・住民票関係によっては取得できません。取得できる場合も目的が限られます
過去の交際関係記録に残るものではないため、原則として確認できません

なお、ご本人が取得する書類は、ご本人に出していただくようご案内しています。海外の婚姻記録に関する証明書などがこれにあたります。第三者が代わりに取ることはできませんが、ご依頼者から相手にお願いしていただいた結果、伏せられていた事実が分かったこともあります。

当社がお受けしないこと

紐で結ばれて閉じられた古い書類ファイル

技術的にできるかどうか以前に、方針として受けないと決めているものがあります。

お受けしないご依頼

生まれや家柄を判断材料にするための調査

出身地、本籍、家柄、国籍、親族の系譜。差別につながるおそれのある調査だからです。「情報だけお渡しして判断はご依頼者に」という形にしても同じです。お渡しした時点で同じことになります。

健康状態・通院歴を調べること

「調べられること」の一覧に含めている事業者がありますが、当社では対象にしません。本人の同意なく扱うべき情報ではないと考えています。

相手に危害を加えることが目的のもの

所在を確認したうえで何をされるのかが不明確な場合、お受けできません。調査の途中でそれが分かった場合も、中止します。

回収・交渉・示談のとりまとめ

探偵の業務ではありません。当社が担うのは、相手が誰でどこにいるのかを確定させ、記録に残すところまでです。その先は弁護士の領域になります。

結果を確約するご依頼

動いても確認しきれないことがあります。「必ず分かります」とはお約束しません。見込みが低い場合は、着手前にその旨をお伝えします。

生まれに関する調査については、彼女の身辺調査では何が分かるのか|確認できる範囲と、確認できないことでも同じ立場を書いています。

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なぜここまで細かく書くのか

読みやすい記事にするなら、「調べられること」を一覧で並べて終わりにしたほうが早いです。それをしないのは、依頼が始まったあとで困るのがご依頼者だからです。

よくあるのは、こういう流れです。「借金の有無が分かる」と読んで依頼する。報告書には「借入をうかがわせる事実が確認された」と書かれている。ご依頼者は金額を知りたかったのに、それは書かれていない。調査は正しく行われているのに、期待とずれている。

これを防ぐ方法は一つで、依頼する前に、その項目が4段階のどこにあたるかを決めておくことです。当社はご相談の段階で必ずこれを行います。そして、確定できない項目が目的の中心にある場合は、「その依頼はおすすめしません」とお伝えします。

調査の手法についても書き方を決めています。当社は「どうやって確認するか」を記事に書きません。手法を細かく公開することは、調査を受ける側に対策を教えることにもなり、結果としてご依頼者の不利益になるためです。書くのは「何が分かるか」と「何が分からないか」までです。

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依頼前に確認しておくとよい3つの質問

当社に限らず、どの事務所に相談されるときでも有効です。この3つに具体的に答えられるかどうかで、だいたい分かります。

聞いてみてください

① それは「確定できる」のか、「うかがわせる事実まで」なのか

知りたい項目を挙げて、そのまま聞いてください。ここを曖昧にする説明には注意が必要です。

② 確認できなかった場合、報告書にはどう書かれるのか

「確認できなかった」と書かれるのが正しい形です。推測で埋められると、後で使えない報告書になります。

③ 途中でやめられるか、その場合はどう精算されるのか

中間報告の時点で「ここまでで十分」と判断されることは、実際によくあります。

よくある質問

Q. 相手の借金がいくらあるか知りたいのですが。

A. 金額は分かりません。信用情報も口座の中身も取得できないためです。確認できるのは、借入をうかがわせる事実があるかどうかまでです。金額を知ることが目的の場合、調査はおすすめしません。

Q. 前科があるかどうかは調べられますか。

A. 調べられません。前科の記録は本人と限られた機関しか参照できないものです。

Q. 相手の健康状態が心配です。調べてもらえますか。

A. 当社では対象にしていません。本人の同意なく扱うべき情報ではないと考えているためです。生活の実態としてお伝えできる範囲はありますが、通院歴や病名を調べることはしません。

Q. 出身地を知りたいのですが。

A. 生まれを判断材料にするための調査はお受けしていません。差別につながるおそれのある調査だからです。確認したいことを「今きちんと働いているか」「生活が安定しているか」といった内容に置き換えていただければ、その部分は確認できます。

Q. 戸籍を取ってもらえますか。

A. ご依頼者と対象者の関係によっては取得できません。取得できる場合も、目的が限られます。ご相談の際に確認します。

Q. どの事務所でも、調べられる範囲は同じですか。

A. 法律で決まっている部分は同じです。違うのは、確定できることと推測を分けて報告するかどうか、そして受けない依頼を決めているかどうかです。

Q. 相談だけしてもいいですか。

A. 構いません。お話を伺ったうえで「調査は必要ないと思います」「その内容ではお応えできません」とお伝えすることもあります。その場合も費用はいただきません。

Q. 費用はどれくらいかかりますか。

A. 何を確認するかと、何名で何日動くかで決まります。結婚を視野に入れた背景の確認では、調査員3名・3週間から1か月・29万円からお受けしています。料金ページもご覧ください。

ご相談は無料です。まだ依頼を決めていない段階でも構いません。

確認したいことが調査で分かるかどうか相談する

お探しの相手がはっきりしている場合は、相手別のページのほうが具体的です。好きだっただけで付き合ってはいなかった相手は昔好きだった人を探したい|付き合っていなかった相手を探すときに残っている3つの手がかり、初恋の相手は初恋の人を探したい|手がかりがどこまで揃えば探せるのか、お付き合いのあった相手は元カレ・元カノを探したい|お受けできる場合とできない場合、学校で一緒だった相手は同級生・旧友を探したい|学校は教えてくれない・旧姓の壁をご覧ください。

出会った場所によって、残っている手がかりも線引きも変わります。マッチングアプリで知り合った相手、お店で会って源氏名しか分からない相手、故人の遺品に名前があった相手は、それぞれ進め方が違います。

探偵に頼む場合の流れと、当社がお断りする場合は人探しを探偵に依頼するとき|お断りする場合と、受けたのに進まない会社の見分け方にまとめています。

所在が分かったあとのほうが、迷うことは多いです。どうしても忘れられない相手の場合は忘れられない相手の人探し|「会いたくない」のに探してしまう理由、名前が思い出せない段階なら思い出の人を探したいとき、思い出す順番を変えてください|名前は最後でいい理由、連絡先が分からない場合は連絡先を知らない相手に連絡を取りたいとき|順番を間違えないために、連絡を取ってよい相手かどうかで迷う場合は忘れられない人に連絡を取りたい|連絡してよい相手と、してはいけない相手、会うことになった場合は忘れられない人と再会する前に、決めておいたほうがよいことをご覧ください。

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